HTC J butterfly HTL23
●HTC(au)
●実売価格 2万7000円
(新規一括購入額から24ヵ月ぶんの“毎月割”を割り引いた価格)
カメラ機能の進化はHTC技術の集大成
HTL23はauとHTCのコラボモデル第4弾。背面のラウンドデザインや鮮やかなボディーカラーなど、初代Butterflyのデザインコンセプトをほぼそのまま引き継いでいるが、中身は大きく進化した。
最も大きな進化はカメラ機能で、背面カメラにレンズを2個用いる『DUO CAMERA』の採用だ。一方のレンズは1300万画素の撮像素子用で、もう一方は深度や距離を計測し、写真にその情報を付加する。その結果、撮影後にピントを自在に調節したり、疑似的な3次元化加工ができるようになった。また、1シャッターで4秒ぶん間の20枚の連続写真と3秒ぶん間の動画を同時に撮影する“Zoe”機能も『HTC J One』に引き続き搭載。近年HTCが力を入れているカメラ機能の集大成とも言える進化を遂げた。
↑16:9で撮影した写真をタップするだけで、ボケ加工できる“UFocus”機能がユニーク。タップした場所にピントを合わせ、奥行きがあるように演出できる。ただし、元からボケている写真ではできなかった。 |
サウンド面の強化も特徴。“JBL”ブランドを展開するハーマンインターナショナルが音質をチューニング。付属のJBLブランドイヤホンはハイレゾに対応し、スマホ自体も“音楽”アプリでハイレゾ音源を再生でき、スマホトップクラスの音質を実現している。
使い心地にこだわった軽快な操作性も魅力
本機を触って強く感じたのが、センサーを駆使した軽快な操作性だ。スリープ状態で画面を上下左右にスワイプすると、電話発信などの各種機能が直接起動。本体を横に構えてボリュームボタンを押すと、直接カメラが起動。また、着信時には本体を耳にあてるだけで応答する。ふだんスマホを使っていてちょっと気になる点の多くが改善されており、気持ち良く使える点はほかにはない大きな魅力だ。
スペックはハイエンドスマホらしく、動作にもたつきを感じる部分は皆無。もちろん防水・防じんやおサイフなど、日本版ならではの機能もしっかり網羅。USBがキャップレス構造となり、充電ケーブルの着脱が容易となった点も見逃せない部分。これぞフラッグシップだと言える完成度の高いスマホだ。
↑閉じた状態でも、タップで時間や天気などの情報表示や、電話の発着信が可能。 |
●おもなスペック
OS:Android4.4
ディスプレー:5インチ(1080×1920ドット、441dpi)
CPU:MSM8974AC(2.5GHz、4コア)
メモリー/ストレージ:2GB/32GB
通信機能:LTE、WiMAX2+、3G、IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0ほか
カメラ:1300万画素(インカメラ500万画素)
バッテリー容量:2700mAh
インターフェース:マイクロUSB、マイクロSDXCカードスロット(最大128GB)、イヤホンジャックほか
サイズ/重量:約70(W)×10(D)×145(H)mm/156g
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