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Xperiaとハイレゾプレーヤーを聴き比べる:Xperiaで楽しむハイレゾの世界

2015年06月19日 09時00分更新

 ハイレゾ連載では私物の『Xperia Z3 Compact』をハイレゾを聴く目的で活用してきましたが、本格的にハイレゾを聴く携帯音楽プレーヤーマニアの間では数万円~数十万円のハイレゾ専用プレーヤーを購入して使うユーザーが多いのも事実。もしかして、Xperiaって専用プレーヤーに音質的に太刀打ちできるの?と思っちゃいますよね。

 そこで、5月末発売と今が旬の専用プレーヤーであるAstell&Kernの『AK Jr』(直販価格6万9800円)とXperia Z3 Compactで、LiSAの『Rally Go Round』(FLAC形式、96.0kHz/24ビット)という曲のハイレゾ音源で聴き比べしてみました。

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↑Astell&Kernの携帯音楽プレーヤー『AK Jr』(直販価格6万9800円)でテスト。ヘッドホンはオーディオテクニカの『ATH-CKR10』です。

 まずは『Xperia Z3 Compact』で試聴。これは確かにハイレゾ!とわかるくらいにボーカルとバックバンドの分離も鮮明で、シンバルの金属音もきちんと鳴っています。

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↑『Xperia Z3 Compact』でハイレゾ試聴。

 しかし『AK Jr』で同じ音源を聴くと、やっぱり違います。曲冒頭のエレクトリックギターの鳴りから音のパワーを感じ、曲がよりノリよく、ベースの重低音もよりエネルギッシュ。バンド演奏もXperiaでは鳴らない音が聞こえてきます。

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↑『AK Jr』でも同じ音源を試聴。

 ちょっと曲を変えてクラシックより『カラヤン~ザ・ベスト・オブ・マエストロ~アビイ・ロード・スタジオ新リマスターによる』を聴いても、『AK Jr』のほうが音がみずみずしく鮮明です。

 うーん……やはり7万円のハイレゾプレーヤーは強し。『Xperia Z3 Compact』単体で聴いて音質は十分満足していても、『AK Jr』を体験すると、やはり上には上が……と思い知らされます。

 それでは、前回試した『Xperia Z3 Compact』にOPPOのポータブルアンプ『HA-2』を組み合わせた状態と、『AK Jr』を比べてみましょう。

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↑前回検証したOPPOの『HA-2』を持ち出して検証。

 改めて聴くと、やはりポタアンの『HA-2』は『AK Jr』とはだいぶ音の傾向が異なります。『HA-2』はダイナミックさよりも曲全体の解像感と、音分離もより端正に鳴らすタイプ。よりクセがなく高音質でボーカルが聴きやすいのと、クラシックなど落ち着いた曲を聴くのにも向いています。Xperiaといっしょに『HA-2』を持ち歩けるなら、この高音質はやはり携帯音楽プレーヤーに匹敵します。

 Xperiaの音質を聴き比べてていたつもりだったのに、いつの間にか携帯音楽プレーヤーとポタアンの話へ。いやはや、ハイレゾの高音質の世界は音の違いがわかりはじめると奥深い……。そんな沼への入門用に最適なのが『Xperia』などのハイレゾ対応スマホなんですね。

●関連サイト
ソニーモバイル
OPPO Digital Japan
Onkyo HF Player

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