Aiptekはディスプレイを外部に投影できるプロジェクターを内蔵したタブレット『ProjectorPad P70』(P70)を出展していました。画面出力は最大120インチ、迫力の映像が楽しめます。
↑7インチタブレットとしてはやや大き目なP70。 |
ProjectorPad P70の本体サイズは縦横サイズが210x119ミリ。7インチタブレットとしてはやや大柄です。ソフトキーの右横に大きなスペースが取られていますが、ここに薄型のプロジェクターが内蔵されているのです。なおディスプレー解像度は1024x600ドット。
↑縦方向はやや持ちにくいけど日本語対応がうれしい。 |
プロジェクターの分だけ長くなるので、このように縦方向にすると若干持ちにくい感じがします。写真にあるように日本語ロケールは標準搭載。スペックはCPUがクアッドコア1.6GHz、RAM1GB、ROM16GB、外部メモリー64GBまで、Android OS 4.4など。
↑側面に薄型プロジェクターを内蔵。 |
本体の上側面を見ると、10ミリの厚みの中に本格的なプロジェクターが内蔵されています。なおP70はWi-FiモデルなのでSIMスロットは無し。プロジェクターの反対側には電源とボリュームキーを搭載します。なお下に見えるのは専用のフリップカバーで、スタンドとしても利用可能。
↑プロジェクターは手動フォーカス可能。 |
本体右側面にはマイクロUSB端子と、同社の小型ピコプロジェクターと共通の電源端子を備えます。なお充電・給電はマイクロUSB端子からも可能。その間にはヘッドフォン端子も備えます。そしてプロジェクター側にはピントをマニュアルで合わせるためのフォーカスボタンがあります。画面を投影してピントがうまく合わないときは、これをスライドさせてピントを調整できます。
↑マット仕上げな背面側。 |
そして裏側には5メガピクセルのカメラを搭載。このカメラを使いながらプロジェクター投影できるといいのですが、残念ながら両者の向きが90度ずれているため、カメラのリアル映像をプロジェクターに出力することはできそうにありません。
↑ソフトキーを押すだけでプロジェクターがON。 |
プロジェクターの使い方は簡単で、ソフトキーの一番上にあるプロジェクターキーを押すだけ。これで画面表示がプロジェクターからも投影されます。なお画面がスリープしてもプロジェクターの表示は消えないように設定も可能。映画などを見るときも安心です。
↑内蔵なので手軽に外部出力可能。 |
↑文字も意外とはっきり見える。 |
さっそくプロジェクターを投影してみました。プロジェクターの解像度は854x480ピクセル。明るさは50ルーメン、コントラストは1000:1でこのサイズとしては相応のものでしょうか。なお内蔵バッテリーの容量は4000mAh。タブレット単体の利用は8時間、プロジェクターの利用は2時間となっています。プロジェクターを使う時は、普段は電源を繋いだ方がよいでしょう。
↑最大サイズは120インチ!但し保持が難しい。 |
プロジェクター最大出力サイズは120インチとのこと。このように展示スペースの机の上に投影してみましたが、隣のZenBook UX305が13.3インチ。それよりも大きいサイズで投影できています。とはいえこのように机の上に投影するためには、P70のプロジェクター面を机上面と水平に保たなくてはなりません。壁に向けるときも同様で、P70が上下に少しでも傾いていると投影される映像は長方形の形がゆがんでしまいます。このあたりは今後改良の余地がありそうです。
↑タブレットにプロジェクター内蔵は相性がいい。 |
ProjectorPad P70の価格は369ドル。タブレットとしては高いものの、仕事や教育用途などプロジェクターを使うシーンが多いならば、外付けプロジェクターを買ってそれぞれを持ち運ぶよりも楽でよさそうです。日本ではソフトバンクから『モバイルシアター』が発売になりますし、この『P70』も日本向けに販売してもらいたいものです。
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