ASUSは、6月1日に台湾で開催されるCOMPUTEX 2015に先立ち、新モデル発表会“Zensation”を開催。7~10インチまで4種類ラインアップをそろえた、タブレット『ZenPad』シリーズを発表しました。
4モデルで背面のデザインなどを統一。ファッショナブルなイメージ展開を狙っているようで、イベントの途中にファッションショーのような演出で、ZenPadシリーズをアピールしていました。
↑ZenPadを持ったファッションモデルがステージをウォーキング。 |
↑ジョニー・シー会長もモデルに混じってキメポーズ! |
・『ZenPad S 8.0』
イベントでイチオシとして紹介されたのが、8インチの『ZenPad S 8.0』です。解像度は1536×2048ドットで視野角が178度と広いのが特徴。アスペクト比はAppleのiPadシリーズのような4:3に近く、片手でも持ちやすいサイズなので、電子書籍やコミックなどの閲覧によさそう。
↑横幅は134.5ミリ。両手で持ったほうが使いやすい。 |
背面は横置きにしたときの下部が別素材になっているデザイン。これはほかの3モデルも同じで、統一されたイメージとなっています。
↑背面はふたつの素材を組み合わせた独特なデザイン。 |
↑レザーふうの素材が使われていて高級感があります。 |
ZenPad S 8.0は搭載するCPUに合わせて数モデル用意されていますが、最上位モデルには専用のスタイラスペン『ASUS Z Stylus』が付属します。また、最上位モデルはUSBコネクターにUSB Type-Cを採用しています。
↑1024段階の筆圧検知で、メモ帳がわりにサラサラと書けるASUS Z Stylus。 |
↑ペン先は1.2ミリとかなり細いタイプです。 |
↑ハイエンドモデルのみUSB Type-C端子で、下位モデルはマイクロUSB端子。 |
CPUは『ZenFone2』と同じインテルのAtom Z3580(2.3GHz、クアッドコア)を採用。そのほか公表されているスペックは下記のとおりです。
●ZenPad S 8.0(Z850CA)のおもなスペック
CPU Atom Z3580(2.3GHz、クアッドコア)/Atom Z3560(2.3GHz、クアッドコア)
OS Android 5.0
メモリー 2GB/4GB
ストレージ 16GB/32GB/64GB
ディスプレー 8インチ(1536×2048ドット)/Gorilla Glass 3
カメラ 800万画素(フロントカメラ500万画素)
バッテリー 15.2Wh
サイズ 約134.5(W)×6.6(D)×203.2(H)mm
重量 約317g
・『ZenPad 8.0』
同じく8インチながら、800×1280ドットと16:9のアスペクト比のディスプレーを採用しているのが『ZenPad 8.0』。横幅は123ミリとZenPad S 8.0と比べると、かなり縦長の印象になります。
↑片手でガシッと持つならこのサイズがいいかも。 |
↑背面はZenPad S 8.0と同じデザイン。 |
ZenPad 8.0の特徴はアクセサリーとして豊富なカバー類が用意されていることです。たとえば、『Audio Cover』は前面カバーに追加バッテリーとスピーカーを搭載しています。
↑5.1チャンネルのスピーカーを搭載した『Audio Cover』。 |
『Audio Cover』は、ZenPad 8.0の背面カバーと一体になっています。そこで本体背面とカバーを端子でつなぐことで、バッテリーの充電や音声の出力などが可能になっています。
↑前面カバーの部分にスピーカーを搭載。動画の視聴にピッタリ。 |
↑Audio CoverとZenPad 8.0の背面パネル下にある端子。カバーをはめるとここが接触する。 |
このほか予備バッテリーのみを追加した『Power Case』やハンドバッグようなデザインになる『Zen Clutch』といったカバーをラインアップする予定。Zen Clutchはカラフルで女性にピッタリのデザインです。
↑ぱっと見はハンドバッグのような『Zen Clutch』。 |
↑中にはカードポケットなどもあり、実用性も十分。 |
