スマホ版のTwitter最新版(iOS版 6.18、Android版 端末により異なる)では、スマホにダウンロードしたアプリの一覧情報を収集する機能が実装されています。その人がどんなアプリを使用するか、という情報がTwitterに取得されます。
どうして!? という疑問への回答の前に、まずは情報収集機能は簡単に解除できるのでご紹介します。
iPhoneの場合、[アカウント] タブの設定アイコンをタップ→[設定] をタップ。
変更するアカウントをタップ。
[プライバシー] の [アプリに合わせてTwitterをカスタマイズする] で設定を変更。
[アプリに合わせてTwitterをカスタマイズする]のチェックが外れていれば解除完了です。
この手順で端末のアプリ情報収集を停止し、さらにいったん収集した情報も削除するそう。
この状態でOK。Twitterはアプリ情報収集をストップします。 |
Androidの場合、省略表示されているアイコンをタップ→[設定] をタップ→変更するアカウントをタップ→[その他] の [アプリに合わせてTwitterをカスタマイズする]
で設定の変更ができます。
なお、アプリの情報集機能は実装されたタイミングでこの通知が届いている。 |
Twitterが収集しようとしているのは、スマホ端末にダウンロードされたアプリ情報ですが、あくまで「どんなアプリをダウンロードしているか」までにとどまるそうです。公式ウェブサイトのヘルプセンターでは以下のように説明しています。
Twitterが収集するデータ
ユーザーがインストールしているアプリケーションの一覧のみを収集しています。アプリケーション内のいかなるデータも収集していません。
つまり、アプリ上に入力された個人情報や行動を吸い取って監視するわけではないとしています。
では、目的とはなんでしょうか?Twitterジャパンの広報に問い合わせてみました。
---スマホのアプリ情報を収集する目的とは?
「“おすすめユーザー”や広告の表示を、なるべくその人にあったものにしたいという目的です。Twitterというサービスは属性情報などの入力は不要でメールアドレスだけで登録できるものなので、ユーザー独自の仕様にカスタマイズという部分が強くないという背景があります。カスタマイズの精度をあげるために、ユーザーがどんな興味があるかといった部分をアプリ一覧の情報で助けてもらうという感じです」
なお、Twitterのヘルプセンターでは情報の利用例について以下のように記載しています。
リストデータの利用例
・同じ興味関心を持っている “おすすめユーザー” をより高い精度で提案します。
・特に興味のありそうなツイート、アカウント、その他のコンテンツをタイムラインに追加します。
・ユーザーの興味によりマッチしたプロモコンテンツを表示します。
「試験的に同意の上で全体の1%程度のユーザーに利用してもらったところ、非常に良い結果が出たため今回の実装となりました」
---最後に、Twitter側からスマホのアプリリスト以上の情報を収集することはないんですよね?
「ないです。収集するのは端末にダウンロードしたアプリの一覧という表面上の情報だけです」
ということでした。
スマホ端末の情報収集というと身構えてしまいますが、Twitter側はあくまで趣味嗜好でユーザーをカスタマイズするための要素のひとつとしています。
情報が収集される設定はユーザーからも簡単に解除ができるので、少し考えてみた上でユーザーが判断すると良さそうです。
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