NYは女性起業家比率が高いそうですよ |
写真:David Saddler |
「シリコンバレーは有名ですが、業界第2位のニューヨークについては知られていないため『シリコンアレー』(Alley=裏通り)と呼ばれています」
ベンチャー企業が集まる『Morning Pitch EXPO 2015』で1日、トーマツベンチャーサポートの金澤靜香さんは注目しているニューヨークのスタートアップカルチャーについて紹介した。
シリコンアレーはマンハッタン南部に位置する、2008年の金融危機で企業が撤退したオフィスに多くのスタートアップが入居した地域。投資家比率も高く、スタートアップ都市としてはロンドンなどよりも注目が高いそうだ。
シリコンアレーは女性起業家にも注目
月額10ドルで最新コスメを試せる『Birchbox』。男性用もある |
写真:Birchbox |
起業家全体にしめる女性比率が高いのも、シリコンアレーの特徴のひとつ。割合はシリコンバレーの10%に対して18%だ。
「たとえば『Birchbox』は、ハーバードビジネススクール出身の女性がたちあげたサービス。月々10ドルでコスメのサンプルが試せるもので、ギフトをもらっているようで楽しいですよ。今年はリアル店舗も出すということです」
また、もともとニューヨークは東海岸の金融街ということもあって、金融あるいはメディア系のスタートアップも目立つという。
「メディア系なら若年層向けの動画メディア『NowThis』。Vineなら6秒、Instagramなら15秒など、ソーシャルネットワークのコンテンツ利用者が閲覧する時間に合わせてコンテンツを最適化して配信しています」
シティボーイを地でいく楽しげな西海岸に対し、東海岸は都市生活に根づいたエスタブリッシュメントのイメージか。『ビットバレー』を抱く東京に近いのはどちらかというと東海岸なのかも。ダジャレってところもふくめて(あっ)。
■関連サイト
トーマツベンチャーサポート
Morning Pitch
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります