この連載では、ここ最近話題になっているもしくは話題になった格安SIMのAPN設定や実測速度を紹介していきます。
今回は、ケイ・オプティコムのKDDI回線の格安SIM『mineo』の計測と初期設定をチェックしていきます。なお同社は、KDDI回線に加えてドコモ回線を利用した格安SIMを9月から展開することを発表し、国内初のマルチキャリアMVNOとなりましたね。
タイプ | 基本データ容量 | |||
---|---|---|---|---|
500MB | 1GB | 3GB | 5GB | |
シングルタイプ (データ通信のみ) | 756円 | 918円 | 1058円 | 1706円 |
デュアルタイプ (データ通信+音声通話) | 1415円 | 1577円 | 1717円 | 2365円 |
●“mineo”の実測速度を確認
※計測の端末はAQUOS PHONE SERIE SHL25を、計測アプリは『RBB TODAY SPEED TEST』を利用。東京・池袋駅付近で計測しました。
5月31日(日) 12時前後 | 5月31日(日) 22時前後 | 6月2日(火) 12時前後 | 6月2日(火) 22時30分前後 | |
下り | 9.44Mbps | 4.14Mbps | 10.41Mbps | 10.79Mbps |
上り | 4.34Mbps | 5.86Mbps | 3.94Mbps | 4.38Mbps |
平日、土日の昼ごろと夜の回線が込み合うピークタイムで計測。5月時点で、利用者の多いドコモ回線を利用した格安SIMの速度と比べると、非常に好調な結果と言えるかと思います。特に平日の昼ごろ、最も混み合うピークタイムで10Mbpsを超える下りの速度は魅力的です。
●iPhoneで“mineo”を使えるようにする手順
※iOS 8以上ではデータ通信は利用できません。
iPhone用に、“構成プロファイル”が用意されているので、公式サイトからインストールするだけで使えるようになります。ただし、iPhone 6およびiPhone 6 PlusではSIMフリー版、au版ともにmineoが利用できないほか、iOS 8を搭載しているau版のiPhoneでは音声通話とSMSのみの対応なので、あまりメリットはありません。詳しくは、mineoの公式ページにある動作確認端末一覧でチェックしてください。
mineoのユーザーサポートから“ネットワーク設定(iOS端末)”へアクセスして、Safariから構成プロファイルをインストール。設定の“モバイルデータ通信”から、“モバイルデータ通信”と“LTE回線を使用”にチェックをオンにすればLTEで通信できるようになります。
●Androidで“mineo”を使う手順
APN | mineo.jp |
ユーザー名(ID) | mineo@k-opti.com |
パスワード | mineo |
認証タイプ | CHAP |
“設定”を開いて“その他”から、“モバイルネットワーク”→“auネットワーク設定”→“高度な設定”の順にタップ。
“ID/パスワード設定”の項目に、ID を“mineo@k-opti.com”、passwordを“mineo”を入力。
“PPP認証方式”の“CHAP”を選択。
“APN設定”に、“mineo.jp”を入力。
高度な設定のページにある、“CAP接続を有効にする”にチェックを入れれば、使えるようになります。
※SIMロック解除の有無に関わらず、キャリアの端末で格安SIMや他キャリアのSIMカードを使うと、サポートが受けられなくなったり、端末に不具合が生じる危険性があります。編集部では責任を負いかねますので、すべて自己責任で作業してください。
●関連サイト
mineo
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