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この夏、海外に出かける人のためのモバイル術|Mac

2014年07月29日 18時00分更新

 この夏、旅行や仕事で海外行く人も多いことだろう。現地でもスマホやタブレット、パソコンを使いたいという人に向け、海外でのモバイル術の基本を紹介する。ここでは、主要な3つのパターンを取り上げる。

パターン1:キャリアのローミングサービスを利用

 日本で普段使っているスマートフォンを海外に携行して通話・通信をする場合、最も手軽なのが国内キャリアのローミングサービスを利用する方法だ。海外でも定額で通信が利用できる国や地域も多く、通信料金は大手3キャリアいずれも日額最大2980円となっている。手軽である半面、料金は高め。数日程度ならともかく、長期滞在での利用には向かない。

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基本的には3キャリアともプラン内容はほぼ同じ。通信データ量によって料金が2段階に設定されている点や、日本時間で利用料が計算される点も同じだ

 NTTドコモとauは、定額対象の国や地域ならば、現地のどのキャリアに接続しても定額となる。一方ソフトバンクは、定額で使える現地キャリアが決まっている。そのため、あらかじめ定額対象キャリアを確認しておき、設定でそのキャリアの接続に固定してから、データローミングをオンにしよう。

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 また、通話に関しては、海外ローミング中の着信にも課金される点は覚えておきたい。例えばドコモ回線のスマホの場合、着信時の通話料は米国で1分あたり175円と割高。もちろん発信も海外からなので高額だ。そこで、海外滞在中スマホがネットに常時接続できる状態なら、FaceTimeやLINEなどのメッセンジャーアプリの通話機能を使うのがお勧めだ。
 

パターン2:SIMフリー端末+現地SIMを利用

 SIMロックがかかっていない端末なら、現地キャリアのプリペイドSIMを利用できる。SIMフリー版のiPhoneはアップルストアで購入可能だ。また、iPadシリーズはもともと国内キャリアに対してのみロックがかかっているので、海外に持っていけばそのままSIMを差し替えるだけで利用できる。

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 通信料は国やキャリアによっても異なるが、現在は通信データ量1GBで1000円前後が相場となっており、ローミングよりも格安で通信可能。SIMフリー端末を持っていることが前提だが、ヘビーユーザーにもってこいの方法と言える。

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パターン3:モバイルルーターをレンタルする

 海外ローミングや現地のSIMを使う以外の方法として、日本でモバイルルーターをレンタルして持っていく方法もある。現地に着いたら、電源を入れてiPhoneからWi-Fiで接続するだけすぐに使えるのもポイントだ。現在では数社がサービスを提供しており、予約しておけば自宅へ配送してもらったり、出発時に空港カウンターで受け取ったりできる。

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 料金はサービス会社や渡航先によって異なるが、日額700円〜2500円といったところ。コスト的にはローミングと現地SIMの中間だ。渡航先を1カ国に限定したタイプから、アジア、ヨーロッパ、世界など地域すべてで利用できるタイプも用意されており、あちこちの国を周遊する旅行にも対応できる。

 モバイルルーターなので、スマートフォン以外のWi-Fi機器もつなげられるのもメリット。グループ旅行の場合は、1台だけ借りて割り勘で共用するという手もある。最近では4G対応のルーターが利用できる国や地域も増えてきており、そうした地域では高速に通信できるのも魅力。

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 海外でもホテルなどがネットサービスを提供していることがあるが、通信速度が数Mbps程度のところも多く、モバイルルーターのほうが快適に通信できるケースも多い。ただし、モバイルルーターはバッテリー消費が早いので、別途モバイルバッテリーを用意しておくのが得策だ。

 このほか、MacPeople 9月号の第1特集「夏のモバイル活用術」では、国内・海外でのモバイル作業に役立つサービスやアプリ、アクセサリーなどを徹底解説している。旅行や出張で役立つ情報が満載なので、ぜひチェックしてほしい。

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