住宅ローンは、他の金融機関の別の金利のローンに乗り換えることが実は可能だ。
マンションや一戸建てなど、多くの人にとって一生でいちばん大きな買い物であろう住宅。どのようなローンを組むか悩むところだろう。しかし購入した後、一度組んだ同じローンを何十年もかけて払い続けるだけ、というような人も多いのでは。
金融ベンチャー企業のMFSは、住宅ローン乗換支援に特化したAndroid向けアプリ『モゲチェック』のベータ版を2015年6月22日にリリースした。全国120行の1000本以上の住宅ローンを網羅して、現在設定している金利や残り返済額と照らし合わせて、もっともお得になるローンをランキングから選ぶことができる。8月4日にはiPhone版の提供も予定している。
使い方はまず、自分の組んでいる住宅ローンの情報を入力する。銀行名、借入額、残りの返済額、金利、金利のタイプなど、簡単な項目の入力だけでオーケーだ。
すると入力したローンの情報から、現在の変動金利、複数の固定金利で乗り換えした場合のメリット額のサマリーが表示される。
ランキングでは金融機関の商品別に、乗換メリット額の高い順にローンが確認できる。詳細から、お得になる金融商品に申し込みが可能だ。総返済額、月々の返済額などもチェックできる。もちろんローンの期間や金利が考慮されるため、ランキングの内容は人によって異なる。
日本では約800万世帯の住宅ローンがあり、その中で乗換は年間15万~20万件だという。そもそも住宅ローンを切り替えられるということ自体を、知らない人も多いのではないだろうか。
現在は、過去ないほどに住宅金利が低い状況だ。過去に高金利ローンを借りたまま、今でも同じ金利で払っている場合など、乗換にかかる手数料などを含んでも返済額が数百万円も支出削減するほど節約できるケースもあるという。アプリ自体の利用は無料、住宅ローンを組んでいる人は一度モゲチェックを使ってメリットがあるかどうか確認してみるだけでも良いだろう。
ちなみにモゲチェックという名前が気になる人もいるかもしれないが、英語で抵当ローンを意味するモーゲージ(Mortgage)をチェックするということが、アプリ名の由来だ。
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モゲチェック
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