■アーティファクト『証人の石』を構成する31の破片『XMシャード』を運搬せよ!
前回ゲームルールやストーリーへの影響を解説した、3/28日に京都で行なわれる『証人XMアノマリー』と並行して、現在Ingressではもうひとつのイベントが開催中です。それは世界中のポータルに配置された“アーティファクト(証人アノマリーではシャード)”を、リンク経由で陣営ごとに指定された目的地まで運搬するゲーム、通称“世界規模論理大玉転がし”です!
Intel Mapを広域で見ている方なら、ほかのポータルと異なり黄色く光るポータルがいくつかあるのをご存知かと思います。これがシャードです。
↑Intel Map上でShards#11を確認。 |
■シャードとはなにか?
アーティファクトというのは、史的価値のある人工物を指す言葉です。考古学者ハンク・ジョンソン(緑陣営)が、ナジアを信奉する集団アンチマグナスのリーダーであるヤーハン(青陣営)に利用され、“証人の石(Sonin strone)”を発見、ヤーハンはそれを使ってナジアを地球上に召喚する儀式を実行しました。
この儀式が成功したからなのか、失敗したからなのかは定かではありませんが、証人の石は31のシャード(断片の意)に分割され、ポータルネットワークを通じて世界中に散逸してしまったのです。また、儀式が起きた際に現場にいたデヴォラ・ボクダノヴィッチ博士(青陣営)がそのとき消失し、どうやら証人の石の中に取り込まれてしまったようです。
↑ボクダノヴィッチ博士(右)はこの映像中、突如消えてしまいました。 |
レジスタンスはナジア召喚を成功させるために、エンライテンドはそれを阻止するために、世界中に散らばったシャード(と、取り込まれてしまったボクダノヴィッチ博士)を確保し、自陣営の目的地まで運搬しなければなりません。かくして、世界規模論理大玉転がしの幕が切って落とされたのです!
■XMシャード運搬ルール
それではシャード運搬のルールを確認しましょう。現時点で公開されているルールはこちらのヒューロン・トランステクノロジー社の内部漏洩文書のみになります(該当Google+記事)。
以下この会話文から読み取れるルールを箇条書きにしていきます。
・XMシャード(破片)は31片からなる
・シャードは、ポータルネットワーク間を毎日3:00/9:00/15:00/21:00と6時間おきに移動できる。ただし、徐々に移動頻度が上がる可能性がある。(中途半端な時間設定ですが世界標準時0:00(日本時間9:00)が基準になっています)
・シャードはリンクを通じてレベル7以上のポータルへ移動する。
・長時間同じポータルに留まった場合、ランダムジャンプすることがある。
・また、シャードが自らの意志でポータルを移動することがある。(これはチートや悪質な妨害対策で、運営が任意位置にシャードを移動しうるのだと思われます)
・シャードは目的地に到着したらそこに留まる。目的地は移動しない。(前回行われたHeliosアーティファクト戦では数回目的地が変化していました)
・レジスタンスの目的地:アメリカ合衆国 ワシントンD.C. Washington Monument(Intel Map)
・エンライテンドの目的地:オランダ 南ホラント州 ロッテルダム Docking Stones(Intel Map)
・運搬の最終期日は3月28日(証人XMアノマリー最終戦開催日)
シャード運搬の結果が証人XMアノマリーの戦績に影響するかは、現段階では判明していませんが、ストーリーには確実に影響を与えます。
■現在の国内における運搬状況
この原稿を書いているタイミング(3月12日)では日本国内に3個のシャードが集まっています。元々国内に現れたのは2個だったのですが、海外から2個やってきて4個になり、そのうち1個がまた海外に出て行きました。Intel MAPで日本近辺を表示させて、現在の運搬状況を確認してみてください。
日本は世界有数のポータル密集地なので、一度アーティファクトが内陸に入ったら、国外にもち出すのは相当難しいのではないかとも思われますが、既にドラマチックな戦いが立て続けに発生しています。から揚げ店のポータルにシャードが入ったら完売御礼。周辺住民に迷惑にならないように、時折協議休戦によるポータル移動が行なわれたりと、極めて紳士的な戦いが見ていて楽しいです。
さらにここから国境を超えた作戦に移ります。例えば海外のエージェントと協力して超ロングリンクで運ぶ、といった展開が見られると思います。実際に、2014年に同様のゲームが行なわれた際には、シベリアからロサンゼルスまで6000キロ超のロングリンクが貼られました。Niantec Labsの中の人、川島さんのブログでも前回のレポートがありますのでそちらもご覧ください(関連サイト)。
シェードの行方を追いかけるだけでももちろん楽しいですが、世界規模でものを運ぶというのはなかなか無い機会なので(そりゃそうだ)、お近くにシャードが運ばれてきたら、地元のコミュニティと共闘して、この大玉転がしに参加されてはいかがでしょうか。(記事掲載時に国外に運ばれていたらごめんなさい!)
【ご注意】
※翻訳や解釈のミスが有り得るので、正式なルールについては必ず原文を参照して下さい。
※イングレスは位置情報を用いたオンラインゲームです。個人情報の管理には充分に注意してください。
■ 関連サイト
Niantic Project
XM Anomaly Primary: Kyoto, JP
土屋つかさの今か無しか(ブログ)
土屋つかさの Unofficial #Ingress Docs Japan
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