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m-Stick MS-NH1:使ってわかった2万円切りスティック型PCの実力|デジギア一点突破

2014年12月18日 14時00分更新

文● 週アス編集部 撮影●高橋智

m-Stick MS-NH1
●マウスコンピューター
●直販価格 1万9800円

デジギア一点突破 m-Stick

高負荷時でも7ワットと超省電力

 HDMIに直接つなげられる省電力な超小型PC『m-Stick』が登場した。OSはWindows8.1 with Bingを採用し、直販価格は2万円切りとまさに破格。消費電力は通常時3ワットで、高負荷時でも7ワットと省電力で、給電はマイクロUSBから行なう。常時起動していても電気代は毎月約74円※しかからないのはうれしい。

※1日24時間で31日使用した場合。消費電力は平均値の5ワット、1kWh=20円で計算。
 

デジギア一点突破 m-Stick

インターフェースは最小限

デジギア一点突破 m-Stick

 HDMI端子からテレビや液晶ディスプレーに映像と音声を出力。フルサイズのUSB2.0と給電用マイクロUSB、SDカードスロットだけとインターフェースは最小限の設計だ。
 

基板は8インチタブレットの半分

デジギア一点突破 m-Stick
↑CPUはAtom Z3735Fとタブレット並みの性能だが、内部の基板は約半分のサイズに収まっている

 使用感は低価格なWindowsタブレットに近い。eMMCはリードが毎秒約162MB。IE11の起動は3秒未満で完了するなど、HDD搭載ノートよりも高速になる場面も多い。
 

デジギア一点突破 m-Stick

 PCMark8ではシングルスレッドあたりの最大動作クロックが高いLIVAに負けたが、フルスレッドベンチのGeekbench3ではm-Stickに軍配が上がった。VivoTabとの差は本機の放熱性が弱いからか、最大クロックを維持する時間が短かったためだ。

マイクロSDXCカードに対応
 

デジギア一点突破 m-Stick

 64GB以上のマイクロSDXCカードに対応。カードリーダーのアクセス速度は実測で毎秒約23MBだった。本体ストレージが32GBと少ないので、是非SDXCカードで増量しておきたい。

■おもなスペック
CPU Atom Z3735F(4コア/4スレッド、1.33GHz、最大1.83GHz)
メモリー 2GB
ストレージ 32GB eMMC
通信機能 IEEE802.11b/g/n、Bluetooth4.0+LE
インターフェース HDMI出力、USB2.0、マイクロUSB2.0(給電用)、マイクロSDXCカードスロット
電源 10W(5V/2A)
サイズ/重量 38(W)×9.8(D)×100(H)mm/約44g

●関連サイト
m-Stick製品ページ

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