蒙古タンメン×ハンバーガーの発想をいったい誰が思いついたんだろうか?
ロッテリアに中本とコラボした『蒙古タンメンバーガー』が登場
ロッテリアではラーメン店『蒙古タンメン中本』とコラボした商品『蒙古タンメンバーガー』と『蒙古丼バーガー』を5月15日より東京で、19日より全国の店舗で販売します。ロッテリアではこれまでに『麺屋武蔵』、『大勝軒』とコラボしたラーメンバーガー、つけ麺バーガーに挑戦してきました。今回の『蒙古タンメンバーガー』は第三弾となります。今回は新たな挑戦として、パティのかわりにご飯をサンドし丼をイメージした『蒙古丼バーガー』も登場します。
ひと足先に『蒙古タンメンバーガー』を実食
『蒙古タンメンバーガー』は特製のスープとセット。 |
ラーメン店は多くあれど、激辛で有名な“中本”とハンバーガーの組み合わせはどんなものでしょうか。少し想像しただけだと、あまりウマくいくとは思えない……。その実態は!? 発売に先駆けて試食会にて味を確かめてきました。
包み紙には中本の顔である白根誠社長の写真が。 |
中本は板橋に本店を構える行列ができる人気ラーメン店。看板メニューは辛味味噌スープのラーメンに激辛の麻婆豆腐がかかった『蒙古タンメン』。ロッテリアの『蒙古タンメンバーガー』は大胆にもハンバーガーで『蒙古タンメン』を表現した商品なのです。
これが『蒙古タンメンバーガー』だ!
バンズにパティのごとく麺が挟まれています。 |
しっかり太麺。 |
手で持ってみるとこんなサイズ感。しっかり厚みはありつつ、ハンバーガーらしくガブッといける大きさです。 |
中には麺の他に麻婆豆腐と野菜が。麺の下には隠し味のようにマヨネーズが敷かれています。 |
『蒙古タンメンバーガー』を実際に見てみると、麺がしっかり太麺でボリューム感あることに圧巻です。麺と一緒に、蒙古タンメンの特徴である麻婆豆腐、そして野菜がバンズにサンドされており、蒙古タンメンがギュッと凝縮されたようなイメージです。豆腐は普通の状態だと水気が出てしまうので、バンズに挟めるようにかなり工夫したんですって。
気になる味は……
ハンバーガーでありながら中本!!
バグッとかぶりついてみると、弾力ある麺とバンズの触感が絶妙! 麺がスープにつけていない状態なのに、あまり硬くないのです。しっかりと食べ応えある状態でパティ状にフワッと収まっているという感じで、このままスープに通せば違和感なくラーメンとして食べられるというなかなかの代物でした。
麻婆豆腐は中本らしいピり辛な味ですが、バンズと一緒に食べることでまろやかな味わいとなります。麺の下に敷かれてあるマヨネーズがアクセントとなり、蒙古タンメン風味の中にハンバーガーのオリジナリティを感じました。
まとめを言うと、味わいや辛さは中本の『蒙古タンメン』を完全に再現しているわけではありません。特に辛さはバンズで中和されるなどでかなり抑えられており、中本でいうと『味噌タンメン』レベルだと思います。ですが、中本の味として意識せずフラットに食べても普通においしく、ハンバーガーで無謀にも異種フードであるラーメンを表現したと考えると十分以上の味わいに仕上がっています。
中本監修の辛ウマスープ
セットのスープをどう活用するかが鍵。 |
中本のラーメンスープらしく、野菜がたっぷり入っています。 |
『蒙古タンメンバーガー』のセットである中本監修の特製味噌味スープ。これをどう食べるかもミソです。もちろん、普通にスープだけで飲んでもかまいません。でも、せっかくならば麺をほぐしてラーメンみたいに食べたいですよね。
『蒙古タンメンバーガー』の麺をほぐしてスープにつけて食べました。普通にラーメン! |
先ほども書きましたが、麺がしっかりしているためスープに通すとお店のラーメンに近い感覚で食べられます。ファストフードだからという、チープ感はあまりありません。これはなかなか!
