ネットで話題のサービスや事件、ツイートしている中の人を直撃する週アスの好評連載『中の人特捜部』──今回は、仕事で請け負えば1000万円相当という列車のCGを、全くの趣味で、しかも本気で取り組んだ鉄道マニアに迫ってみる。
100時間以上かけてCGで描いた日常にある列車内
11月5日、 ツイッター上で“103系”という電車内の画像が話題を呼んでいた。一見すると、誰もいないときにデジカメで撮ったのだろうとしか思えないのだが、投稿者である“トンちゃん”が明かすには、なんと3DCGなのだという。
青いシートの柔らかさ、手すりや網棚の金属の質感、ガラスへの写り込み、天井に設置された扇風機など、すべてがリアル過ぎてCGとは信じがたい。しかし、ツイートに張られたリンクをたどると、「レンダリング時間103時間30分!!」と、制作過程をまとめたページにたどり着く。「本当にCGだったんだ!」というインパクトがあまりにすご過ぎて、評判が一瞬のうちにツイッターを駆けめぐったのだ。
シート下のパイプやネジ、見えないところもつくり込む!
↑シート下や台車など、中の中まで忠実につくり上げる徹底ぶり。実はネジの頭にも溝が切ってある。
●今週の中の人
トンちゃん
幼稚園のころから愛して止まない、キャリア20年以上という筋金入りの鉄道ファン。ニコニコでは友人らとともに、鉄道をテーマとしたラジオ番組などを配信している。
細部にまでこだわったCGは
ホンモノと見まちがうほどのクオリティー
皇室のお召し列車をけん引した鉄道界のキング!
↑半年間の休みをはさみながら、191万ポリゴンもの構成を、実作業期間1年ほどかけて完成させてた電気機関車『EF58 61』。
機関車にけん引させるためにつくった『オハ35』
↑電気機関車『EF58 61』に引かせるためにつくった客車『オハ35』だが、完成後に調べたところ、あまりけん引していなかったと……。
週刊アスキーで全部読めます!
2014年12月2日発売の週刊アスキー12/16号(No.1007)では、筋金入りの鉄道マニア、トンちゃんが列車のCG制作にかける情熱や、聞くもトホホなCG制作の苦労話などを紹介しています。
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