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7.5mのセルフィー棒はぼっち感がハンパなかった:週間リスキー

2015年04月15日 16時00分更新

文● 林 佑樹 編集●ACCN

※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーと愉快な仲間たちがお届けする、意味とか考えてはいけないコーナーです。

これが最新の自撮り! 7.5mの超ロング棒を活用しよう(濡れ濡れもあるよ)

 セルフィー棒、もしくは自撮り棒、またはセルカ棒(どうしてこんなに揺れたのかしら)。2014年の間に妙な速度で広まった。広まりすぎた故か、テーマパークや博物館での使用が禁止になるほど。現状、自撮り棒のトレンドを見てみると、1m前後の長さで、Bluetooth接続のリモコンシャッター付きがよく店頭に並んでいる。価格は秋葉原で眺めた限りだと、800~2000円。妙に安い。リモコン付きのモノは、技適マークがなかったりとそんな感じだ。

 さて、2月に開催されたカメラと写真映像のワールドプレミアショー​『シーピープラス2015』では、各社がカメラボディーやレンズの新作を展示していたが、バックパックや三脚、ライトスタンドなどのアクセサリーも豊富にあった。その中でひときわ気になったのが、ルミカの『Birds iRod 6G-7500』。最長7.5mという最強クラスの自撮り棒だ。なお、最長3mの『Birds iRod 4G-3000』、最長4.5mの『Birds iRod 4G-4600』もあり、それぞれ専用の三脚セットがある。

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↑こんな感じである。ただただ長い。

 超サラッとスペックを見てみると、最大7.5m、最小1.6m、外径38mm、重量2000g、耐荷重1000g。カーボンを含むグラスファイバーを部材としており、脚段数6段となっている。また先端部には自由雲泥が用意されており、ストロボだけでなく、カメラやスマホなどを取り付けることが可能。製品名からもわかるように、自撮り棒というより鳥瞰視点での撮影が可能な製品という位置づけだが、まぁ自撮りもできるハズなので、今回は別次元の自撮り棒として楽しんでみたい。

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↑クレーンのように使用して、ドローン的な映像を記録するのがおもな用途だが、安全確認用としても有用性がある。
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↑専用のケースは、筆者の身長170cmよりも長く、運搬も大変。車両必須。
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↑秋葉原で入手した一般的な自撮り棒との比較。
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↑6段で伸縮し、延伸限界がわかるように各段には赤テープが巻かれていた。
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↑まったく別の撮影をしていた北見えりちゃんに手伝ってもらい、7.5mの長さにした状態。長すぎである。
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↑冒頭の写真でもわかると思うが、割としなるため、なるべくまっすぐの状態で使用したい場合は、細い段をあまり伸ばさないようにして、5mくらいにしたほうがいい感じだ。
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↑長物といえば、勇者パース!! ということでポーズを決めたところ。やや短くしているが、かなり重みを感じた。
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↑まずスマホを取り付ける。滑落した場合でも生存確率が高くなるように、自称・タフネススマホである『Galaxy S5 ACTIVE』をセット。なお、この端末は落下時の衝撃でバックパネルが盛大に外れることもあるため、タフネス性能への過信は禁物かもしれない。
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↑自撮り棒に装着された『Galaxy S5 ACTIVE』としては、(たぶん)世界最高高度を記録した瞬間。
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↑ふと、これだけ長いのであれば、ドローンでは難しい、水中に突っ込んでいくシーンをスムーズに撮れるのではとトライしてみた。

 その様子を動画で。水面に突っ込んでいくところと、周辺を見渡したあと、高度7mから急降下するところを録画してみた。

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↑自撮り棒に装着された『Galaxy S5 ACTIVE』としては(たぶん)世界初となる水面から浮上した瞬間だ。

 さて、自撮りである。片手で持ってイエーイ! は、もはや筋トレ以外の何物でもなく、『Birds iRod 6G-7500』を支える腕がプルプルしてしまう。かといって両手では撮影が困難なので、魔法少女的にまたがり、『Birds iRod 6G-7500』を片手と股間と大地でホールドする方法に着地した。また自撮りは、Bluetoothのリモートシャッターデバイスを使用したかったのだが、5mほど伸ばした時点で反応せず。そのため、保険で用意していたソニーの『サイバーショット DSC-QX10』を『Birds iRod 6G-7500』の先端に取り付けた。

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↑うら若い女性であれば、とてもいい絵面だが、男児がやるとフロイト的な路線になってしまうため、見た目はアレだが、安定性はすこぶるいい。
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↑レンズだけカメラの先駆である『DSC-QX10』。
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↑『iPhone 6 Plus』で画角を確認しながら、いわゆる自撮りだが、なんだろう、この違和感は……。
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↑上記写真から少し傾けた状態でのセルフィー。
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↑こんな俯瞰視点の撮影も楽々。
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↑一般的な自撮り棒では難しいバックショットにも楽々対応する。
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↑撮影するとこんな感じ。

 といった感じに、けっこう遊べるアイテムだ。自撮り棒というよりドローン的な運用であったり、屋根の上を安全に確認したりといった用途に向いている。1000gまでの制限はあるが、小型のスピードライトをセットしてもおもしろいだろう。いずれにせよ、電線などがある場所では伸ばせないため、使用できる場所は制限される。それなりの覚悟で購入してほしい。苦労は多いが、得られる絵には満足できるだろう。

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↑最後に、先端が細かったので枝の間を通して自撮りしてみたもの。フレーム外では、モデルさんがあんなポーズやこんなポーズをしていたのだが、このぼっち感の増幅っぷりは、最長7.5mの『Birds iRod 6G-7500』ならではといえる。

●関連サイト
ルミカ
『Birds iRod』シリーズ(製品情報)
 

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