開発担当者の情熱がこもっています
『蒙古タンメンバーガー』、私は麺がとてもおいしいと感じましたが、ロッテリアの商品開発担当者さんの話によると開発段階で始めは麺を両面焼いていたけど、「それでは硬い」という中本の指摘があり、試行錯誤した上で片面のみを焼いて麺の弾力ある質感を生かすことに成功したということ。
ロッテリアの開発担当者さんが中本に何回も通いつめて商品の指導を受け、両者納得の味を完成させたいうことでした。 |
中本秘伝の一味唐辛子のブレンドやスープの味噌の配合は難しく、開発担当者さんが何度も中本に足を運んで指導を仰いだ上でようやく完成にこぎつけたということです。 『蒙古タンメンバーガー』には中本のこだわりと、ロッテリアの開発担当者さんの熱意がこめられています。
特別に中本秘伝の一味を使わせてもらいました
試食会では特別に、中本秘伝の一味唐辛子を使わせてもらいました。
バーガーに一味をかけてみました。辛ウマさ倍増! |
一味をかけたスープに、バーガーのバンズを浸して食べてみました。これもピリ辛でおいしい。 |
『蒙古タンメンバーガー』は、バンズなどで中和されることもあり全体的に実際の『蒙古タンメン』より辛さ控えめ。辛党派の人は自分で唐辛子など辛味調味料でアレンジして辛さをプラスしても良いでしょうね。
『蒙古丼バーガー』が想像以上の良作
こちらは『蒙古丼バーガー』です。 |
見逃せないのは『蒙古丼バーガー』。中本の、激辛の麻婆豆腐が丼飯に乗ったメニュー『蒙古丼』を再現したもので、ロッテリアで今までにないバンズでご飯をサンドしたバーガーです。
パティのかわりにご飯がつまっています。 |
具材に麻婆豆腐が入っています。 |
ご飯をパンで挟むって、そんなのアリ!?と食べる前は思いましたが、意外や意外、これがおいしいのです。
麻婆豆腐、ご飯、バンズが不思議と邪魔し合わず一体感があり、見事な小宇宙を生み出しています。レタスのシャキシャキ感が心地よく、ご飯の下に敷かれたマヨネーズがちょっとしたアクセントになってウマいですよ。
商品は企画段階ではじめはびっくりされたそうですが、開発担当者さん自身も中本の蒙古丼をとても気に入っているからと押し出したことで実現したメニューで、つくってみたら非常にハマる味に仕上がったとロッテリア内部でも評判が良いそうです。
いちばん辛いのは『ふるポテ(蒙古タンメン風味)』
『ふるポテ(蒙古タンメン風味)』 |
中本コラボのメニューの中で、実はいちばん辛味がきいているのが5月26日より販売される『ふるポテ(蒙古タンメン風味)』。
まっかな“蒙古タンメン風味”パウダーが別添えです。 |
パウダーを全部かけて食べたら、かなりの辛ウマでした。 |
これはパウダーを全部かけて食べたらかなりの辛ウマでした。ほかのバーガーメニューはほどよく辛さが中和されていたのに対して、こちらは辛さが前面に出された味わいです。酒飲みのワタシとしてはビールに合わせていただきたい! もちろん、パウダーの量は自分で調整できます。
『ふるポテ(蒙古タンメン風味)』には試食会に訪れた中本の部長の林健治さんも「辛ウマい」と絶賛。『蒙古タンメンバーガー』とセットで買って麻婆豆腐やマヨネーズをちょっとつけながら食べても良いかもと、食べ方を提案していました。
想像以上に本格的でウマかった!
真ん中が記者ナベコです。ロッテリアの店長さんと中本の部長さんと一緒に記念撮影させてもらいました。 |
ラーメンバーガーはハンバーガーメニューの中でどうしてもキワもの、ネタものに取られがちですが、実際に食べてみると想像を超える本格的な味でした。 『蒙古タンメンバーガー』はハンバーガーとしても、麺をほぐしてラーメンとしても食べられるという二刀流の食べ方が楽しいし、『蒙古丼バーガー』はご飯×パンの予想外の一体感にビックリするはずです。
中本のファン、ロッテリアのファン、どちらにも刺さるのではないかと。騙されたと思って食べてみてください。
『蒙古タンメンバーガー(特製スープ付き)』(650円)
『蒙古丼バーガー』(単品340円)
・全国のロッテリアで販売
・販売期間:5月19日~6月下旬
(東京都内43店舗で5月15日より先行販売)
『ふるポテ(蒙古タンメン風味)』(単品300円)
・全国のロッテリアで販売
・販売期間:5月26日~6月下旬
※5月15日10時追記:誤字を修正しました。
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