週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ThunderboltかUSB 3.0か? Macに合う外付けストレージを探す|Mac

2014年07月15日 21時00分更新

高価で容量の小さいSSDか安価で大容量のHDDか

 Macの内蔵ストレージはSSDがメインになりつつあり、ハイエンドデスクトップのMac Proもハードディスク(HDD)ではなくSSDを内蔵しています。しかし、SSDは容量当たりの単価が高いという難点があり、HDDに比べて容量が少なめです。

 そこで活躍するのが外付けストレージ機器です。外付けの場合、SSDやHDDといった記録媒体の種類だけでなく、USB 3.0やThunderboltといったインターフェースの種類もいくつかあります。そこでここでは、Macに合いそうなデザインの外付けストレージをいくつか比較してみることにしました。

140715_moro_storage_

■mSSD

 まずは、フリーコム・テクノロジーズの「mSSD」。名前のとおりストレージとしてSSDを採用しており、接続はUSB 3.0。USBフラッシュメモリーよりも二回りほど大きい程度の超コンパクトサイズで、29グラムと軽量なのが魅力。外装はヘアライン処理されたアルミニウムで、デザインもクールです。

140715_moro_storage_

容量:256GB
価格:2万4980円(直販価格)
問い合わせ先:フリーコムテクノロジーズ

 

140715_moro_storage_

■MOBILE DRIVE Mg

 同じくフリーコム製で、こちらは2.5インチのHDDを内蔵するタイプ。接続はThunderboltまたはUSB 3.0で、シルバーのボディーはマグネシウム合金製です。マグネシウムは軽くて頑丈なのが特徴で、薄型・軽量化に適した素材。また、特有のスベスベした手触りも隠れた魅力だったりします。

140715_moro_storage_

容量:1TB
価格:3万9800円(直販価格)
問い合わせ先:フリーコムテクノロジーズ

 

140715_moro_storage_

■My Passport Pro

 こちらは、ウエスタンデジタルのRAID対応外付けHDD。1TBまたは2TBのドライブ2台を内蔵し、RAID 0(ストライピング)構成により高速アクセスを実現。接続はThunderboltのみなので、完全にMac向けです。また、RAID 1(ミラーリング)設定にすることでスピードは犠牲にしてデータの保守性を優先することも可能。ブラック&シルバーのボディーはアルミニウム製です。

140715_moro_storage_

容量:2TB/4TB
価格:4万円台前半/5万円台後半(実勢)
問い合わせ先:ウエスタンデジタルジャパン

 

ベンチマークテスト

 各モデルをMac Proにつないで、ベンチマークアプリの「Blacmagic DiskSpeed Test」を使ってアクセス速度を比較してみました。なお、「MOBILE DRIVE Mg」はThunderboltとUSB 3.0、両方で接続した場合の速度を計測しています。

 また、参考値としてターゲットディスクモードにしたMacBook AirをThunderbolt接続の外付けストレージとして使用した場合の速度も計測。下がその結果のグラフです。

140715_moro_storage_

 結果を見ると、SSD内蔵の「mSSD」が断トツで速く、MacBook Airと同じレベルです。一方、HDDを内蔵した「MOBILE DRIVE Mg」や「My Passport Pro」はそれより一段遅く、RAID 0のMy Passport ProでもmSSDには及びません。

 このテスト結果を見る限り、USB 3.0接続のSSD > Thunderbolt接続のHDDというのは確実です。つまり、高速インターフェースであるThunderboltの転送性能を生かすには、ストレージはSSDでなければならないということです。

140715_moro_storage_

 ちなみに、Mac Proの内蔵SSDの速度もテストしてみたところ、上記の外付けストレージとは比較にならないくらい高速でした。mSSDの2倍以上というブッチギリの速さです。なお、Mac Proの内蔵SSDはPCI Express直結型です。外付けで内蔵SSDに遜色ないアクセス速度の製品が登場するには、もう少し時間がかかるのかもしれません。


 さて、6月28日発売のMacPeople 8月号の特集ラインアップは、WWDCでベールを脱いだOS X YosemiteとiOS 8の新機能総ざらい、アップルの新プログラミング言語Swiftパーフェクトガイド、WordPressで作るレスポンシブウェブデザイン、Googleアナリティクス基礎講座──の4本です。電子版なら気になるキーワードで検索ができるほか、定期購読は紙よりも安くてお得ですよ!

MacPeople8月号はWWDC2014大特集
MacPeople2014年8月号
Amazonで購入は表紙をクリック


MacPeopleはNewsstandでも配信中
1ヵ月の定期購読なら最新号が600円!

Newsstand 電子雑誌をダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります