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シアトルの個人開発者が語る、株アプリをGooglePlayに出して効果があったこと

2015年04月13日 07時00分更新

 みなさん、おはようございます。アプリマーケティング研究所、週アスPLUS出張所です。この連載では、気になったアプリ関連のニュース等を紹介していきたいと思います。今回は「My Stocks Portfolio and Widget」という株のアプリの開発者さんが公開した、「GooglePlayにアプリをだして8ヶ月間で効果があったこと、なかったこと」を紹介します。

 「My Stocks Portfolio and Widget」は、投資家の人が株の情報をキャッチするためのアプリ。ビジネスモデルとしては無料+アプリ内課金です。開発者の方は、アメリカのシアトルに住む個人開発者で、これがはじめてつくったアプリなんだとか。

アプリマーケ

■ダウンロード数
 まず、以下にてダウンロード数のグラフをお借りして説明します。ダウンロード数については、緩やかではありますが、順調に伸び続けていることがわかります。印がついているところはアップデートした日だそうです。

アプリマーケ
トータルダウンロード数
アプリマーケ
デイリーダウンロード数

 そして、ここからはアクティブユーザー数について。現在は3500アクティブインストール(実質、端末にインストールしているユーザー数)があって、DAU(デイリーのアクティブユーザー)は1500人いるそうです。

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デイリーのアクティブユーザー

※へこんで谷になっているところは土日。株のアプリなので、土日はあまり使われないわけですね。

■ASO(アプリストアの検索対策について)
 ASOについてわりと力を入れて取り組んだらしく、効果があったことが書いてあったので、まとめてみます。

・「ダウンロード数」が伸びてくると「キーワードランキング」も上昇。(現在「株 ポートフォリオ」で2位)
・「Google Keyword Tool」(Webの検索回数を調べられるツール)をキーワード探しに活用した
・競争率の高いワード(「株」など)ではなく、ニッチキーワード(「株 ポートフォリオ」など)を狙った

 ひとつ、興味深かったのはこれ。↓

アプリの説明文でキーワードを調整しすぎないほうがいい。グーグルはスパムかもしれないアプリにフラグを付けている

 つまり、アプリの説明文に「関係ないキーワード」とかを入れて、ダウンロード数を稼ごうとする人がよくいるのですが、そういうのは、不自然にいじりまくっていると、目をつけられるよと(このあたりの自動パトロールは、ウェブの検索エンジンでも実施していることなので、アプリストアでやっていても不思議ではない)。

 そして、「収益がどのくらい上がったのか?」は、残念ながら書いていなかったのですが、ほかにも「広告を10万円ほど出稿してみた結果」なども、データつきで語られています(収益については、3500人の端末にしか入っていないと考えると、せいぜい月に数万円くらいでしょうか)。

 なお、このブログでは最後に「また1年後くらいに、アプリのデータを公開します!」と書いてあるので、興味のある方はまたのぞいてみるといいかと思います。

関連サイト
Mike Liu's Blog

Android版
AppStore アプリをダウンロード

■関連サイト
アプリマーケティング研究所

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