馬肉好きよ駆け込め！神楽坂「肉寿司」と日本酒がウマすぎて溺れる

2015年06月12日 11時30分更新



この肉はなんだ!?

　こんにちは、さすらいの肉欲女子ナベコです。
　今日は週刊アスキー編集部の最寄り駅、飯田橋にほど近い場所に新たな肉スポットが登場したと聞きつけ、着手中の原稿の合間にふらふらと訪れてみました。

神楽坂の新たな肉スポット『神楽坂肉寿司』にやってきた

　そこは『神楽坂肉寿司』という、肉好きにはたまらない“肉寿司”専門店。6月9日にオープンしたばかりで、6月14日までの期間限定でオープン記念特典キャンペーンが開催中でした。よ～し、肉を喰らうぞ！



6月14日までオープン記念キャンペーン開催。ただし「越乃景虎1杯10円」はすでに完売。

　さて飲み物は……。おや、オープン記念で生ビールが特別に1円ではないですか。1円ですよ、1円！いや、本当はビールを飲む気なんてなかったんですよ、原稿残っているので。でもね、こういうのは祝い事だし……。なんて考えているうちに、気が付いたら目の前には生ビールが置かれていました。なんと!! （まぁ条件反射で頼んでいるってことありますよね）

　ということで、『神楽坂肉寿司』さんのオープンを祝って、カンパーイ!!

　お通しは水茄子でした。やはり「わかっている」感じのウマイもの出してきますよ。んふふふ。

『神楽坂肉寿司』のメインは馬肉。提供される肉寿司は内容によっては牛、豚、鶏などもありますが、基本的なものは馬肉で構成されています。メニューは席に置かれている分厚い『馬肉の教科書』を開くと書かれており、馬肉へのこだわりをアツく感じます。



馬肉情報が掲載された分厚い本、『馬肉新書』とメニューが一体化しているという。これちょっとびっくり。

肉寿司を喰らう、喰らう！

　まずいただいたのは『赤身』（通常一貫180円）。これは、同じく6月14日までのキャンペーンの一環で、なんと二貫をプレゼントとして無料で出してもらえました。
　馬肉の肉寿司を語るのなら、まずこの赤身を食べるのがベーシック。力強く、それでいて淡白な馬肉の大きな切り身をひと口でほおばることの至福！酢飯と絡むことで日本人の心の核に訴えかけてきます。ああ、「肉を喰らっている」という感じ。おいしい！

　気になって頼んでみたのは、極みの文字が入った『極み寿司』（一貫180円）。実はこれ、ちょっとびっくりですが豚の皮なのです。珍しいですよね。
　ネタの上には柚子胡椒が乗っており、醤油をつけなくてもいただけます。口に入れると、皮～という感じのモチモチ感と香ばしさ。極みの名に恥じない、初めて出会えたウマさです。ああ、ビールが進む！

『馬肉に合う日本酒』との衝撃の出会い

　1円の生ビールをカーッと流し込んだあとは、やはり、日本酒が飲みたくなりました！原稿？ん、そんなのあったっけ？
　日本酒は『利き酒3点セット』（980円）などもありますが、気になったのは『馬肉に合う日本酒』。実はこれキャッチコピーではなく、まんま日本酒の銘柄なのです。

　栃木小山の若駒酒造がつくった馬肉の旨みを引き立てる日本酒。値段はグラス530円です。飲むっきゃないでしょ、これは！

　ク～～。
　本当にウマイ。とてもまろやかで優しい口当たりなのに、コクと力強さが醸され馬のようにしっかりしたバランスです。まるで風そよぐ草原に馬の蹄の音が聞こえてくるような、胸躍る日本酒の世界が広がっていると形容しましょう！

肉寿司の進撃は止まらない…

　馬肉に合う日本酒で馬肉欲が加速です。馬肉の中であっさりした『ハラミ』（一貫270円）を頼みました。柔らかい食感と上品な味わいで何貫でも食べられそうな魔性の味わいです。

　お次は『ネギとろ』（一貫250円）。ネギとろといってもマグロではなく馬肉です。このキレイな桜色を見てください！
　ネギとろってだいたいウマイんですよね。そしてこの馬肉のネギとろは想像以上にウマかった！馬肉のウマみがトロットロになって複雑に絡まり日本酒に合わせていただくと涙が出ちゃうくらいの美味。

　そろそろ小腹も満たされてきたので、最後にしっかり脂が乗ったネタを食べたいと贅沢な『和牛かいのみロッシーニ』（一貫580円）を頼んでみました。
　こちらは馬ではなく牛肉でして、贅沢にネタの上にフォアグラとトリュフが乗っています。ひと口でほおばってみると、ウマみがつまった牛肉とフォアグラとトリュフが至福のマリアージュ！ああ、卒倒しそう。

　すっかりほっぺが落ちきったナベコですが、『神楽坂　肉寿司』にはまだまだ桜肉刺し、ユッケ、馬わさ、ヒレ刺しなど、酒のアテのメニューも豊富に用意されており、ともすればどんどんお酒が進んでしまいそう。
　もっと食べたい、もっと飲みたい……。あ、でもそろそろ戻らなくちゃ。



ちなみに、ユニークなことに店内の箸には肉寿司特製の“お味くじ”が添えられています。開くと、全体運から願事、失物、手品（←!?）、金銭、虫捕り（←!!）、恋愛運についての導きを授けてもらえます。

　それにしても、馬肉がウマイ、日本酒がウマイ店を編集部の近くにできたことがこの上なくハッピー。これからも原稿の手を止めて来てやるぞ！



『神楽坂肉寿司』は神楽坂の庶民的な風情を感じさせる“みちくさ横丁”の一角にあります。呑兵衛ナベコにはほかにもつい足を止めて1杯やりたくなる店があちこちに！