作業・読書・くつろぎで最適な姿勢が変わる
効率良く作業を行なうには、リクライニングの角度が“キモ”。オフィスチェアの雄“オカムラ”こと岡村製作所が一般に開放している“いすの博物館”では、オフィス人間工学の基礎となった千葉大・小原二郎氏らの研究により、キー入力などのパソコン作業に向いたものから、頭をつけた深い休息のスタイルまで7種類のプロトタイプ(原型)に分類している。
デスクトップPCは105度がベスト! |
↑長時間のデスクトップ作業に向く角度は105度の“III型”。デスクトップPCは液晶が大きいため、液晶からやや離れて作業したほうが負担がかからない。 |
ノートPC利用は100度が○ |
↑デスクトップPCに比べ、液晶に近づくことが必要なノートPCは、垂直よりはややゆるめとなる95~100度(II型)がベスト。 |
小型ノートPCやタブレットは90度 |
↑タブレットなど短時間の入力作業や、文字を書くのに向いているのが垂直となる“I型”。90度より前傾になる“ゼロ型”もある。 |
ほんの数ミリで驚くほど姿勢は変わる
いすの博物館では、座る人の背中と尻にかかる圧力分布が見られる“シーティングシミュレータ”が利用できる。背骨のS字や坐骨の形状、位置は千差万別。 このシミュレーターでは、座面の高さや位置、背もたれの角度や腰部のふくらみが調整でき、ミリ単位で自分にピッタリのイスを知ることができる。
良くない座り方 |
↑まずはなにも考えず、いつもどおりに座ってみた。赤>黄>緑>青の順番で、圧迫が少なくなる。坐骨部分(左下)と背中(写真左上)の一部に大きな負担がかかっているのがわかる。 |
正しい座り方 |
↑腰を深く入れ、適正な高さに調整。ウエスト部を5ミリ前に出してもらったところ、驚くほどフィットした。背中と坐骨の圧迫が見事解消している。 |
座り心地とサイズは実際に座って確かめる
次に国内外の高機能チェアを扱うショップ”ワーカホリック”のコンシェルジュ脇田さんに、快適な座り心地を作るポイントを教えてもらった。
イス選びの基本は、ひとつには感触、そして正しい姿勢を維持できるかという2点。人のサイズはまちまちで、背骨のS字ラインのカーブの度合いも異なる。ゆえに、イス自体のサイズと各部の位置を調整できるかどうかが重要なポイントとなる。高機能チェアは実際に座って選ぶのがオススメだ。
ポイント(1) 楽なリクライニング角度にする |
↑まずは楽なリクライニング角度を得るために、デスクに思いきり近づいて後傾姿勢をとろう。 |
ポイント(2) ひじ掛けは積極的に使う |
↑キー入力時はひじ掛けを使うと負担が減る。肩に負担がかからない高さと位置に調整しよう。 |
ポイント(3) 足は90度展開で負担を軽減する |
↑足をイス方向に折りたたむのは太もも裏に負担がかかるのでNG。イスの先端と太ももの間に少しスペースがあるぐらいが○。 |
足置きを用意できない場合は、いらない資料をタオルに巻いて置くとかでもいいとのこと。「作業効率を上げて、なるべく座らないほうが人間のカラダにはいいですからね」と脇田さんは説明してくれた。
と正しい座り方を知ったところで……、厳選した極上チェアは後ほど別記事で紹介する。
■関連サイト
いすの博物館(岡村製作所)
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