この連載では、最近話題になっている格安SIMの初期設定や実測速度を紹介していきます。今回は、“これでもう迷わない。”がキャッチコピーの日本通信『b-mobile SIM 高速定額』を試していきます。
b-mobile SIM 高速定額は、データ通信専用のプランが2138円、070/080/090の電話番号からの音声通話の発着信が可能なプランが3002円となっています。
iPhone用に“構成プロファイル”が用意されているので、公式サイトからインストールすればすぐに使用できます。
●iPhoneで“b-mobile SIM 高速定額”を使えるようにする手順
APN | bmobile.ne.jp |
ユーザー名 | bmobile@4g |
パスワード | bmobile |
日本通信の設定方法ページから、構成プロファイルをダウンロード。
構成プロファイルをインストールすれば準備完了。
モバイルデータ通信とLTE回線を使用のチェックをオンにしてしばらく待つと、LTEで通信できるようになります。
●Androidで“b-mobile LTE使い放題”を使えるようにする手順
APN | bmobile.ne.jp |
ユーザー名 | bmobile@4g |
パスワード | bmobile |
認証タイプ | PARまたはCHAP |
“設定”を開いて“その他のネットワーク”から“モバイルネットワーク”をタップ。
次に“アクセスポイント”をタップして、右上のメニュー表示から新しいAPNを選択。
名前を会社名や契約したプラン名など判別できる内容にして、APNに“bmobile.ne.jp”、ユーザー名に“bmobile@4g”、パスワードに“bmobile”をそれぞれ入力します
下のほうへスクロールすると出てくる認証タイプから“PARまたはCHAP”を選択。
モバイルデータ通信にチェックが入っているかを確認。また、ネットワークモードはLTEと3Gが含まれているものを選びます。なお、機種によっては3GがWCDMAになっていることもあります。
●“b-mobile SIM 高速定額”の実測速度を確認
※計測の端末はXPERIA Z1 SO-01Fを利用。計測アプリは『Speedtest.net』と『RBB TODAY SPEED TEST』を利用。
Speedtest.net |
SPEEDTEST | 12月21日(日) 12時40分前後 | 12月21日(日) 22時20分前後 | 12月22日(月) 12時30分前後 | 12月22日(月) 22時40前後 |
下り | 1.01Mbps | 6.46Mbps | 1.01Mbps | 11Mbps |
上り | 1.78Mbps | 4.49Mbps | 1.78Mbps | 5.58Mbps |
RBB TODAY SPEED TEST |
RBB | 12月21日(日) 12時40分前後 | 12月21日(日) 22時20分前後 | 12月22日(月) 12時30分前後 | 12月22日(月) 22時40前後 |
下り | 1.17Mbps | 3.54Mbps | 0.17Mbps | 5.08Mbps |
上り | 0.33Mbps | 0.59Mbps | 0.52Mbps | 8.29Mbps |
平日、土日の昼ごろと夜で計測。平日の12時から13時はピークタイムで数値が下がりました。それでも、メールのチェックやLINE、パズドラなどの通信が必要なゲームは問題なく利用可能。ブラウザーはモバイル向けに最適化されていれば少し待てば見られるといった具合でした。
また、夜の22時時50分前後で、15Mbps以上の速度をたたき出すことも。混む時間帯以外は、7Mbps以上出ていることが多いです。
個人的に最もインパクトがあったのが、通勤時に1時間程度もスムーズに動画を視聴できた点。ちなみに通話対応プランでは、ドコモの通話品質と変わらず通話可能でしたので、メイン回線として他のキャリアからMNPするのもアリかもしれません。
※記事初出時タイトルがU-mobileとなっておりました。正しくはb-mobileの誤りです、大変申し訳ございませんでした。
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