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『おもいでばこ』便利すぎ!1日100枚写真を保存しても10年以上いけるポテンシャル

2015年07月04日 10時00分更新

 デジカメの普及はもちろん、今やスマホやタブレットにカメラ機能が標準搭載されるようになったことで、写真や動画の撮影は特別なものではなくなった。日常のちょっと気になるひとコマや食事、メモ代わりなど、場面を気にせず気楽に撮影できるようになったことで、写真や動画を楽しむシーンが劇的に増えている。それに比例して、非常に困る場面も増えてきた。それが、撮影した写真や動画の管理だ。

 日々写真を撮影しているとどんどん写真が溜まっていくが、どこに保存すべきかが非常に難しい。PCを持っていれば、PCで管理するのが最も簡単だが、PCがない場合は、デジカメ写真はSDカードなどのメモリーカードに保存したままにしていたり、スマホやタブレットの中に保存しっぱなし、という人も多いはずだ。スマホやタブレットなら、撮影した写真を一覧管理してすぐに表示できるのでまだいいが、SDカードに保存したままでは後で写真を見たいと思っても、どこに写真が保存されているのかすぐにはわからない。また、スマホやタブレットでも、写真の撮影枚数が多くなるとすぐに容量が足りなくなってしまう。かといって、撮影した写真をすべてプリントするのもお金がかかってしまう。そこでオススメしたいのが、バッファローのデジタルフォト・アルバム『おもいでばこ』シリーズだ。

おもいでばこ
デジカメやスマホの写真を内蔵HDDに保存して一元管理できる、『おもいでばこ PD-1000-L』。

 おもいでばこは本体に大容量HDDを内蔵し、デジカメやスマホの写真を保存して一元管理できるグッズだ。内蔵HDD容量が1TBの『PD-1000』と、2TBの『PD-1000-L』の2モデルをラインアップしている。2TBモデルの場合、管理できる写真や動画は最大で40万枚(1枚あたり3.5MBの写真の場合)。毎日100枚の写真を撮影したとしても10年分以上の写真を管理できる計算だ。普通の撮影頻度ならそう簡単に埋まってしまうことはないだろう。

 特徴はなんと言っても非常に手軽に活用できる点だ。まず、デジカメで撮影した写真の転送は、本体に用意されているSDカードスロットに写真を保存したSDカードを装着し、その横の転送ボタンを押すだけ。スマホやタブレットの写真転送も、USBケーブルでスマホを接続して転送ボタンを押すだけだ。あとは、おもいでばこがSDカードやスマホ内の写真や動画を自動的に取り込んでくれる。細かな操作が不要で簡単に写真が取り込めるのは、本機の最大の強みだ。しかも、取り込み時には転送済みの写真を自動でスキップして最新の写真のみを転送するようになっている。スマホなどでは日々写真が増えていくが、常に最新の写真だけが取り込まれるので、大量の写真を保存している場合でもスピーディーに取り込める。

おもいでばこ
本体前面にはスマホなどを接続するUSBコネクターと、SDカードスロット、取り込みボタンを用意。
おもいでばこ
デジカメの撮影データが保存されたSDカードを前面のSDカードスロットに装着し、右の取り込みボタンを押すと、自動的に写真が取り込まれる。USBコネクターにはスマホやUSBメモリーなどを装着することで、保存写真の転送が可能。

 また、おもいでばこは無線LAN機能を備え、『おもいでばこ専用アプリ』を使ってスマホやタブレットからワイヤレスで写真を転送できる。転送したい写真を任意に選んで転送することも可能なので、USB接続の自動転送よりも細かく管理できる。どこでも見たい写真はスマホやタブレットに残し、そのほかはおもいでばこに転送してストレージ容量を空けるといった使い方がしたい人はアプリ経由がオススメ。

おもいでばこ
スマホやタブレット向けの『おもいでばこ専用アプリ』。iOS版とAndroid版を用意。
おもいでばこ
おもいでばこ専用アプリを利用して写真を転送。WiFi経由で写真を転送できるので便利だ。

