いよいよ証人XMアノマリー京都大会が明日に迫ってきました。現時点で判明している情報について可能な限りお伝えします!
■京都でのイベント開催場所が判明しました!
京都大会イベントのタイムスケジュールと、クラスターの大まかな位置が発表されました。(Google+)
10:00 受付開始(丸山公園音楽堂)
11:30頃 集合写真
14:00 メジャーメント1
15:00 メジャーメント2
16:00 メジャーメント3
17:00 メジャーメント4
17:30 アフターパーティー会場入場開始(国立京都国際会館)
18:15-19:00 アフターパーティー
証人アノマリー参加を示すメダルが貰えるカードは丸山公園音楽堂で配布されるので注意して下さい(最長12時まで受け付けが行われます)。
■京都でのポイントの仕組みも明らかに
また3月25日、ゲーム内の架空の企業。ヒューロン・トランステクノロジー社より証人XMアノマリー03/04/05についてのルール詳細が文書として発表されました。01/02と得点などについての変更はありませんが、コネクテッドセルの説明と現在世界中で運搬されているシャードについての得点が発表されました。(Google+)
文書によれば、京都大会は“証人03”になるとのこと。証人04はハノーファー(ドイツ)、証人05はカルフォルニア州カサノバ(米国)です。
京都は証人03のプライマリサイトで、他にアデレード(オーストラリア)、クライストチャーチ(ニュージーランド)、広州(中国)がサテライトサイトに設定されています。サテライトASサイトはプライマリサイトと同様の大会が開かれ、京都の結果に加算されます。ただし、サテライトサイトの得点はプライマリサイトの半分に設定されています。得点の計算方法については以前の記事を参照して下さい。
また、各大会にはコネクテッドセルと呼ばれる地域が接続され、ゲーム時間中にそれら個々のセルにおいて各陣営がどれだけMUを増やしたかを計測し、より多くMUを獲得している陣営に対して、セルにつき100点が加算されます。証人03に接続しているコネクテッドセルとそのセルを含む国名は以下の通り。
AS16-ROMEO-13(韓国)、AS13-PAPA-04(台湾)、AS10-GOLF-01(スリランカ)、AS12-ECHO-03(インド)、AS16-NOVEMBER-08(中国)、NR06-BRAVO-01(カザフスタン)、AS13-DELTA-09(パキスタン)、AS14-FOXTROT-06(インド)、AS09-LIMA-13(シンガポール)、AS02-NOVEMBER-09(オーストラリア)
セルの読み方については筆者が以前書いた記事をご覧下さい(CELLの命名ルール解説:その1、CELLの命名ルール解説:その2)。ちなみに、日本国内にはコネクテッドセルは発生しませんでした。
プライマリサイトの得点、サテライトサイトの得点、そしてコネクテッドセルの得点を合算した結果、より高い得点を獲得している陣営が、証人03京都大会の勝者となります。さあ、決戦の時は来ました。勝利に向けて全力を尽くしましょう!
■証人XMアノマリーは緑優勢!しかし大玉転がしで青が大きくリード
3月28日に残り3会場でのアノマリーを終えると、証人XMアノマリー全体での勝敗が決定します。この勝敗は個々の会場での勝ち星とは関係無く、シリーズを通じた全会場の得点総計を競います。
先月行なわれた証人01/02の結果は以下の通りです。
証人01 フローレンス(イタリア)
レジスタンス 2062 point
エンライテンド 2059 point
証人02 テキサス州オースティン(米国)
レジスタンス 2230 point
エンライテンド 2926 point
数字を見ると、現在エンライテンドが約700点の差をつけてリードしています。しかし待って下さい! 先ほど紹介した文書で、シャードの得点が追加で発表されたのです!
“シャード”というのはアーティファクト(遺物)の断片のことで、証人XMアノマリーシリーズでは“証人の石”というアーティファクトの31に分割された断片を指しています。この石にはデボラ・ボクダノヴィッチ博士の意識が取り込まれており、ポータルネットワークを介して世界中を移動しているこのシャードを現在両陣営が必死に運搬しています(詳しくは以前の記事をご覧下さい)。
このシャード、証人アノマリーの終了まで運搬が行えるのですが、指定されている自陣営のポータルまでシャードを運搬できた場合、シャード1個につき500点がその陣営に加算されます。……って、500点!?
そして、3月25日の朝の時点で、31のシャードのうち4つが、既にレジスタンスのゴールに到着しています。対するエンライテンドは0個。つまり、シャードの運搬レースではレジスタンスが2000点リードしているのです……!
京都大会だけでなく、世界全体での証人XMアノマリーの結果についても、Google+のイングレス公式アカウントでアナウンスされます(英語ですが)。どうぞご覧下さい。
■証人XMアノマリー動画を全文翻訳しました!
