PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』のゲームレビュー連載、第28回目は巨大なモンスターを誘導してステージの仕掛けを解いていくパズルアドベンチャー『Papo & Yo』を紹介する。
『Papo & Yo』
●Minority Media Inc.
Steam販売ページ
Papo & Yoは、少年のQuico(キコ)を操ってマジカルワールドを攻略するパズルアドベンチャーゲームだ。街中には落書きのような仕掛けがたくさん存在し、そのどれもが面白い動きをプレイヤーに魅せてくれるぞ。
ゲームを始めると、キコが何かに怯えているシーンが映し出される。外には恐ろしげなモンスターの影が見えるが、これは何を意味しているのだろうか?
まあどういう意味なのかはその後のストーリーで予測できるのだけれど、それはプレイしてのお楽しみということで。
■ ナゾの少女を追いかけろ!
ムービー後、キコのマジカルワールドでの冒険が始まる。
早速、第一村人発見だ。
「おーい!」と呼びかけながら近づいたのだが、村人は壁に穴をあけて逃げて行った。
そこは普通、会話が始まるところだろ……。
■ 街中には面白ギミックがいっぱい!
ステージである街中には、チョークで描かれたような落書きがあちこちに点在している。
そういうのを見つけたら、とりあえず左クリックだ!
そのままドラッグすると……なんと階段が現れたぞ!
ほかにも紐を引っ張ると、建物からオブジェクトが出現したりする。
これはすごい。
あまりの興奮に、地面をピョンピョンと跳ねていたカエルを連れて行くことにした。
カエルよ、一緒に旅をしよう!寂しいから!
■ さらばカエルよ!
カエルを抱えて先へ進んでいくと、さきほどの村人、もとい少女を発見した。
しかし、またもや少女は穴を描いてワープしてしまった。
何なんですか、この鬼ごっこは……。
少女を追いかけるためには仕掛けを解かなければならない。ドアや窓が描かれたブロックを持ち上げると、なんとステージ上の家も移動した。
家を一列に繋げれば向こう岸まで渡れる橋になりそうだ。
「さあカエルよ、一緒に向こう岸に行こう」と家の屋根を目がけてカエルを投げたら、ビターン!!
カエル「さようなら……」
おおカエルよ、壁に当たったぐらいで死んでしまうとは情けない。
この世界での初めての友だちだったが、悲しさを胸に先へと進むキコであった。
■ お助けロボット登場!
その後、またしても少女を発見した。しかし、やはりというかなんというか、また逃げられてしまった。
しかし、今度はロボットが仲間になった。今日からキミをカエル君2号と呼ぼう。
カエル君2号を背中に装備すると、ジェット噴射を使った2段ジャンプができるようになった。すごいぞカエル君2号!
カエル君2号を使えば、遠い場所にあるギミックも作動させることができる。
キコが通れない場所や、高い場所にある仕掛けを解くのに便利だぞ!
■ 巨大なモンスターを誘導しよう!
ロボットとともに先へ進むと、お次は巨大なモンスターに出くわした。これは冒頭で見たあのモンスターだろうか。
ト○ロ!あなたト○ロって言うのね!
どうやら、モンスターのお腹に飛び乗るとハイジャンプできるらしい。
よっぽど張ってるビール腹なんだろうけど、これ痛いんじゃないの?
なお、モンスターはココナッツが大好きらしく、ココナッツを持つとモンスターを好きな場所に誘導できる。
モンスターを乗せないと作動しないギミックもあり、ここから先はモンスターの協力が必要不可欠だ。
モンスターも一緒に連れて行きながら、二人?三脚でステージを進んでいこう。
■ カエルを食べると大暴走!
さらにこのモンスター、カエルも大好きらしく、カエルを見つけるとすぐに食べてしまう。ココナッツとは一体何だったのか。
しかし、じつはカエルを食べるとその毒にやられてモンスターは凶暴化してしまう。凶暴になったモンスターはもちろんキコを襲ってくるぞ。
怒り狂ったモンスターに捕まってもゲームオーバーにはならないが、吹っ飛ばされるので先に進むのが難しくなる。
周りのギミックを使って暴走したモンスターの動きを止めながら、モンスターを静める薬を見つけよう。
ちなみに薬は青いココナッツだ。これを食べさせると、モンスターがカエルを吐き出して暴走が止まるようになっている。
この初暴走の後、少女が現れて「あなたならモンスターを治せる」と教えてくれるのだが、正直お断りしたい。
まあこのモンスターはキコの心のなかのとある人物がモチーフになっているので、治さないわけにはいかないのだけれどこれから先が大変だ。
このあとにどんなギミックが、そしてストーリーが待ち受けているのか。それは実際にプレイして体験してみて欲しい。
それにしてもカエルを食べると大暴れするなんて、もうカエルと一緒に冒険できないじゃないか!カエル可愛いよ、カエル。
『Papo & Yo』
●Minority Media Inc.
●14.99ドル(2013年4月19日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル アドベンチャー、独立系開発会社
●著者 篠原 修司
Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
個人ブログ:デジタルマガジン
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