どうもこんにちは! 最近、『Edison(エジソン)』を手に入れてホクホクしている池澤です。Edisonというのは、10月末にインテルから発売された小型マイコン。ハードウェア好きの人たちの界隈では、「SDカードサイズのLinux搭載マイコン現わる!」と騒がれているアイテムです。
特徴としては、『Raspberry Pi』などの他社製品の小型マイコンと比べて“処理速度が早いこと”と、“WifiやBluetoothでネットワークに繋がること”が挙げられます。もちろんSDカードサイズで“超小型”というのもポイントです。
インテルから発売された、小型のマイコン『Edison』。ウェアラブルなどIoT((Internet of Things:モノのインターネット)市場で注目のアイテムです。 |
Edisonをいじいじするには、Linux、電子工作、マイコンの知識などが少しあれば、楽しめると思います。私はRaspberry Piをいじいじした経験があるのですが、電子工作の知識なんて回路図を見ながらよろよろ回路を組めるレベルです。バリバリの知識がなくても勉強しながらチャレンジするのが楽しい!!
というわけで、Edisonを開封してみましょう!! パッケージには3枚ほど基板が入っていましたが、その中でもいちばん小さいのがEdisonです!
パッケージに入ったEdison。ノートパソコンのメモリーくらい小さい。 |
本当にSDカードサイズだ! 小さいなぁ!!
……こんな小さい基板とチップにLinuxが載っているなんて信じられない! すごいー!!……とはしゃいでいたのですが……
あれ?……でもこれ、どうやって開発するの?
Edisonは、美しいほどにツルペタなのです。こういったマイコンは、基本的には回路の中に組み込むものなので、ハンダ付けできる穴や、ジャンプワイヤを挿すためのピンがついているものが多いのですが、Edisonにはまったくありません。
唯一ある端子がコレ。ここから外部に繋ぐの? |
端子らしきものはひとつだけあるのですが、初めて見た形状です。一体何なんでしょう?この端子……あっ!! もしかして……
Edison本体以外の2枚のボードも取り出してみました。 |
調べてみると、『Edison Breakout Board』という小型のボードと、『Edison Board for Arduino』というArduinoが組み込まれているボードが同梱されていました。まじか〜〜。ボードに取り付けると、もはやSDカードサイズじゃないですよ(笑)。『Edison Board for Arduino』なんか、Arduino UNOやRaspberry Piよりも大きいんですどぉぉぉぉぉ〜〜〜!!
『Edison Breakout Board』なら装着した状態でも手のひらサイズ。 |
でもSDカードレベルではないにせよ、『Edison Breakout Board』はじゅうぶん小さいです。これだけ小さいと、組み込みやすいので開発できるものの幅が広がるなぁ。
さらに、将来的にはフリスクケースに収まるサイズのボード『Eaglet(イーグレット)』も開発中です。回路+バッテリーがこのサイズに収まるなんて、考えただけでもワクワクしますね。
11月末に開催されたMaker Faire Tokyo 2014にて、スイッチサイエンスが「スイッチサイエンス版Eaglet」を発表しています。 |
ちなみに、Edison自体もスイッチサイエンスさんのサイトから購入できます。Edison単体が直販価格で7020円。Edison Breakout Board Kitが直販価格8640円です。
EdisonにはLinuxが載っているわけだから、このサイズのサーバーを作ることも可能ってわけで……
「フリスク持ってるの? ひとつちょうだい」
「これ? ごめんね、これ私のサーバーなの」
……なんて会話する日がきちゃうかも! 夢が広がるなぁ!!
女優の池澤あやかさんは慶應義塾大学 環境情報学部(SFC)卒の才媛で、プログラミングができる特技を生かして独自の立ち位置で大活躍中! 特に好きな言語であるRuby界では女神と呼ばれています。開発者によるアプリをガチで審査する週刊アスキー本誌連載『熱血!!Appバトル』では審査員を務めています!
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