 おもいでばこのもう1つの特徴、それは取り込んだ写真を大画面テレビで簡単に楽しめるという点だ。おもいでばこはHDMI出力を備え、付属のHDMIケーブル(1.2メートル)で大画面テレビと簡単に接続できる。リビングの大画面テレビに写真を表示して、リモコンを操作し、家族や友人と大画面で写真を楽しめるのは嬉しい。本体サイズも幅154×奥行き118mm×高さ37mmと省スペースなので、テレビサイドに余裕で置いておける。

 しかし、おもいでばこに大量の写真を取り込むと、今度は思い出ばこ内で目的の写真を探すのに苦労しそう、と感じるかもしれないがその点も心配無用。取り込んだ写真は写真データに保存されている撮影日時などのデータを利用して自動的に整理され、カレンダー形式で写真を整理して表示される。年や月、日ごとに絞り込んで写真が表示されるので、目的の写真もすぐに見つけられるはず。

 最新モデルでは従来モデルに比べて搭載CPUが強化されており、表示するカレンダーや写真の切り替えがよりスムーズになった。画面切り替え時の待ち時間はほとんどなく、写真もパッと表示が切り替わるので、気持ちよく次々と写真を楽しめる点も大きな魅力だ。

おもいでばこ
おもいでばこはHDMI出力を備え、大画面テレビなどに接続して写真を表示できる。
おもいでばこ
このように取り込んだ写真を大画面テレビに表示して楽しめる。
おもいでばこ
おもいでばこのホーム画面。ここから写真の表示などの操作を行なう。
おもいでばこ
取り込んだ写真は撮影日時で自動的に整理され、カレンダー形式で簡単に閲覧できる。

 『アルバム』機能の活用も便利。これは文字通りプリント写真のアルバムに相当する機能で、特定の写真をグループとして管理できる。例えば、旅行に行った時に撮影した写真をアルバムとして登録する、といったような具合だ。また、撮影日時を利用したアルバム自動生成機能も用意。家族の誕生日などの記念日を登録しておけば、その日の写真が自動的に収集される。この年の誕生日はこんなことをしたんだ、というように思い出も鮮明に蘇るはずだ。

 加えて、音楽を再生する機能も用意。好きな音楽データを転送しておけば、音楽と一緒に写真を表示できる。淡々と写真を表示するよりも臨場感が高まり、より楽しく写真が楽しめると感じる。

おもいでばこ
アルバム機能を活用すれば、旅行や記念日の写真もすぐに見つけられる。
おもいでばこ
音楽ファイルを転送しておけば、その音楽をBGMにしながら写真を表示できる。

 ちなみに、おもいでばこ専用アプリをインストールしたスマホやタブレットなら、おもいでばこに取り込んだ写真をワイヤレスで表示できる。無線LAN(IEEE802.11b/g/n準拠)経由で写真が表示されるので、自分の部屋で写真を見たい時などに便利だ。

おもいでばこ
スマホやタブレットでは、おもいでばこ専用アプリを利用して取り込んだ写真を閲覧可能。ネットワーク内なら好きな場所で写真を楽しめる。

 写真は、撮影して終わりではない。撮影後に家族や友人と見返し、思い出を蘇らせてこそ、その真価が発揮される。特に撮影してから時間が経過すればするほど、より一層“懐かしさ”が高まる。そういった意味で、デジカメやスマホなど撮影機材を問わず、撮影した写真を簡単に管理・閲覧できるおもいでばこは、写真撮影を日常的に楽しむようになった現在、一家に一台の必需品と言ってもいいほどの魅力的な製品と言える。

 実売価格は1TBのPD-1000が3万6200円前後、2TBのPD-1000-Lが4万9500円前後と、PD-1000のほうが価格的には当然お手頃だ。しかし、GB単価(1GBあたりの価格)ではPD-1000-Lのほうがお得。しかも、最近ではカメラの撮像素子の画素数が高まったことで、写真1枚の容量がどんどん増えてきている。そのため、余裕を持って写真を保存できるという意味で、2TBのPD-1000-Lを特にオススメしたい。

■関連サイト
おもいでばこ製品ページ

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