ドコモ版Xperiaで格安SIMのテザリングができるというので試してみた：週間リスキー

※週間リスキーはACCNことアックン・オッペンハイマーと愉快な仲間達がお届する、一般人とは縁の無い情報を扱っているコーナーです。

　最近はすっかりゲオやブックオフで中古端末を見かけるようになりました。新品でもAmazonなどで手軽に白ロムのスマホを購入できて便利なもんです。

　中古端末や白ロムのスマホに待ち受ける宿命が、格安SIMで利用するとドコモの端末でテザリングができない点。SIMフリースマホでも、FeliCaの使えるXperia J1 Compactが出てきたりしましたが、現状Suicaが使えないなどまだまだドコモのスマホのほうが便利な点は多くあります。

　どうしてもドコモ端末で格安SIMのテザリングをしたい場合、root化してから色々とごにょごにょしなくてはいけないと思いこんでいました。ですが『AndroPlus』さんによると、Xperiaのデータベースにアクセスして、テザリングなどの項目を編集することによりroot化しなくてもそのままできるとのこと。さっそく試してみます。

　やることは週間リスキーでおなじみ、海外端末の美しい日本語化と大体一緒です。と言っても、最近の海外端末は日本語のロケールが入っている親切設計ばかりで、今年はまだ1台しか日本語化していません……。

　話しが逸れました、まずは開発者モードを出すために、設定から端末情報を開き、ビルド番号を7回連打。次に開発者オプションでUSBデバックにチェックをつけます。

　Android SDKのインストールされたパソコンに繋げて、コマンドプロンプトから“adb shell”と入力。エラーが出る場合は、ドライバーを入れ直してみたり、バックアップを取ってから端末の初期化をするといいかもしれません。

　キモとなるおまじないの呪文“settings put global tether_dun_required 0”を入力。

　これだけです。たったこれだけで無事にテザリングできるようになりました。

　Androidの根幹となるデータベースを書きかえるので、行なう際は自己責任でお願いします。とはいえ、ドコモの端末、特にXperiaで格安SIMのテザリングができるようになるのは胸が熱くなりますね。

※（2015年4月20日19時15分前後追記）ドコモの端末でMVNOの通信を利用するのは自己責任となります。ドコモではMVNOのサポートは一切行なっておらず、また動作保証なども一切しておりません。

※SIMロック解除の有無に関わらず、キャリアの端末で格安SIMや他キャリアのSIMカードを使うと、サポートが受けられなくなったり、端末に不具合が生じる危険性があります。編集部では責任を負いかねますので、すべて自己責任で行なってください。

●関連サイト
AndroPlus