ファーウェイは、4月15日にロンドンで新製品発表会を開催し『Huawei P8』と『Huawei P8max』の2機種を発表しました。果たして日本での発売はあるのでしょうか?
↑2015年春夏モデルとして大きな期待。 |
今回発表された『Huawei P8』と『Huawei P8max』は、どちらもファーウェイのデザインに特化した“Pシリーズ”に属するモデル。Pシリーズはこれまで2012年に初代の『P1』、2013年には『P6』、そして昨年2014年には『P7』が発表されています。P7は『Ascend P7』の名前で日本でもSIMフリー製品として販売されています。P8とP8maxは歴代のPシリーズのデザインを引き継ぎつつ、機能が大幅に強化されています。
↑ロゴも一新されたP8とP8max。 |
今まで“Ascend”で展開していたPシリーズも、今後は“Huawei”ブランドとなります。『P8』のロゴも新しいイメージのものに変更になっています。
↑P8の主なスペック。 |
P8はディスプレーが5.2インチフルHD、チップセットはオクタコアのHiSilicon製Kirin 930またはKirin 935。カメラは13メガピクセルでフロント側は8メガピクセル。メモリーは3GB、ストレージは16GBと64GBの2モデル。サイズは72.1(W)x6.4(D)×144.9(H)ミリ、重量144グラム。
↑デザインに注力。 |
本体カラーはTitanium Grey、Mystic Champagne、Carbon Black、 Prestige Goldの4色。アルミ素材のユニボディーで極薄ながらも強度は確保。プレミアム感を持たせた美しいデザインになっています。
↑カメラ機能も大きく強化。 |
カメラは機能が大幅にアップされています。まず本体の背面を見るとカメラ部分の出っ張りは一切なし。iPhone 6 PlusやGalaxy S6が本体にカメラ部分が収まらなかったのに対し、P8では完全に内蔵することに成功しています。カメラそのものは光学手ぶれ補正を強化。また、世界初のRGBに白を加えたRGBWセンサーで暗闇に強くよりクリアな撮影結果が得られるとのこと。さらには、Altekの画像専用処理プロセッサーを搭載したことで素早い顔認識や光の残像が残るエフェクトなども簡単に処理できます。
↑4台のスマホのビデオを合成できる“Director Mode”。 |
動画も機能が向上。P8をホストにしてほかに3台のスマホを使い一度に別々のアングルから撮影した動画を1本に簡単に合成する機能“Director Mode”も搭載。映画のような動画も手軽に作成できます。
↑3つの“プラス”で電波感度を向上。 |
本体には上部と下部にそれぞれアンテナを配置。“Signal+”機能により本体の握り方で電波感度が変わった際、感度の強いほうのアンテナに自動的に切り替わります。これにより従来に比べて50%ほど感度が高まっているとのこと。また、時速300キロの高速鉄道内で移動中でも信号落ちが少ないそうです。さらに、“Wi-Fi+”機能を使えばホットスポットへの接続も自動。LTE/3G回線の状態を比較し自動的に両者を切り替えられます。ほかには、海外へ行ったときに、空港ですぐにローミング先の電波を拾う“Roaming+”機能も搭載。従来比3倍の速度でローミング先のネットワークを捕捉してくれるとのこと。
↑新たな操作は“指関節タップ”。 |
さて、面白い操作方法として指先を曲げて第一関節などで画面をタップするとスクリーンキャプチャーがすぐに撮れる“Knuckle Sense”を搭載しました。地図やウェブなどですぐに保管しておきたい表示があったら、関節部分で画面タップ。従来のスマホにはない、まったく新しい操作方法です。
↑背面を電子ペーパーにしてしまうケースも用意。 |
新しいアクセサリーも提供されます。本体の背面に装着し電子ペーパーディスプレーを追加できる『E-inc cover』は電子ブックの表示やスケジュール、天気、時計などを表示可能。サイズは4.3インチ。iPhoneなどに同様のカバーを出しているInkCase社の名前が見えることから、同社とのコラボ製品のようです。
新しいアクセサリーも提供されます。本体の背面に装着し電子ペーパーディスプレーを追加できる『E-inc cover』は電子ブックの表示やスケジュール、天気、時計などを表示可能。サイズは4.3インチ。iPhoneなどに同様のカバーを出しているInkCase社の名前が見えることから、同社とのコラボ製品のようです。 |
価格は、ストレージ16GBのスタンダード版が499ユーロ(約6万4000円)、本体カラーはTitanium GreyまたはMystic Champagne。ストレージ64GBのプレミアム版が599ユーロ(約7万6000円)で、本体カラーはCarbon BlackかPrestige Gold。発売は5月予定とのこと。
↑6.8インチと言う大型ファブレットのP8max。 |
P8とあわせて発表されたP8maxは、ディスプレーサイズが6.8インチと大型のファブレット。他社のファブレットと比較してもサイズは一回り以上大きく、7インチタブレットに迫るサイズです。
↑ディスプレーが大きな特徴。 |
P8maxの最大の特徴は、その6.8インチのディスプレー。より鮮やかで高コントラスト、さらには太陽下でも見やすい“Sun View Mode”も搭載。ディスプレーを分割する“マルチビューモード”にも対応します。
↑大容量バッテリー搭載で2日以上楽に使える。 |
バッテリーサイズは4360mAh。ウェブ閲覧も連続15時間以上が可能です。通常利用時は2.23日、高負荷な利用時も1.4日とiPhone 6 PlusやGALAXY Note 4と比べても電池の持ちがよくなっています。
バッテリーサイズは4360mAh。ウェブ閲覧も連続15時間以上が可能です。通常利用時は2.23日、高負荷な利用時も1.4日とiPhone 6 PlusやGalaxy Note4と比べても電池の持ちがよくなっています。 |
専用アクセサリーとしてマグネットで簡単に装着できるカバーなどを提供。ドット状に穴が開いており閉じたときは情報を表示できる、HTCの『ドットビューカバー』に似たケースも販売予定です。
↑P8同様、ふたつのバリエーションを提供。 |
モデルはP8と同じく2種類が提供されます。ストレージ32GBのスタンダード版が549ユーロ(約6万9000円)、本体カラーはTitanium GreyまたはMystic Champagne。ストレージ64GBのプレミアム版が649ユーロ(約8万2000円)で、本体カラーはCarbon Black、 Prestige Gold。発売はこちらも5月の予定。
↑第1期発売国に日本はなし。しかし、発売は確実か? |
さて、P8とP8maxの発売国として、まずは約30ヵ国が発表されました。その中には残念ながら日本の名前はありません。しかし、これで日本発売の可能性がなくなったわけではありません。この第1期発売国での販売が開始されてから、1ヵ月程度でほかの国でも販売を開始するとのこと。ということは、日本でも最短で6月くらいには発売される可能性があります。
ただし、P8とP8maxのどちらが出てくるかはわかりません。妥当に考えればP8でしょうが、そのあたりの詳細は現時点ではまだ不明。続報を待ちたいところです。
●Huawei P8フォトレビュー
↑シングルSIMモデルとデュアルSIMモデルがある。 |
↑日本語ロケールは標準搭載。 |
↑E-ink Case。 |
●Huawei P8maxフォトレビュー
↑P8とP8maxの比較。 |
↑こちらも日本語ロケールを搭載。 |
↑ドットを利用し情報表示可能なカバー。 |
●関連サイト
ファーウェイ・ジャパン
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28,987円
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20,000円
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