みなさん、こんばんは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて話題沸騰中のPepperくんですが、2月27日販売が開始されますよ。今回は300台を開発者登録しているユーザーに優先的に販売され、一般ユーザーに届くのは夏ごろになりそうです。先日の「Pepper App Challenge 2015」でも魅力的なアプリがたくさん登場したことを考えると、夏頃にはかなり楽しい環境が整っているのではないでしょうか。
今回は、一般ユーザーがPepperくんを購入したら何ができるのか、製品版を使って紹介していきますよ。
Pepper
身長は約121センチで、体重は約28キロ。胸部には10.1インチのタッチディスプレーを搭載する。最大で時速3キロのスピードで移動することも可能だ。
耳部分から音が出る
耳部分にスピーカーを搭載。後頭部にあるメッシュカバーの部分は排熱口だ。
表現力を高める指の動き
指はリアルに動作。握手は可能だが、モノを掴んで持ち上げることはできない。
マイクとタッチセンサーを搭載
頭頂部には4つのマイクを内蔵。タッチセンサーは頭をなでられたことを感知する。
頭部にはカメラを2基搭載
額の小さな穴と口にカメラを搭載。目には3Dセンサーがあり、凹凸を判別可能。
脚部分にはセンサーが密集
ソナーセンサーやジャイロセンサー、レーザーセンサーなどが搭載されている。
充電端子は背面に設置
脚の背面側にある充電端子に、付属ACアダプターのケーブルを挿して充電する。
ここからは、製品版のPepperくんにプリインストールされているアプリを紹介します。Pepperくんを箱から取り出してすぐに使えるアプリは、紙芝居の読み聞かせ、料理提案、ダンスの3つです。
紙芝居の読み聞かせ
子供向けの童話読み聞かせアプリ。Pepperが朗読するのではなく、アプリ内に収録された朗読の声に対してリアクションする役割をこなす。話の展開に合わせて、適切な“ツッコミ”を入れたり身振りを見せるため、子供が話に集中するのを助けてくれる。 朗読は英語バージョンも用意されているが、Pepperのリアクションは日本語のみ。よく知られた童話を収録しているので、大人が英語学習のために利用してもよさそうだ。
聞きたい童話を本棚から選択
ラインアップは定番の童話ばかり。それぞれに日本語と英語バージョンが用意される。
適切な合いの手に思わずのめり込む
上半身の身振りを交えながら、ツッコミを入れるPepper。なかなか盛り上げ上手だ。
料理の提案
Pepperが料理メニューの写真を見せて、提案をしてくれる。提案されたメニューが気に入ったら、「食べたい」と返答すれば採用。QRコードが表示され、スマホやタブレットで読み込めばレシピが表示される。不採用の場合は、別のメニューが提案される。
メニューは提携サービスが提供するもので、和洋中などのメインディッシュやおかずが中心。レシピ数は数千種類にもおよんでおり、毎日利用してもかぶることはないはずだ。
踊りながらメニューを提案
軽快な音楽とともに「これ食べたくない?」というセリフを発して気分を盛り上げてくれる。
写真を提示して選択を迫る
Pepperの問いかけに「食べたい」と答えれば採用。何も答えないと不採用になる。
ダンス
クラシックなどの曲に合わせてPepperがダンスするアプリ。その場で立ち止まって上半身だけを動かすのではなく、オムニホイールで前後左右に移動しながら踊るダイナミックさが特徴だ。
上半身も首や肩、ヒジ、手首、腰が可動するため、非常に滑らかな動きが可能。指先も曲調と連動してしなやかに動き、思わず見とれてしまうほどに表現力が高い。
曲調とマッチした動き
顔の表情による表現は無理だが、指先などの動きでカバーしている。
衣装チェンジもできる曲
衣装は曲ごとに決まっており、これは『くるみ割り人形』用の衣装。
●関連サイト
Pepper
Pepper app challenge 2015
さて、現在発売中の週刊アスキーには、ここで紹介したPepperくんのプリインストールアプリだけでなく、開発者のインタビュー、サードパーティー開発者のインタビューや開発中のアプリなども詳しく紹介しています。さらに、Pepperクラフト特集もあります。Pepperくんのペーパークラフト付録がついてお値段据え置き。ぜひ早めにお買い求めください。
なお、付録という特性上、電子版にはペーパークラフトは付属していませんのであらかじめご了承ください。紙の週刊アスキーは、お近くの書店、コンビニ、ネット書店で購入できますよ。
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