Windows10の最新機能が詰まったテクニカルプレビュー版が公開されたので、仮想デスクトップ環境『Hyper-V』上でサクッとインストールしてみました。
日本語版のISOファイルをダウンロードして仮想環境で実行。
当たり前ですがダイアログがすべて日本語なのがうれしいですね。ライセンス条項も日本語化されていました。
特に何の問題もなくインストール完了。ウィンドウズのバージョンは10(ビルド9926)です。
起動直後の画面がこちら。壁紙はデフォルトが雪景色に。進化点として、これまでなかったスタートボタン横の検索ウィンドウが、まず目に入ります。そこそこ広いんですが幅は固定です。
スタートメニューは右上の拡大アイコンを押すだけで、パッと全画面表示に。
わざわざチャームを出して切り替えることなく、8デスクトップ画面へと移動できる、といった感覚です。タッチパネル対応PCを使っていると、マウスとタップ操作を同時に使う機会もあるので、瞬時に拡大できるのはなにかと便利そう。ついでに、スタートメニュー左側の“すべてのアプリ”が探しやすくなるといった利点もあります。
ユーザー名のすぐ隣の微妙な位置にあった電源ボタンは、スタートメニューの右端に移動。わかりやすくなりました。
日本語版で、デジタルパーソナルアシスタント“コルタナ”さんは使えませんでした(英語版ではMicrosoftアカウントを入力するよう案内が出ますが、日本語版は×)。
コルタナさんに頼らないテキスト検索をした場合。
右からスワイプすると出てくるチャームは、通知機能へと変わりました。右下のアイコンをクリックすると、新しいセッティングメニューが確認できます。
システム、デバイス、ネットワークとインターネット、パーソナル設定、アカウント、時刻と言語、簡単操作、プライバシー、保守と管理、の9項目。
アプリがユーザー情報に勝手にアクセスできないよう、プライバシーオプションの変更などもできる模様。
ネットワークの設定もWiFiやVPNの設定が分かれ、シンプルでわかりやすくなりました。携帯電話の設定項目もありますね。
とはいえ、今のところ従来のコントロールパネルもきちんと存在しています。新しいセッティングメニューも素敵ですが、見慣れているのでなくなったりしないで欲しいなぁと。
そのほか、フォルダーやホーム、ネットワークなど、いくつかのアイコンがフラットデザインへ。PCアイコンがちょっと気の抜けた感じで萌えるのですが、私だけでしょうか。
フォトアプリの新機能などは、まだ開発中。ストアから更新プログラムが配布される予定とのことです。ネットワーク環境に繋がらなくなってしまったため、新マップ等が試せなかったのが心残りですが、世界中のWindows Insider Programユーザーの意見を積極的に取り入れて改善しているだけあって、Win10がどんどん洗練され、完成度の高いOSに進化しているという印象をもちました。引き続き、試していきたいと思います。
■関連サイト
Download Windows 10 Technical Preview ISO
Windows 10: Briefing
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