ソニーモバイルが4月20日12時に開始する発表会のもようをリアルタイムでお届けします。
ソニーモバイルの十時裕樹社長と、商品企画部門のシニアバイスプレジデントである田嶋知一氏。
十時社長が本日はXperiaのフラッグシップ機を発表することを明かしました。
まずは、Zシリーズの歩みを振り返ります。
2013年春にXperia Z。その後、2013年秋にXperia Z1。
2014年春にXperia Z2。
2014年秋にXperia Z3。
そして、本日Xperia Z4を発表。
商品企画部門のシニアバイスプレジデントである田嶋知一氏が登壇。
Xperia Z4のカラバリは4色。
64ビット対応オクタコア(4+4コア)CPUを搭載。カテゴリー6の4G LTE、WiFiは2×2 MIMOに対応。
マテリアルデザインに対応。
ソニーの三位一体のカメラ。
全画素超解像3倍ズーム。F値2.0、広角25ミリ、イメージセンサーはExmor RS for mobileで有効約2070画素、ISO12800対応。
イメージセンサーと画像処理エンジンで、暗所でもノイズが抑えられる。
走りながら撮ってもブレない電子式手ぶれ補正技術を搭載。
料理シーンを自動判別して、コントラストと色調整をしてくれる新しい“プレミアムおまかせオート”。
フロントカメラの画素数は約510万画素で、25ミリの広角レンズ。セルフィーやグループセルフィーに最適。
ARマスク機能も搭載。
スタイルポートレート機能も。
ハイレゾ対応で、DSEE HX、デジタルノイズキャンセリングのほかLDACもサポート。
接続したヘッドホンの周波数特性を自動分析して最適化することも可能。
PlayStaion 4のリモートプレイにも対応。MIMO対応なので快適とのこと。
Xperia Z4 Tabletもあわせて会場に展示。
■質疑応答
↓国内投入で、キャリアより早く発表した理由は?
十時 MWCで発表を見送ったので、このタイミングが最良だと思った。
↓フラグシップを年1回にすると聞いていたがどうなったか?
十時 大きな方向性として1年に1回と考えているが、通信事業者や市場の動向で変わる。
↓今日は日本のことだけだったが海外展開は?
一部海外で販売を検討中。適切なタイミングで発表する。
↓スマホをハイエンドに絞るとのことだが、今後絶対数は減って部品コストや調達で不利になるが?
十時 付加価値帯に絞るという意味。海外は非常にバラエティーに富んでいる。ソニーモバイルは上半分を狙っていく。この場合、部品に関する不利益は被らないと考えている。
↓販売される国内キャリアは?
十時 追ってお話しする。
↓発表のタイミングの最適という意味は?
十時 私どもの準備が整ったということ。
↓ソニーモバイルにとって日本市場の位置付けは?2年前のツートップ戦略も踏まえている?
十時 日本は最も重要な市場だと考えている。2年縛りについてだが、買い替えのお客様が増えていて事業の効率性として非常にいい。新しいスマホも楽しんでもらいたい。
↓経営戦略について教えてください。
十時 商品ポートフォリオの見直し。ユニークなお客さんの体験を提案するもの。
↓ソニーモバイルににとってグローバル展開とはどの地域を指しているのか?
十時 海外では、APAC(アジアパシフィック)や中国は大きな市場だと思っている。ポートフォリオにマッチするところで展開する。
↓改めてグローバル市場のソニーの位置付けを教えてほしい。
十時 素晴らしい映像、音楽、エンターテイメント体験を提供していきたい。
↓総務省のSIMロック解除義務化について、メーカーとしてはどう考えているか?
十時 見定めは難しいが、市場の動向をていねいに対応したい。ロックを解除したとしても通信事業者さんとのビジネスデベロップメントは継続する。
このあとフォトセッションへ。
本体側面。上がZ4、下がZ3。充電ポートはなくなっていますね。マイクロSDスロットは、SIMスロットに統合。
本体上底面。上がZ4、下がZ3。マイクロUSBポートを底面に備えています。
右がZ4、左がZ3。
広角セルフィーで撮影。
角を樹脂で保護。
SIM/マイクロSDカードスロットを取り出したところ。
底面には、マイクロUSBポートを備える。キャップレス防水です。
Android 5.0.2、Lollipop搭載。
もう一度、Z4とZ3。マイクロUSBポートを備える左側がZ4。
うっすい!
セルフィーARの作例。クオリティー高い。
■囲み取材
↓MVNOについては?
今後MVNOでも拡大していく可能性はあるが、メインはキャリア。今期はXperia Z4を中心にやっていく。日本のスマホの浸透度は高い。自分たちの商品の訴求力を高めていきたい。スマホと繋がるもの“スマートシングス”も開発していきたい。
↓海外がどこでやるか、いつやるか決まったら伝えたい。
日本は夏から。
↓サムスンは攻めてるが?ソニーは守り?
Z4は、Zシリーズのひとつの完成形だと思っているが、今回で安住することはない、競争が激しいこともわかっている。基本的にフラグシップは年1回だと思っているが、通信事業者や市場の要望によって変わる。日本が最有力市場なのには変わりがない。ソニーの出発点は商品力。そこに集中していく。スマホ単体もそれに繋がる製品の世界観も。
↓ソニー本社は投資が減るが?
自分たちでどうやって資源を使っていくか考える投資をしない、というわけではないと思っている。
↓経費の削減は続いていますか?
順調に進んでいる。
↓組織改編の狙いは?
効率面で最適化されていなかったところを整頓している。
↓働いている人のモチベーションをどう上げていく?ソニーモバイルはどういうメーカーになっていくか?
社名にコミュニケーションがついている意味をもう一度考えたい。新しい体験を新しいお客様に提供したい。新しくサービスをやることも考えたい。
↓この夏の課題は?商品ラインアップは?Windows Phoneは?
ポートフォリオの清流化は必要。プラットフォームの話はできない。
↓格安スマホへの危機感は?
ひとつの市場だとは思う。通信の進化をリッチな体験につなげる必要はある。インフラの発展も念頭に置いてものづくりをしたい。
●関連サイト
ソニーモバイル
●発表会(録画)&実機レビューをニコ生で放送予定!
週刊アスキー/週アスPLUSでは、4月21日20時からXperia Z4の発表会録画放送および実機レビューを放送します。ご視聴もしくはタイムシフト予約をお願いいたします!
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