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家でプリントできる電子回路 東大ベンチャーAgICが1億円を調達 中国展開へ

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 東大ベンチャーのAgIC(エージック)は13日、総額約1億円におよぶ資金調達をしたと発表した。AgICは銀ナノインクを使い、市販のインクジェットプリンターや専用のペンなどで電子回路を簡単に試作できる技術を開発するベンチャー企業。出資元はTomyK、East Ventures、中国資本のYorenなど。

 Yorenの母体は中国の広告会社。中国国内での広告関連業務で提携し、中国での事業拡大を目指すという。先月にNTTドコモが公開した広告「触ると光るポスター」に同社の技術が採用されており、同じように電子回路を使った広告を中国で展開する予定。

 調達資金はウェブサイトとハードの開発資金にあてる。同社では電子工作の作品を公開・販売できるサイトを今年3月にも立ち上げる予定で、初年度の売上見込みは同社製品を含め1億円。ハードとしては専用ペンを使った教育用のキットを開発する予定という。

 AgICの設立は2014年1月。資本金は6250万円。現在、日本と米国で製品を販売している。

■関連サイト
AgIC
プレスリリース

写真:ふつーのプリンターで電子回路をつくる“AgIC Print”で電子工作してみた

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