週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

個人向けOffice 365発売、記念イベントはプラネタリウムで

2014年10月18日 07時30分更新

 日本マイクロソフトは、個人向けOffice 365となる『Office Premium』、『Office 365 Solo』に関する発表会を2014年10月16日に開催。「日本のパソコンが変わる」と題し、コニカミノルタプラネタリウム“天空” in 東京スカイツリータウンで行なわれた。

 プラネタリウムでの発表会は珍しいが、Office 365の開発コードネームが“Gemini(ふたご座)”と星にちなんでいることから選ばれたという。また、ソフトの入手はどちらもオンラインからのダウンロード形式で、OneDriveとも密接であることから、発表の場として“最もクラウドに近い場所”としてスカイツリーの下を選んだと、日本マイクロソフト執行役専務マーケティング&オペレーションズ担当 平野拓也氏が説明した。プラネタリウムの空間を使用したプロモーションムービーの演出もあった(個人的には大宇宙に輝くナデラスマイル映像を期待してしまったが、さすがにそれはなかった)。

Office365
↑日本マイクロソフト執行役専務マーケティング&オペレーションズ担当平野拓也氏。
Office365
↑写真中央の機材は『GEMINISTARⅢ』。

 Office 365のラインアップは、Office PremiumとOffice 365 Soloのふたつ。Office Premiumはプリインストール向けで、Officeを永続的に使用できるというもの。ただし、プリインストールされたPCのみで永続使用となるため、買い換え時にはまたプリインストールモデルを選ぶことになる(このあたりはこれまでと同じ)。

 さらに、Office 365の特長でもあるマルチデバイスやOneDriveの利用は1年間。以降は『Office 365 サービス Office Premium搭載パソコン専用』(参考価格5800円/商用利用可)を購入する必要がある。

Office365
↑2014年末までに、10社から300種類以上のOffice Premium搭載PCが登場するという。また会場ではOffice Premiumがインストールされたモデルの展示も。
Office356
↑Office自体は永続利用できるが、そのほかの機能は1年ごとの更新が必要。

 Office 365 Soloは、単体パッケージ版の扱いで、アプリケーションも1年ごとの更新になるので、サブスクリションのイメージでいい。また光学メディアなどによる販売はなく、プロダクトコードが書かれたポサを店頭で購入するか、Officeサイト上からのプロダクトコードの入手になる。

 利用はPC2台までで、それ以上の場合は追加購入する必要がある。PCはWindows2台でも、WindowsとMac OSでもいい。メインPCとノートPCといった場合でも、追加アカウントを購入する必要がないのはOffice Premiumと異なる強みだ。参考価格は11800円で、こちらも商用利用できる。

Office365
↑店頭に並ぶとされるポサ。左が『Office 365 サービス Office Premium搭載パソコン専用』、右が『Office 365 Solo』。
Office356
↑Office 365 Soloの場合は、すべて1年ごとの更新。自動更新サブスクリションの設定もある。

 Office Premium、Office 365 Solo共通のプラスαは、マルチデバイスで利用できることとOneDriveの1TB利用、月額60分無料で話せるSkype利用権、何度も問い合わせ可能なテクニカルサポートが付くことだ。Officeがプリインストールされているのが当たり前となった日本市場に最適化しつつ、Soloにおいては複数のPCにも対応する。この点についてはOfficeビジネス本部プロダクトマネージャー 中川智景氏も力強くアピールしていた。

 請求力を高めるもうひとつの要素は、年間を通じてのコストパフォーマンス。最新版のOfficeアプリケーション群が使えつつ、クラウドストレージ1TB利用できると考えるとOffice 365 Solo(実売価格1万2800円)で、月額983円。Office Premiumなら更新に5800円かかるとしても月額483円で最新版+αを利用できるのきるので、従来のライセンス制度よりずっとお得だ。

 インストールには必ずネット環境が必要で、Microsoftアカウントを利用して自分のアカウントページを作成する必要がある。作成したアカウントページでは、再インストールや容量の確認、サブスクリプションサブスクリプション自動更新の設定変更や確認ができるようになる。

Office365
↑Officeビジネス本部プロダクトマネージャー・中川智景氏。
Office365
↑OneDriveの容量は1024GB。スクリーンショットでのトータルは1254GB。デフォルトの15GB、カメラロールボーナス15GB、Surfaceボーナス200GB、そしてOffice 365サブスクリプションの1024GBといった内訳だ。
Office365
↑応援に駆けつけた小林麻耶さんと小林麻央さん。家族での写真共有をしやすくなるあたりがツボなもよう。
Office365
↑NECと東芝、富士通も登壇し、日本マイクロソフト執行役コンシューマー&パートナーグループOfficeプレインストール事業統括本部長宗像淳氏とのトークセッションもあった。これまで以上に楽に使えるOfficeとしてプッシュといった内容だった。

 17日から発売開始となったOffice 365シリーズ。Office PremiumはPC選びの重要なチェックポイントになると思われるし、『Office 365 Solo』は、複数台利用ができる点が大きな武器となるだろう。年間コストはグッと下がっているので、今後Officeを使うなら、Office 365シリーズを選ぶ価値は大いにあると言えるだろう。

Office356
↑夜のユーザーイベントはニコニコ生放送で中継され、お笑い芸人ハマカーンなどが最新Office356搭載PCをメーカー担当者から授業形式で学ぶといった形式の楽しいイベントが行なわれた。先生として冴子先生も登壇。また、視聴者と来場者に最新PCが抽選で当たるなど、大いに盛り上がった。

■関連サイト
Office ではじまる、自由な毎日。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります