みなさん、こんにちは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて、Macユーザーの皆さんはもうYosemiteにバージョンアップしていますよね。新バージョンのOSが登場するとまず問題になるのがアプリの互換性ですが、各メーカーとも最新バージョンでは着々と対応を進めているようです。
なお、古いAdobe CSシリーズを使いたいとか、古いParallels Desktopを使いたいという方はご注意を。最新バージョンではYosemiteに対応していますが、旧バージョンはサポート外なのでバージョンアップは控えましょう。
Yosemiteの新機能、注目機能は数多くありますが、本日は『マップ』アプリの新機能を紹介します。機能名は“Flyoverツアー”です。さっそく『マップ』アプリを起動して、上部にある検索欄に“ニューヨーク”と入力してみましょう。
ニューヨークと入力して検索。現在地によっては、付近でニューヨークという名が付いた飲食店が検出されてしまった場合は、“ニューヨーク USA”などと入れると確実です。 |
すると、下部に“ニューヨークを3D Flyover表示”というダイアログが表示されるので”開始”をクリックしましょう。画面が動き出して、ニューヨークの名所を案内してくれます。自由の女神が立っているリバティ島も見られますよ。
リバティ島。 |
では、次は検索欄に“東京”と入力してみましょう。下部にツアーの“開始”ボタンが現れるはずです。
東京もしくは東京都と入力して検索。 |
“開始”ボタンクリックすると、もちろん3D Flyoverツアーが始まります。なお、ツアーの機能を利用するには、“マップ”ではなく“航空写真”にタブを切り替えておく必要があります。
3D Flyoverツアーがスタート。 |
ツアーの最初のポイントは、東京の超有名な観光名所である東京タワーです。いまならスカイツリーでもいいんですが、グレーのビル群に囲まれた赤い建造物というのはやはり見栄えがしますね。
東京タワー。 |
そして、皇居っぽいところに行きそうな雰囲気でしたが、皇居ではなく赤坂離宮に移動します。若干、謎なチョイスですね。
赤坂離宮。 |
続いて、国会議事堂に移動します。このあたりは定番の観光名所ですね。
国会議事堂。 |
次に現れるのが、江戸東京博物館。てっきり隣にある両国国技館かと思ったらそこは華麗にスルーされました。かなり謎ですね。そろそろ、皇居とか都庁とか、スカイツリーが来るかなと期待を膨らませていると、ツアーはあえなくここで終了。東京の名所を中途半端に紹介する感じで終わります。
江戸東京博物館。 |
“東京”をキーワードにしても下部にツアーの開始ボタンが現れないときは、現在地が指し示されている赤色のピンをクリックし、“i"と書かれたアイコンを続けてクリックしましょう。すると、“Flyoverツアー”いうボタンがあるはずです。
では、参考までにパリではどうなるか見ていきましょう。ツアーはエッフェル塔から始まります。東京タワーと同様に、塔の周囲をぐるりと回っていきます。そのあとに移動するのがルーブル美術館(ルーブル宮殿)です。正面広場からグっと建物に近づいていく感じがいいですね。
エッフェル塔。 |
ルーブル美術館。 |
そして、ノートルダム大聖堂に移動します。ゴシック様式の荘厳な建築物でございます。世界遺産にも登録されている超有名な場所ですね。続いて登場するのが、グラン・パレ。パリ8区にある美術館(展覧会場)です。国立グランパレ美術館などが入っています。
ノートルダム大聖堂。 |
グラン・パレ。 |
パリの3D Flyoverツアーの締めは、エトワール凱旋門があるシャルル・ド・ゴール広場。広場の周囲に放射状に延びる12本の通りが美しいですね。エリゼ宮とかにも行くかと思いましたが、ツアーはこれで終了です。
エトワール凱旋門。 |
日本のツアー内容はチョイスが謎ですが、今後のバージョンアップで京都や奈良で利用可能になれば、かなり楽しいツアーになるんではないかと思います。日本国内は、まだ東京のみですが、北米や欧州の主要都市は網羅しているようなのでぜひチェックしてみてください。
■関連リンク
Apple(OS X Yosemite紹介ページ)
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