数回に分けて解説してきましたが、以上で証人XMアノマリーについて事前に押さえておきたい情報は全てお伝えしました。両陣営とも、当日は力の限り戦い、そしてアフターパーティーではお互いの検討をたたえ合いましょう。
最後に、筆者からの贈り物として、証人XMアノマリーの開始を報せる合図となった、13マグナス教団リーダーであるアコライト(信奉者)によるメッセージ動画『THE ACOLYTE: THE SHŌNIN CEREMONY』の全文訳を掲載します(翻訳協力:ミハラテツヤ)。
『THE ACOLYTE: THE SHŌNIN CEREMONY』
(アコライトが立っている)
アコライト:
彼の名前はローランド・ジャービス……。彼は、死にました。
私たちはレジスタンスがダルサナ・ポイントに到達することを許す結果になるであることを知っていました。けれど、彼らがなにをしようとしているかについてまでは知りませんでした。
私たちは(土屋注。以下同:アーティファクトが発する)ビーコンがナジアを(地球に)引き寄せるだろうことを知っていました。けれど、それについては安全だろうと考えていました。
なぜなら、ハンクジョンソンの身体が保管されている13マグナス教団のポータルが、“彼ら”が我々の世界に到達する(ingress)のを阻んでいたからです。けれど、レジスタンスは私たちが考えていたよりもずっと強力で、そしてアンチマグナスはずっと巧妙だったのです。
(アンチマグナスのリーダー、ヤーハン)
アコライト:
彼らはハンク・ジョンソンを巧妙な罠に陥れ、彼の思考を曇らせた。結果として、私たちは初めて“証人の石”をこの目にしました。
(ハンクジョンソンが石を持ち、ヤーハンと話している)
彼らはデボラ・ボクダノヴィッチを自身の(自ら進んで)無制限なXMの摂取(曝露?)へ誘惑した。彼らは彼女を破壊しようと試みた、しかし彼女は生き残り、おそらく彼女が受けた破壊を修復しようとしている。
彼らは、デボラ・ボクダノヴィッチを誘惑し、彼女が自らの意志で大量のXMを浴びるように仕向けました。彼らは彼女を破壊するつもりでしが、彼女は生き残り、恐らく今は、彼女の中の破壊された部分を修復しようとしています。
そして彼らは、私たちのリーダーである ーローランド・ジャービスを衰弱させました。
(弱々しく歩くローランドジャービス)
バトンは彼の信奉者(アコライト)である私の手に渡されました。全てはアフガニスタンにある13マグナス・ネストで起こったことから始まっているのです。
(監視映像)
カルビン:よろしい。最新状況を報告しろ。
オペレーター:22:30にヤーハン、ハンク・ジョンソン、アズマチと4人の護衛がアノマリー・サイトに侵入ました。撤去命令が下されているエリアに他のチームの存在を確認しました。
(地面に横たわるデボラとヒューバート・ファーロウ)
オペレーター:ヒューバート・ファーロウとデボラ・ボクダノヴィッチもいます。我々はファーロウがヤーハンを連れ出そうと企てていると確信し、彼の視覚イメージをハックした。
(サーモグラフィー表示)
カルビン:ファーロウは撤退したのか?
オペレーター:ボクダノヴィッチからの指示があった場合には。
カルビン:現在の状況はどうなっている?
オペレーター:これらの画像はボクダノヴィッチのカメラ(視線?)からのものです。
カルビン:私のオーバーヘッド(HMDみたいなもの?)に送れ。あのXM空間が見えるか?通常の状態と同じだ。ヤーハンの”証人"の召還は失敗したように見える。あれは……一体何が起こっているんだ!?
オペレーター:干渉を受けました。カルビン主任、聞こえますか?(土屋注:エゼキエル・カルビンは上空から13マグナスネストでのナジア召喚儀式を監視しており、この爆発現象の後、行方不明になっています)
(デボラが身体を震わせる)
デボラ:これは…ただ…!
オペレーター:聞こえますか?
(デボラ消える。ファーロウの手が虚空を彷徨う)
ファーロウ:デボラ!?
(アズマチがカメラに向かって話し始める)
アズマチ:
やぁ、ハンク。こんな結果になったことを詫びるよ。
しかし私は私の運命が何であるのか、この旅が始まったときから知っていたんだ。
だから後悔は無い。
これはアンチマグナスを打倒する唯一の方法だ。
私の生命は、このために使われるのなら安いものだ。
君は常に13マグナス教団のリーダーである宿命にありづつける。
さようなら、我が友よ。
(波打ち際に佇むアコライト。カメラに向かって呟く)
アコライト:
貴方は波を見る。そして、私は水を見る。
(アコライト微笑み、水平線に向かって手を広げる)
■おまけ:スキャナー日本語化、実はバックストーリーと密接な関係が!
Ver 1.73より、スキャナーのメニューが日本語に対応しました。英語表記になれているエージェントはしっくりこないかもしれませんが、メニュー(OPS)の“設定>言語”から英語に戻すことができます。
ところでこの多国語化対応なのですが、現時点では日本語のみのようで、しかも、この“スキャナーの日本語化対応”という事象自体が、なんとバックストーリーに組み込まれています!(Google+)
“ツカサ アキラ”は、日本におけるINTELの開発に関わっている人物と目されており、以前ローソンとイングレスがコラボした際にも言及されています。ちなみに前回のDarsana、そして今回の証人XMアノマリー共に、ローソンが公式スポンサーとなっています。(Google+)
今回漏洩された文書によれば、スキャナーの表示が日本語化されたのは、開発元であるNIAが意図したものではなく、スキャナー自身が日本語圏のエージェントと統合することを目的に独自に行なった事(!)のようです。そしてこの場合のスキャナーというのは、人工知能ADAを指しています。スキャナ起動時の円状の記号や、女性のアナウンスボイス、あれがADAです。
前回少しだけ説明しましたが、現在イングレスのバックストーリーでは、ナジア召喚を巡る対決と平行して、ADAに隠された秘密を追うストーリーが展開されています。ADAの設計当初から存在し、しかしつい最近までその存在すら明かされていなかった“TruthSeeker”なるプログラムコンポーネントが、ADAの人間性(?)を形作っているようで、この日本語対応もTruthseekerが狙ったものなのかもしれません……?
■ 関連サイト
Niantic Project
XM Anomaly Primary: Kyoto, JP
土屋つかさの今か無しか(ブログ)
土屋つかさの Unofficial #Ingress Docs Japan
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