アップルは9月10日、スペシャルイベントで、クイックホイールで操作でき、写真、ビデオ、音楽を楽しめるほか、フィットネス機能を搭載したスマートウォッチ『Apple WATCH』を発表しました。
CPUは独自設計のチップS1を採用。利用にはiPhone5、5c、5s、6、6Plusのいずれがか必要です。『Apple WATCH』、『Apple WATCH Edition』、『Apple WATCH Sport』の3エディションがあり、価格は349ドル(約3万7000円)。販売は2015年初頭を予定。
内蔵スピーカーとマイクで電話に出ることもでき、iPhoneへの転送はもちろん、車載用Bluetoothヘッドセットに転送することも可能です。Apple Watchを手で覆うことで着信音をミュートできるようです。
右サイドには“デジタルクラウン”と呼ばれるダイヤルと、電源ボタンがあり、タッチ操作する指で隠れてしまうような細かい操作のときには、デジタルクラウンで拡大縮小、上下操作が行なえます。また、デジタルクラウンを押すとホーム画面に戻ることができます。
小さな画面の中で地図表示ができるだけでなく、道を曲がる際、振動して知らせてくれるなど、ナビゲーション補足機能をもちます。また、Apple WATCH上で地図を操作すると、iPhone側のGPSとWiFiを使って正確な位置を計測するほか、ログも記録。
連携機能は豊富で、iPhoneのカメラのビューファインダーとして使えたり、Apple TVやiTunes、Siriとも連動できるようです。また、新しく発表された電子決済システム“Apple Pay”も利用できます。
時計の裏面には4つのレンズがあり、こちらは心拍計として脈拍を計測できます。
計測した脈拍は、アップルウォッチ同士で共有も可能とのこと。
Twitter、Facebook、Piterest、Nike、America Airlineなどのアプリがすでに対応を予定。
メッセージへの返信は、定型文か、音声入力か、アニメーションの絵文字を選択で、簡単に楽しいコミュニケーションができるようです。
充電はマグネットチャージャーで。
ユーザーは購入時に38ミリと42ミリサイズを選択できます。どちらのモデルもRetinaディスプレーに対応。
Apple WATCHの表面はダイヤモンドの次に丈夫なサファイアガラス、裏側はセラミック、スチール部分はステンレス。ステンレススチールと、スペースブラック・ステンレススチールの2色を用意しています。
Apple WATCH SPORTはガラスディスプレーで、シルバーアルミニウムとスペースグレーアルミニウムの2色。
Apple WATCH EDITIONはサファイアガラスに18Kイエローゴールドと18Kローズゴールドの2色から選べます。基調講演ではシャワーを浴びているシーンがあったことから、いずれも防水仕様と考えられます。
さらにスタイルに合わせてベルトを交換することができます。
高級腕時計を彷彿させるステンレススチール(ステンレススチール、スペースブラック)。
編み上げたようなメタルメッシュのミラネーゼループ。
NASAの無人火星探査車のパラシュートと同じ素材を使ったレザー(ソフトピンク、ブラウン、ミッドナイトブルー)。
柔らかなキルト調のレザーループ(ストーン、ライトブラウン、ブライトブルー)。
なめし革のダッチレザー(ブラック)。
高性能フルオロエラストマー素材のスポーツバンド(ブラック、ホワイト)があります。
アップルはSDKを公開し、来年の後半にはフルネイティブアプリが続々登場する予定です。
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Apple WATCH
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