回転寿司チェーン『無添くら寿司』で予約受付中の恵方巻『まるごといわし巻』がインパクトがでかすぎるとネットで話題です。
我ら週アスではくら寿司を愛するあまりに、外見だけを似せてこれを自作してフライング試食を済ませて満足していました。が、「本物はそんなじゃねーよ」と憤りがあったんでしょうね、きっと。くら寿司さんが特別に節分よりひと足早く『まるごといわし巻』を食べさせてくれました。
■これが本物の『まるごといわし巻』
こちらが正真正銘くら寿司の『まるごといわし巻』。
厳選した脂のよい釧路産のいわしを贅沢に使った恵方巻。いわしの塩焼きに大葉と梅肉をトッピングし、だいたんにクルッと海苔巻。海苔は通常の海苔より品質の良い海苔を厳選して使用と、随所にくら寿司さんのこだわりが見えます。
横からみても分厚いです。実際に目にして驚いたのはなによりこの厚みでした。イワシを中心にシャリがびっしりと巻かれているため、ボリューム感があります。
1本の長さは、イワシのアタマから尾を含むと実寸21センチほど。もちろんiPhone6の大きさを軽々と超えています。
■模造品『まるごといわし巻』と正規品を比較してみた
かつて自作したくら寿司ふうの『まるごといわし巻(偽)』を正規品と比べてみます。
オリジナルに自作した『まるごといわし巻(偽)』。 |
正規品の『まるごといわし巻』。 |
上がオリジナルで自作した『まるごといわし巻(偽)』。下こそ本物の『まるごといわし巻』です。
以外にも……、けっこう似ているんじゃないでしょうか。
偽物のほうは梅肉やごはん粒が飛び出ていますが、イワシが一匹巻かれている海苔巻という様相では等しいです。
(もっとも、見た目を似せてつくったのだから、似ていて当たりまえですが。)
オリジナルに自作した『まるごといわし巻(偽)』。 |
正規品の『まるごといわし巻』。 |
上が偽物で下が本物。
偽物のほうは家庭用コンロの魚焼き器で無造作にいわしを焼いたためか、アタマが焦げてひしゃげています。本物のほうはアタマのカタチも美しく残っていておいしそう。
なお、節分の習慣のひとつのいわしのアタマを魔よけとして飾る“柊鰯”が今回の『まるごといわし巻』の由縁だそう。柊鰯としても活用できるためアタマの部分がとても重要です。
うーん、やっぱり細かく見ると偽物と本物でかなり違いますね。
■いざ正規品の『まるごといわし巻』実食<
本物の『まるごといわし巻』を切ってみると断面はこんな感じ。
中骨が抜かれていて子供でも食べやすいように処理されています。ただし、小さい小骨は残っているので、食べるときは喉に刺さらせないように注意しなくてはいけません。
いざ、食べてみました。
これは………、おいしいです!!
模造品『まるごといわし巻』に比べてめちゃくちゃおいしい。
いわしがおいしいんです。たっぷり脂が乗ったいわしは、柔らかくかつ肉厚。噛むごとにおいしい脂がでてきます。青魚と>酢飯は相性がいんでしょうね。魚の後味を酢飯の酸味と、大葉、梅がさっぱりとさせてくれるため、バランス良しです。
いわしのアタマは取って食べましょう。アタマは節分のお飾りの『柊鰯』として使うのもアリということ。 |
同じく前回の模造品を食したヨシダ記者も、本物を食べると目に涙を浮かべて感激しました。特に「大きい骨がないのが食べやすいのがイイ」ということ。模造品は干物をそのまま焼いてましたからね。
外見だけ似せてつくった模造品を食べた後だからか無性においしかったです。いや、自嘲のつもりではないんですが。
見た目がちょっと……、と思っている人も食べてみると意外にいけるかもしれません。
恵方巻なのでやっぱり、恵方に向かってかぶりついて食べましたよ。丸かじりするときにアタマは取ったほうがいいということ。今年の恵方は西南西。良いことがありますように!
『まるごといわし巻』はくら寿司にて350円(税別)で予約受付中。限定本数の販売なので予約はお早めに。
くら寿司ではほかにも、かにのほぐし身をたっぷり使った『豪華かに太巻』や、うなぎ、えびなどを使った『七福巻』など、節分に向けてバラエティーに富んだ恵方巻の予約を受け付けています。
■関連サイト
手作り恵方巻き|くら寿司 ホームページ
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