周囲360度が一度に撮影できるリコーの『THETA m15』やピント位置を後から変更できる『Lytro ILLUM』など、独自の機能や見た目の面白さに注力した、“一芸カメラ”が近頃台頭している。新年会など人が集まる場所で撮影すれば、モテること間違いなしのアイテムだ!(※ただし、個人差があります)
スマホの普及で苦境に立たされているコンパクトデジタルカメラ市場だが、その流れを受けてか各社カメラメーカーが力を入れているジャンル。それこそが“一芸デジカメ”だ。その中でもひときわ光る存在が、レンズスタイルデジカメ『QX1』だ。
液晶もレンズもないカメラだが、構図も撮った写真の確認もしない“ノールック撮影”機というわけではない。スマホとWiFi経由で接続すれば、プレビューや撮影設定の変更ができる。レンズと液晶やなどのモジュールを省いたことで、一眼画質を保ちながら小型している。その結果、設置や使い方の自由度が向上している稀有なカメラである。
さて、このQX1だが、この独特なデザインで見せるだけでも話題になる。アダプターを使えばオールドレンズやフルサイズ用レンズも装着できるなど、こだわり撮影ができるのも強みだ。今回は超望遠レンズを組み合わせてみることにした。
↑望遠レンズ『SAL70-400G2』(24万2500円前後)とQX1をαレンズアダプター『LA-EA4』(2万9700円前後)で接続した状態。レンズの存在感が圧倒的。 |
そして、この状態のQX1を2人の男性に渡してみた。ひとりはなんちゃって写真家である編集部のアフロ・カメ山氏、そしてプロカメラマンの2405(にしお ごう)氏。2人にモテ撮りを伝授してもらうことにした。
アフロ・カメ山のモテ撮り
「いやぁ~、QX1の撮影はこう~望遠鏡みたいに……あれ? 液晶もEVFもなくね? わし間違ってる?」
2405のモテ撮り
「知り合いのカメラマンがつくったんだけど、このグリップをつけてスマホを挟めば……ほら、カメラが銃みたいになったね! スマホでプレビューすると構図にもこだわれる。もちろん、撮影自体も楽しめるよ」
ビデオカメラ用の三脚兼グリップの『GP-VPT1』(6800円前後)を使えば、SFチックな銃スタイルに。しっかり固定や構図のチェックもできるカンペキな撮り方。これぞ機能と見た目の美しさを追求したモテ撮りだっ!
写りはこんな感じ
ボケ味の深いデジ一眼ならではの画質で見事に被写体の存在感を浮きだたせている。
このほかにも、好評発売中の『週刊アスキー1/27号 No1012(1月13日発売)』の特集『いま一芸カメラが面白い』では、THETAやLytroを使ったクールな撮影技法や作例を掲載。気になった人はぜひお近くのコンビニや書店で手に取って頂きたい。
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