格安SIMの使い勝手って気になりますよね。この連載では、ここ最近話題になっている、もしくは話題になった格安SIMのAPN設定や実測速度を紹介していきます。今回は、Amazonで買えることで注目された、auの格安SIMを展開しているmineoの『mineoプリペイドパック』を試していきます。
mineoプリペイドパックは、データ通信専用で1GBまでの通信が可能。LTEにも対応しているので、お試し用にピッタリです。
●mineoプリペイドパック
実売価格:3456円
利用できるデータ量:1GB(超過後は通信不可)
利用可能期間:開通月の翌月まで
SIMサイズ:マイクロ、ナノ
mineoプリペイドパックは1GBを超過すると通信がまったくできなくなりますが、プリペイドパックからデータプランの月額制へ移行することも可能です。SIMカードはそのままで移行できるほか、初回加入時の事務手数料も割り引かれます。なお、音声通話プランへ乗り換える場合は、SIMカードの交換が必要なほか事務手数料3240円がかかります。
タイプ | 基本データ容量 | ||
---|---|---|---|
1GB | 2GB | 4GB | |
シングルタイプ (データ通信のみ) | 918円 | 1058円 | 1706円 |
デュアルタイプ (データ通信+音声通話) | 1577円 | 1717円 | 2365円 |
iPhone用に、“構成プロファイル”が用意されているので、公式サイトからインストールするだけで使えるようになります。ただし、iPhone 6およびiPhone 6 PlusではSIMフリー版、au版ともにmineoが利用できないほか、iOS 8を搭載しているau版のiPhoneでは音声通話とSMSのみの対応なので、あまりメリットはありません。詳しくは、mineoの公式ページにある動作確認端末一覧でチェックしてください。
なお、iPhone、Androidとも、利用前に電話で開通手続きを済ませる必要があります。具体的には、開通手続きの窓口に電話して、SIMカードの下側に記載されている“ご利用者番号”と“パスコード”を入力すればOK。
●iPhoneで“mineoプリペイドパック”を使えるようにする手順
※iOSのバージョンによってはデータ通信が利用できません。
mineoのユーザーサポートから“ネットワーク設定(iOS端末)”へアクセスして、safariから構成プロファイルをインストール。設定の“モバイルデータ通信”から、“モバイルデータ通信”と“LTE回線を使用”にチェックをオンにすればLTEで通信できるようになります。
●Androidで“mineo”を使えるようにする手順
※機種によっては設定項目の名前が違うことがあります。
APN | mineo.jp |
ユーザー名 | mineo@k-opti.com |
パスワード | mineo |
認証タイプ | CHAP |
“設定”を開いて“その他のネットワーク”から“モバイルネットワーク”をタップ。
次に“APN”をタップして、右上のメニュー表示から新しいAPNを選択。名前を会社名や契約したプラン名など判別のつく内容にして、APNには“mineo.jp”を入力。ユーザー名に“mineo@k-opti.com”、パスワードに“mineo”を入力します。
下のほうへスクロールすると出てくる認証タイプからCHAPを選択。
“モバイルデータ”にチェックが入っているかを確認。
●“mineoプリペイドパック”の実効速度を確認
※計測にはサムスンの『GALAXY S5 SCL23』を、計測アプリには『RBB TODAY SPEED TEST』を利用。
RBB | 3月1日(日) 12時前後 | 3月1日(日) 22時前後 | 3月2日(月) 12時前後 | 3月2日(月) 22時50分前後 |
下り | 3.98Mbps | 3.71Mbps | 0.34Mbps | 5.5Mbps |
上り | 4.53Mbps | 9.89Mbps | 5.82Mbps | 6.53Mbps |
平日、土日の昼ごろと夜で計測。ピークタイムはやはり速度が落ちますが、それ以外は下り4Mbps前後の速度が出ており快適でした。動画の再生もスムーズでしたが、容量1GBの完全使い切りなのであまり使わないほうがいいでしょう。
●関連サイト
mineo
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