“RISING EXPO 2014”主催のサイバーエージェントベンチャーズは、アジアを中心に7ヵ国10都市に拠点を構えるベンチャーキャピタル。RISING EXPO自体も5月19日に韓国、6月17日に東南アジア、8月に中国でも開催され、8月8日に日本ラウンドを迎えた。日本ラウンドでは、アジア各国から選抜されたベンチャー企業も登壇。そのレベルは高く、当初はゲストスピーカーとして審査対象外だったが、急きょ審査対象となり、インドネシアのフラッシュマーケティングサイト“VIP Plaza”は投票で3位になったのはすでにお伝えしたとおりだ。今回は海外から参加したサービス5社を紹介する。
■iCook(台湾)
5万を超える料理レシピを掲載する台湾ナンバーワンのレシピサイト。クックパッドなど、すでに日本でも成功しているビジネスモデルがあり、ネット利用者の人口比率が80%でそのうちモバイル利用が50%という台湾で有数のトラフィックを誇る。ウェブ、モバイルとマルチスクリーンにも対応し、有料サービスの購入率も高いという。
■必趣旅行(中国)
2013年は1億人を超えたという、中国の海外旅行者数には驚く。今年2月に設立した“必趣旅行”は、旅行の計画をサイト上でパーツを組み合わせるようにツアーを作成できるサービス。ホテル検索予約、交通情報、観光地の情報、アクティビティーの予約と、今まではそれぞれバラバラになっていた予約や情報サービスをひとつにまとめている。クチコミ情報もあり、観光地などの評判も確認できる。
■Tunedra(米国)
AndroidとiOSで使える無料の動画メッセンジャーアプリ。動画を撮影したら、音楽やアニメなどをデコレーションして編集できる。シンプルなユーザーインターフェースと、テキストメッセージのようにサクサクと送れるのが特徴で、動画をより気軽に送受信できるようになる。日本語対応はしていないが、国内でも利用可能。日本でもサービスの展開を予定する。
■Tundra(韓国)
スマートフォンで歌うだけで、自分の歌声をもとに自動で曲を付け、音程を調整、アレンジまでしてくれ“それっぽい”楽曲にしてしまえる無料のiOS向けアプリ。作成した曲を共有できるソーシャル機能ももつ。プレゼンでも少しアレッと思えるその場で歌った歌声が、見事な楽曲にアレンジされていた。
■MachMove(シンガポール)
スマートフォンに電子マネーではなく、クレジットカードそのものの機能を付けるマネーサービス。東南アジア大会ではぶっちぎりで1位を獲得した。インターネットやモバイルの環境はある新興国でも、クレジットカードの普及率が低く、銀行のアカウントも持っていないという現状もあり支持されている。
■関連サイト
RISING EXPO 2014
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