国内外の噂系サイトで3月29日から4月4日までに出回った内容をまとめました。先週の目玉はApple Watchではなく、12インチMacBookでしたね。なんだかベトナムとかウクライナでは、4月10日発売のはずの12インチMacBookをゲットしたユーサーがいたらしく、開封動画やベンチマークスコアが公開されました。
12インチのMacBookは、プロセッサーにCore Mを搭載することから非力なイメージがありますが、Core Mのクロック周波数が1.1GHzの最も安価な標準構成モデルでも、MacBook Air(Mid 2011)のCore i7搭載モデルに近い性能なので、OS X Yosemiteを使うぶんには十分かと思います。もちろん、動画や音楽の制作には向いてませんけどね。
MacBook Airと比べると少し割高ですが、11インチMacBook Airのメインメモリーを8GB、ストレージを256GBにCTOしてCPU以外の主要スペックを12インチMacBookに合わせると13万8800円(税別)となり、12インチMacBookの最安値モデルの14万8000円(税別)とは1万円しか変わりません。なお、11インチのMacBook Airの液晶サイズは11.6、12インチMacBookの液晶サイズは11.9インチです。これらのモデルのどちらを買うか悩んでいる人は、キーボードの打鍵感を重視すべきかと思いますね。12インチはRetinaディスプレイといっても、そもそも表示領域が狭いのでそんなにメリットは感じないかと。
12インチMacBookをメインマシンと考えるとCPUを1.3GHzにアップグレードしたくなりますが、そうなると余裕の20万円超えとなり、13インチや15インチのMacBook Proも対象に入ってくるという悩ましさ。Appleの価格設定のいやらしさに悶絶してしまいます。
3/30 Apple A9チップは6月に初期ロット出荷
EMSOneによると、台湾TSMC社は次期iPhoneなどに搭載されるApple A9チップの初期ロットの出荷を6月に予定しているとのこと。試作品はすでに3月に生産されたようで、6月の出荷は製品版になります。同社は、米クアルコム社からの受注を失ったものの、中国ファーウェイ社や米ザイリンクス社などからもAP(アプリケーションプロセッサー)の受注を新規獲得したそうです。
3/30 Apple Watchは当初は予約必須
MacRumorsによると、4月10日から予約、4月24日から販売が開始されるApple Watchについて、発売日当日は予約したユーザーのみの販売になるとのこと。4月10日からはじまる展示・試着はApple Storeでは朝10時、伊勢丹新宿店では朝10時半からですが、予約は16時1時からとなるようです。つまり、試着してもすぐに予約できない可能性がありますね。
ちなみに海外のApple Watchの予約時間は、米国西海岸の太平洋標準時(夏時間)で10日零時、英国のグリニッジ標準時(夏時間)で10日朝8時と、ワールドワイドで予約時間を合わせていることがわかります。米国や英国ではApple Store直営店がオープンする前に予約できてしまうため、試着してから予約すると発売日の24日に受け取れない可能性もありますね。Apple Watchが24日で発売される国で、試着と予約を最もスムーズに進められるのは、10日の朝9時から予約が始まる中央ヨーロッパ時間(夏時間)を採用しているドイツかも。
4/1 Apple Watchの製造元が増収増益
EMSOneによると、Apple Watchの組み立てを請け負っている台湾クアンタ・コンピュータ社の2014年の業績が好調とのこと。具体的には、営業収益(売上高)が前年比5.2%増の約3兆6000億円(9263億2100万NTドル)、税引後純利益は同1.4%増の約7175億円(188億8400万NTドル)だったそうです。とはいえ、Apple Watchの製造では歩留まり率が低いままで、設備投資などの費用がかかっているそうです。
4/2 12インチMacBookの開封動画が公開される
MacRumorsによると、ベトナムのTinhte.vnというサイトが12インチMacBookの開封動画を公開しているとのこと。入手経路が気になりますね。
4/2 iPhone 6s Plusの圧力センサーは台湾メーカーが独占
EMSOneによると、次期5.5インチiPhoneとなる、iPhone 6s Plusに搭載されるタッチパネル用の圧力センサーは、台湾TPK社が9割、残りの1割を同じく台湾のGIS社が受注するとのこと。この圧力センサーの受注価格は1台あたり13~14USドルで、4~5USドルのApple Watch用よりも高いそうです。まあディスプレーの面積も異なりますしね。
