ブレイキング・ニュース。事件が起きたとき、“一次情報”はインターネットにある。
YouTubeが最新のニュースやお天気の情報などを集めるチャンネルYouTube Newswireをスタートさせた。提携先Storyfulの担当者が“ジャーナリスト”として動画の選定にあたっている。すごい話だ。ジャーナリストとは何ぞや。
チャンネルではホワイトハウスや司法省などアメリカの官公庁、一般投稿者、新聞社がアップロードした動画などがミックスされている。いまのトップニュースは、チャールストン近郊で起きた銃乱射事件に関する特集だ。
公式ブログによれば、ただアルゴリズムと人選によって動画を集めるだけでなく、事実確認や人権保護のための機構も整えているとのことで、インターネットで報道を再発明してやろうという感じを見せている。
それにしても、時代がものすごいスピードで変わっている。つい先日も「『テレビいらずだねぇ』革命的に便利なYouTubeニュース連続再生サイトNetTV-News」を書いたばかりだが、すべての情報はインターネットに流れていっている。
最近、放送局がツイッター公式アカウントで「話を聞かせてください」と大量のリプライを送りまくっていたことが騒ぎになった。いまや情報はインターネットで“配信”されていて、あとはそれをどう編集(収集)するかという話になりつつある。
このままYouTubeが勢力を増せば、報道の中心はYouTubeということになりかねない。ちなみに動画広告市場において、YouTubeはぶっちぎりのトップといわれている。グーグルが真実を支配するというのはおっかない世界のような気もするけど。
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