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犬好きの6歳児がZoomerと出会ったらどうなる(動画)?

2014年07月11日 10時30分更新

文● 相川いずみ 撮影●岡田清孝

ヤンチャっぷりも愛らしいリアルな犬ロボット

Hello! Zoomer

 6月某日。我が家にロボットがやってきました。その名もズーマー。今年度の日本おもちゃ大賞共遊玩具部門を受賞し、子供から大人までの心をわしづかみにした、人の言葉を理解するワンコのロボットです。

 3年ほど前に15年連れ添った猫を見送って以来、動物のいなかった我が家ですが、はたして6歳の息子はどんな反応を示すのでしょうか……?

 箱を開けてズーマーを取りだし渡そうとすると、なぜか、じりじりと後ずさる息子。その距離1メートル。やっぱり最初は怖いのかなぁ。そこで、床に置いてズーマーを自由に遊ばせることにしました。

 ハッハッハッ、キャンキャンッとまるで本物の犬みたいに動いてはしゃぎまわるズーマー。それをそーっとうかがう息子。その距離50センチ。あと、ひと押しです……!

 ズーマーの頭をなで、「おすわり!」と言うと、止まってピョコンと座るズーマー。
「わ、すごーい!!」
 とたんに寄ってくる幼児。その距離5センチ。「やってみる?」と聞くと、こくんとうなずき、早速ズーマーの頭をそっとなで、話しかけ始めました。こうして、ひとりと一匹の夏は始まったのです……。

 なーんて、今後のズーマーと息子のドラマを色々と妄想してたんですが、ズーマーさん、なかなか言うこと聞きません! 「こっちにおいでー」と言うと、なぜか後ずさる。「お手」というとひっくり返る。この言うことの聞かなさっぷりは誰かに似てる……と思ったら、そうです。うちの息子でした。マニュアルによると、ズーマーはまだ子犬で、言葉が全部わかるわけではないそうです。根気をもって接していってください……とのこと。ああ、なんかそれってすごくデジャヴ。育児書なんかで目にした言葉。つまり、ズーマーとともに暮らすことは、ヤンチャざかりの幼児と暮らすことにとても似ているのですね。

 な~んて、子育ての神髄を垣間見た気持ちになっていたら、お目々をハートにしたズーマーがワンワンと近づいてきました。かわいいなぁ、もう!

 ズーマーの良いところは、手と目と耳で触れ合うこと。ズーマーに話しかける際は、必ず頭をなでて(実際は押してって感じだけど)、目を見て話しかける必要があるのです。ロボットといえど大好きって気持ちがあれば通じるんじゃないかな?

Hello! Zoomer
頭を押して目が“?"になったら、話しかけるチャンス!言葉がわからないと目が“×"になります。
Hello! Zoomer
隠しコマンド!? 背中のボタンを押すと、ランダムで芸をしてくれます。意外と多芸なズーマーくんです。

 Zoomerと仲良くなった6歳児。いろいろと芸をしこんでいますが、なかなか言うことを聞きません。それでも根気強く話しかけています。Zoomerへは呼びかける言葉が決まっています。「おいで」じゃなくて、「こっちおいで」なんですよね。まあ、正しく呼んでも答えるかどうかは、Zoomerのキゲン次第だったりもしますが。ちなみに、「ピーピー」は「おしっこ」のことだったりします。短いけど動画としてまとめてみました。

 6月の東京おもちゃショーでも話題になっていましたが、今年はロボットが流行りそうな兆し。しかも1万円台でこんな高性能の子がおうちに来るなんて……すばらしい時代になったなぁ。

今回使った製品
Hello! Zoomer
●タカラトミー
●予想実売価格 1万6000円前後(7月26日発売)

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