約6kgの肉の塊を、煉瓦造りの炉窯(炭火)でじっくり焼き上げる東京・渋谷の『炉窯ステーキ煉瓦』にやってきました。
■約6kgの塊肉を焼き上げる『炉窯ステーキ煉瓦』
目当ては、2月16日よりスタートした“肉のみ”のシンプルなコース。
今までこの炉窯ステーキを含むコースメニューは、前菜や温菜、デザートがセットの『煉瓦コース』6800円の1種類のみでした。この度、肉以外の料理を簡略化した4000円のコースも加わりました。
■目当ては新メニュー“肉のみ”4000円コース
細身に見えるが、週刊アスキーのダークホース的な存在であるゆうこば。深夜に突如カップラーメンを有象無象に食べだすのが、編集部の入稿日の名物に。先日は家族全員でシュラスコを食べに行ったそう。 |
従来より手軽に極上の炉窯ステーキが食べられるようになったなんて~! たまらず、週アス編集部の食いしん坊で行ってきましたよ。
お店に到着した時間は19時30分ごろ。この時間を覚えておいてください。
■“肉のみ”コースは、肉以外にはパンがセット
まず登場したのは、パン。それと炉窯ステーキの付け合わせの塩、ペッパーです。
『煉瓦コース』の場合、前菜や温菜、などが付きますが、“肉のみ”のコースなので、セットはシンプルにパンのみ。後にステーキと合わせて食べると、パンはしっとりしていて、くるみパンのような味わいでした。
前菜がなく、少しさみしい気もしますが、炉窯ステーキをお腹空いた状態でかぶりつけるというメリットがあります。
Xperiaで写真を撮ったり(スマホ班ゆうこばが)ウォームアップをして待っていると……。
■[19時40分]巨大な塊肉登場!
どど~ん。出ました。
巨大な塊肉です。
肉の種類は脂身と赤味のバランスが良い“イチボ”。
約6kgの巨大な塊の状態のものを炉窯で焼き上げることで、肉の旨味を閉じ込め、パサつかないしっとりとした仕上がりを実現できるというのです。
これを切り分けてお客さんに提供してくれるのですが、シャッターチャンスとばかりに焼き上がりの肉塊の状態で席を回ってくれるのがニクイ。
■とにかくデカいぞ!
大きさ感がわかりづらいのですが、とにかく巨大。6kgなので、当然子ども以上のでかさがあるわけなのです。ステーキの規格外といった塊肉です。 |
煉瓦の炉窯ステーキが焼き上がる時間は、毎晩きっかり19時40分ほど。
6kgの塊肉を丹念に焼くには6時間ほどの時間がかかります。なので、煉瓦ではお客さんのいかんに関わらず、毎日19時40分の焼き上がりを目指して肉の調理を進行。お客さんのほうが焼き上がり時刻を目指して来店するという、珍しくも人が肉に合わせるシステムになっています。
■切り分けられた炉窯ステーキ
塊肉が我々の前から引き上げられて、待つこと若干分。ひとりひとりの席に切り分けられた炉窯ステーキが登場しました。
1人前200~250g程度に切り分けるという炉窯ステーキ。この日はサラダと、バルサミコと赤ワインのソースが添えられていました。
いや~ん、おいしそう‼
■ナイフを入れると・・・
「6時間かけて焼き上げられたお肉さま~」と、敬意をはらいながらナイフを入れると。
■断面が赤~い
「赤い!!」
なんということでしょう! 断面が燃える桜の色のように、キレイに赤いのです。外側がこんがりと焦げ色がついているのに、意外な対比です。
■仰天するおいしさ!
そして、ぬゎーーーーーーーんというおいしさなのでしょう!
炭と薪を使って焼き上げたという炉窯ステーキは、燻したような香ばしい風味が溢れ、噛むとしびれるような美味!
シュラスコ肉が好物というゆうこばも思わず仰天。
「ふぉぉぉおおおおお」 と、声にならない歓喜の悲鳴をあげていました。
■普通のステーキとはかなり違う
強烈な香り、生きていると主張するようなしっかりした噛みごたえ、そしてほとばしるような“肉感”。すべてが凝縮しています。このおいしさは、他のステーキとはなかなか比較できません。
外側はこんがりとしっかりと焼けているのだけど、中は生に近いような新鮮な“肉感”があり、非常に独特。数100g単位で焼き上げたステーキとは、比較できないというか、まったく別物のおいしさなのです。
別添えで、アメリカの山の塩、イギリスの海の塩、そしてブラックペッパーが用意されており、それぞれ、山の塩はまろやか、海の塩はミネラル分を感じおいしかったのですが、炉窯ステーキは塩味を足さなくても大丈夫なほどしっかりと旨味がついていました。
■“おかわり”肉も用意
お皿の炉窯ステーキを惜しみながら食べ終えたちょうどぐらいのタイミングで「まだ食べられたら、いかがですか?」と、店員さんがステーキ肉の一部を配布しにやってきてくれました。
切り分けた炉窯ステーキのあまりの部分だそう。“おかわり”でいただいたステーキ肉は、脂身が多かったりカタチが悪かったりしましたが、食べ切ったと思ったら追加でさらに肉がもらえるなんてサイコーですね。
■飲み物メニューも充実
もちろん、お酒のお供の飲み物も充実。生ビール600円と、良い雰囲気のお店にしては高くない値段です。
以上、4000円の“肉のみ”コースと飲み物で、極上の炉窯ステーキを十分に堪能してきました。
前菜などがないというのは最初はさみしい気持ちもしましたが、ほかのものを食べず、お肉だけでお腹を満たす快感は想像以上の満足感です。もちろん、前菜や温菜、デザートはそれぞれこだわりの料理になっているので、全部食べられる『煉瓦コース』も貴重なのですが。
炉窯ステーキの4000円の“肉のみ”コースを注文する場合、来店時刻は19時15分~19時30分が必須。3日前~当日の19時まで電話予約を受付中です。もちろん、通常の『煉瓦コース』(6800円)も提供中。なお、21時以降に来店の場合、コース、アラカルトの食事にも対応するということ。
普通のステーキとはまったく味わいが異なる煉瓦の炉窯ステーキ。一度は食べてみるべきです!
※価格は税抜きの表記です。
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