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Firefox10周年を記念し、プライバシー情報を忘れてくれる機能を追加

2014年11月11日 12時45分更新

Firefox10周年

 世界三位シェアをもつウェブブラウザーFirefox1.0が2004年11月に発表されてから10年。Mozilla CEOのChris Beardは10周年を記念したスピーチをブログで発表し、今のユーザーが求めるブラウザーとして、プライバシーを重視したFirefox10周年記念版を発表しました。

おもな新機能としては

・Windows、Mac、LinuxおよびAndroid版にて、標準搭載の検索プロバイダーに“DuckDuckGo”を追加。これは利用者および検索内容ついて追跡することなく、検索結果を表示するという。

Firefox10周年

・『忘れるボタン』が追加され、最近の活動 (履歴) を一部消去するよう簡単に Firefox に指示できる。「どれだけの期間の履歴を消去したいか?」に答えるだけで使える。

 

Firefox10周年

・Firefoxを更新すると、忘れるボタンや DuckDuckGoを含む Firefox のプライバシー機能をご案内する“プライバシーツアー”を表示。Android でも Privacy Coach アドオンがモバイルブラウザの設定やアドオンについて案内する。

・ユーザに対してより良い広告やコンテンツ推奨ネットワークを構築するためのMozilla の取り組みの一つとして、Firefox にデフォルトタイルが追加。

 同氏は「グローバルな調査の結果、70%以上のユーザーはインターネット企業が彼らのことを知りすぎていると感じており、50%以上  が“忘れたい”ことをオンラインでしてしまったことがある」と、プライバシーを重視したブラウザーの重要性を説明しています。
 
個人情報の取り扱いが問題となる昨今、標準でこういった機能を使えることを待っていた方も多いかも知れません。

●関連サイト

Firefox
Mozilla
 

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