待ってたよ! |
全世界の興奮がおさまらない。
16日にクラウドファンディングKickstarterで資金の募集を始めたゲーム『シェンムーIII』が、わずか3日目にして313万ドル(約3億8000万円)を超える出資を集めてしまった。当初予定していた200万ドルの目標はぶっちぎりで突破した。
まあシェンムーといっても若い子は知らないかもしれない。おじさんたちにどれだけのインパクトがあったのか、発表時のGameTrailers LiveのYouTubeを見てもらうとわかりやすい(29秒あたりから発表される)。
プロジェクトには4000件を超えるコメントが寄せられている。「ついに夢がかなう」「最高に興奮している」といった声援から「VRサポート希望」「ドリームキャスト本体も作ってくれ」といった濃すぎる要望まで様々だ。
あまりにもあっさりと目標を達成してしまったことを受け、18日には鈴木裕代表率いる開発チームが新たな目標を500万ドルに設定。出資に応じてゲーム内のイベントなどを追加できるという。そのくらいすぐ達成しそうではある。
シェンムーは1999年にドリームキャストで第一弾を発売したゲームソフト。2年後の2001年に続編『シェンムーII』を発売したあと、ストーリーが未完のまま止まってしまっていた。きわめて自由度の高いゲームで、日本のみならず海外での評価も高かった。
一方、製作費が莫大であったことでも有名。『ゲーム史上空前の制作費70億円』とCMで堂々と銘打ったことも話題を呼んだ。当時の製作費を考えると現在の出資額はまだまだほんの一合目なのかもしれない。
ともあれまだまだゲームの出荷開始までは遠く、目標達成とはいえみんなが夢を買っている段階だ。出資者の気分はさしずめ「ガチャガチャ1回5ドル、やってみるか!」ってところとお察しする。
●関連サイト
Kickstarter
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