4/3 4インチiPhoneは2016年に持ち越し、次期シリーズはiPhone 7に
Phone Arenaによると、噂が再燃している4インチのiPhoneは年内には登場しないとのこと。2015年に登場するのは、iPhone 6シリーズのラインアップを踏襲する、4.7インチと5.5インチになるそうです。また、iPhone 6シリーズの後継モデルは6sではなく7になるそうです。この根拠として、次期モデルでは圧力センサーを利用した「Force Touch」と呼ばれる新しい操作体系を採用するため、6の強化版という印象になる6sではなく、新しいモデルとして印象付けるために7にするそうです。Apple関連情報に精通する、台湾KGI証券のアナリストであるミン・チー・クー氏のレポートです。
4/3 新12インチMacBookは2011年、2013年モデルのMacBook Air並み
MacRumorsによると、12インチMacBookのベンチマークテスト結果が公開されているとのこと。それによると、シングルコアは1924、マルチコアは4038のスコアのようです。これはCTOでCore i7 1.8GHzを搭載したMacBook Air(Mid 2011)と似た値だそうです。3月に登場したMacBook Airの最新モデルであるEarly 2015の1.6GHzモデルのスコアは、シングルコアが2881、マルチコアが5757とのこと。ウクライナのドミトリー・レベデヴ氏のTwitterでは、12インチMacBookのCPUを1.3GHzにグレードアップしたモデルは、シングルコアは2831、マルチコアは5567になるようです。
ワタクシはつい最近まで、Mid 2011モデルのMacBook Airを使っていましたが、サブノートとして使うぶんには十分すぎるほどのスペックでした。Core Mだから性能が低いと考えているユーザーも多いかと思いますが、最近のCPUは十分に高速なので12インチMacBookでもほとんどの作業でストレスは感じないと思います。ビデオ編集とかは無理ですけど、CTOでCPUを1.3GHzにすれば最新のMacBook Airにもひけをとらない性能になりますしね。
4/3 状況一転!?Apple A9チップはサムスンが製造
ブルームバーグによると、次期iPhoneなどに搭載されるApple A9チップを韓国サムスン電子社が製造するそうです。追加注文については同社のパートナー企業である米グローバルファウンドリー社が請け負うようです。台湾TSMC社がApple A9の試作品を3月に、製品版初期ロットを6月に出荷という別の情報もあるので、サムスンがどれぐらいの割合を製造するのかは不明です。ちなみに、サムスン陣営は14nmプロセス、TSMCは16nm FinFETプロセスでの製造となることが、これまでの噂として伝えられています。
4/4 Apple Watch EditionのApple Care+価格は12万円
9 to 5 Macによると、Apple Watch各モデルのApple Care+価格が判明したとのこと。Apple Watch Sportは約7200円(59ドル)、Apple Watchは約9600円(79ドル)、Apple Watch Editionは約12万円(999ドル)となるそうです。Apple Careは製品の延長保証制度でApple Watchの場合、通常は1年間の製品保証と90日間の無償電話サポートが、2年間の製品保証と無償電話サポートに延長されます。
4/4 Apple WatchとiPhoneのペアリング時の動画が公開される
YouTubeに、Apple WatchとiPhoneをペアリングしている際の動画が公開されています。Apple Watchの文字盤に表示される幾何学模様を読み取ってペアリングするようです。ペアリング時はApple Watchのディスプレーに、文字盤のサイズ(38/42mm)や文字盤の材質(ALUMINUM、STAINLESS STEEL、18-KARAT GOLD、18-KARAT ROSE GOLD)、文字盤カバーガラスの材質(ION-X GLASS、SAPPHIRE CRYSTAL)、文字盤の裏蓋の材質(COMPOSITE BACK、CERAMIC BACK)なども表示されるようです。18Kイエローゴールドモデルの場合は、幾何学模様がゴールドになるようです。
4/4 Apple Watchのアニメーションは画面を押すと色変更が可能
Apple Insiderによると、Apple Watchのアニメーション絵文字は画面を押すことで色の変更が可能とのこと。
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