ZenPad 8.0も複数モデルがあり、LTE対応モデルもラインアップされています。CPUは、WiFiモデルがインテルの『Atom x3ーC3200(クアッドコア)』で、LTE対応モデルはクアルコムのSnapdragonを採用しています。そのほか公表されているスペックは下記のとおりです。
●ZenPad 8.0(Z380KL)のおもなスペック
CPU MSM8916(クアッドコア)/MSM8929(オクタコア)
OS Android 5.0
メモリー 1GB/2GB/3GB
ストレージ 8GB/16GB/32GB
ディスプレー 8インチ(800×1280ドット)
カメラ 800万画素(フロントカメラ500/200万画素)
バッテリー 15.2Wh
サイズ 約123(W)×8.5(D)×209(H)mm
重量:約346g
・『ZenPad 7.0』
タブレットとしてはコンパクトな7インチ(800×1280ドット)のディスプレーを搭載したのが『ZenPad 7.0』です。背面デザインなどはやはりほかのシリーズと同じです。また、こちらのZenPad 7.0にも『Power Case』などアクセサリーが用意されており、小型タブレットとはいえ、新しいZenPadの思想はキッチリと反映されています。
↑横幅11.09ミリでしっかりとホールドできるサイズ。 |
↑背面のデザインは同じですが色はカラフルでポップな印象。 |
こちらもLTE対応モデルとWiFiモデルがラインアップされています。SIMスロットとマイクロSDカードスロットは背面パネルを外した中にあります。
↑左がSIMスロットで右がマイクロSDカードスロット。背面パネルを外せばアクセスできます。 |
そのほか公表されているスペックは下記のとおりです。
●ZenPad 7.0(Z370CG)のおもなスペック
CPU Atom x3-C3230(クアッドコア)
OS Android 5.0
メモリー 1GB/2GB
ストレージ 8GB/16GB
ディスプレー 7インチ(800×1280ドット)
カメラ 500万画素/800万画素(フロントカメラ30/200万画素)
バッテリー 13Wh
サイズ 約110.9(W)×8.7(D)×189(H)mm
重量 約272g
・『ZenPad 10.1』
今回のZenPadシリーズで最大サイズが『ZenPad 10.1』です。10.1インチ(1280×800ドット)のディスプレーを採用し、ドッキング式のキーボードが付属しているので、ノートPCライクな使い方も可能です。
↑長辺251.6ミリの大型タブレット。解像度は1280×800なのでやや精細さには欠けます。 |
↑キーボードが付属しており、ドッキングさせてクラムシェルタイプとして使用可能。 |
ZenPad 10.1はLTEモデルと3Gモデル、WiFiモデルの3種類ラインアップ。SIMスロットはほかのモデルとは違いキャップタイプで、背面カバーを開けずにアクセスできるので、差し替えは容易です。
↑本体側面のキャップを開けるとSIMカードスロットとマイクロSDカードスロットがあります。 |
↑キーボード上部はスピーカーになっているので、ゲームや動画との相性も◎。 |
そのほかのスペックは下記のとおりです。
●ZenPad 10.1(Z3000CL)のおもなスペック
CPU Atom Z3560(クアッドコア)
OS Android 5.0
メモリー 2GB
ストレージ 8GB/16GB/32GB/64GB
ディスプレー 10.1インチ(1280×800ドット)
カメラ 500万画素(フロントカメラ200万画素)
バッテリー 18Wh
サイズ 約251.6(W)7.9(D)×172(H)mm(タブレット時)、約251.6(W)16.5(D)×172(H)mm(キーボード装着時)
重量 約510g(タブレット時)/965g(キーボード装着時)
4モデルいずれも今年後半に投入される予定ですが、価格や日本での展開は未定。ただし4モデルとも日本語ロケールが用意されていたので、日本への投入もあるかも。ASUSからの発売アナウンスを期待して待ちましょう。
↑技適マークは見つけられませんでしたが、日本語ロケールはありメニューなどを日本語表記に変更可能。 |
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