ASUSは、COMPUTEX 2015に先駆けて開催した発表会“Zensation”にて、新作スマホやタブレットなどを発表しました。なかには液晶ディスプレーやゲーミングPCなども登場。さらに、発表会終了時に公開されたタッチアンドトライコーナーでは、可動式のハイエンドゲーミングPCもお目見えしました。
●IN WIN社のPCケースを採用したゲーミングPC
最も目を引いたのが、マザーボードやグラフィックボードを見せびらかすかのように展示されたゲーミングPCです。これは中国・IN WIN社の可動式PCケースを利用した新作モデル。マザーボードやグラフィックボードなどにASUSブランドの製品を利用する形で製品化の準備中だそうです。
通常時は一般的なタワーケースのようなフォルムですが、本体正面下部にあるボタンを押すことで、カバー部が開き、さらにマザーボードを収納した本体フレームも後方に傾く仕様。この本体の傾きや、カバーの開閉はすべて油圧ダンパーのような装置の動作によるものです。
カバーが開くと、マザーボードやグラフィックボード、そして、放熱板などがすべてむき出しになるため、内部をしっかりと冷却できるそうです。
ゲーム中、「ちょっと本気になるか」といったときにPC本体を変形させるなんてこともできそう。通常のタワー型PCスタイルから大きくオープンするところは。変形ロボットアニメで育った世代にはたまらないギミックだ。日本国内での展開などは未定だという。
このほかゲーミングPCとしてはノートPCが3モデルと液晶ディスプレー、キーボード、マウスなどが登場しました。
『ROG DISPLAY 34-INCH CURVED G-SNYC MONITOR』は、アスペクト比21:9の34インチ液晶。表示解像度は3440×1440ドット。画面は横に長いですが、適度にカーブがついているため、画面中央に立ったときの没入感の高さは非常に魅力的。デモではレースゲームでその社の広さを確かめられました。
ゲーミングに特化した“ROGシリーズ”のディスプレーだけに背面のデザインなども非常にクールです。
デザイン性を兼ねた放熱構造が特徴的な新登場のゲーミングPC『G75I』。“NVIDIA G-Syncテクノロジー”にも対応。グラフィックには、GeForce GTX 980Mを搭載しています。このほか薄型モデルの『G50I』や大画面モデル『GL552』なども登場しました。
新登場のゲーミングキーボード『ROG CLAYMODE』とマウス『ROG SPATHA』。キーボードはマクロキー機能を搭載するほか、バックライトカラーを1680万色から設定可能。さらにUSB 3.1のパススルーポートを搭載。マウスは12ボタンを装備し、最大8200dpiでの繊細な操作に対応。カラーカスタマイズ機能はキーボードと共通です。
●Adobe RGBカバー率100%対応の写真加工の本命ディスプレー
『ProArt PA329Q 4K/UHD Monitor』は32インチの4K(3840×2160ドット)対応ディスプレー。IPS方式を採用し、178度の視野角をサポートしています。
最大の特徴といえるのが、Adobe RGBカバー率100%対応の広色域表示に対応していること。さらに階調表現としては16ビットのルックアップテーブルをサポートするなど、まさに最高のグラフィック用ディスプレーの誕生です。
インターフェースは60Hz表示のできるDisplayPort 1.2、ミニDisplayPort 1.2。HDMI 2.0 (4K、60Hz) 端子に、30Hz表示のHDMI 1.4端子が2機、そして側面にUSB 3.0端子を4基搭載していました。
32インチと大画面ながら、ピポット機能に対応。手軽に回転することができました。想定か価格は2200ドル(27万4000円前後)です。
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