PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』のゲームレビュー連載、第26回は古代の寺院に潜入し、失われた財宝と次のお宝への手がかりをゲットして進む3Dアクション『Diamond Dan』を紹介する。
『Diamond Dan』
●GrendelGames
Steam販売ページ
Diamond Danは、財宝を追い求めるほどステージクリアに失敗するカジュアル系の3Dアクションゲームだ。プレイヤーはトレジャーハンターとなり、トラップだらけの寺院へと潜って行く。
■ トレジャーハンター、はじめました
ゲームを始めると、テント内部を表現したメニュー画面が表示される。メニューにはグラフィック設定、オーディオ設定、難易度の変更、マップ(ステージ)の選択、ジャーナル(記録)が用意されている。
マップを開いて潜る寺院を選択したら、ジャーナルからステージに挑戦しよう。
寺院の内部は、正方形のブロックを組み上げた四角柱になっている。ステージとしては東西南北に4つの壁があると想像して欲しい。その設置されているブロックの上を、飛んだり跳ねたり押したり壊したりしながら最下層を目指していくのだ。
操作方法はAとDでの左右の移動(ブロックへのしがみつき)、スペースでのジャンプ、CTRLでのキャラ固有のアクション、ENTERでのアイテムの使用となっている。
まあキーコンフィグは自由に設定できるので、自分の動かしやすいようにカスタマイズすればオーケーだ。
■ 最下層から手がかりを手に入れろ!
さて、Diamond Danでステージをクリアーする方法はとてもカンタンで、最下層にある巻物をゲットするだけだ。
しかも落下ダメージがないので、ステージ開始即、飛び降りても良い。
最下層で巻物をゲットしたあとは、四角柱の4面のどこかにある出口を探してそこから出て行こう。
と言っても出口も最下層にあるので、最悪3回壁を移動すれば出口は見つかるぞ。
ただ、分かってると思うがそれだとスコアーがうまくない。財宝も盗らずに何をしているのかね、キミ?
■ 財宝を手に入れろ!
Diamond Danでハイスコアーを出すには、道中にある財宝を手に入れなければならない。
最下層に行けばすぐクリアーできることは分かっているのだが、壁のあちこちに財宝が隠されており、それを盗るのについ夢中になってしまう。
金貨や宝石をゲットすればするほどスコアーがアップ。金銀財宝を目にして盗らないなんてトレジャーハンターじゃない!
ステージクリアー後は、手に入れた財宝の量や数に応じてスコアーへの加算や倍率が行なわれるのだ。これは頑張るしかないでしょう!
■ トラップに気をつけろ!
しかーし、そういった欲深なプレイヤーを待ち構えているのがトラップだ。
寺院のブロックには、さまざまなトラップが仕掛けられている。最初のステージで出てくるのはこの水トラップだ。
この水トラップは一見すると飾りのついたブロックだが、踏むと1秒後に上部のフタが外れる仕組みになっている。
もちろん、そのときにブロックの上にいると水に落ちてゲームオーバーだ。
「そんなの引っかかるわけないじゃん」と思うだろうが、壁を移動した先にこのトラップが隠れていたりして、よく落ちてしまう。
正直、悔しい。あのとき金貨を探そうとせずに最下層に降りたらハイスコアー更新だったのに……。
また、足場であるはずのブロックも時間経過で上下左右に移動するため、この移動するブロックに挟まれてしまうこともある。
ブロックが移動しないかぎり下へ降りられない、という場面もあり、進めるところを進んでいるうちに「ブロックに挟まれてさようなら」なんてことにもなる。もう気分はムキー!である。
■ 能力の違うキャラクター
ゲームをある程度進めると、ツルハシでブロックを破壊できる“アン”と、空いているマスにブロックを押せて2段ジャンプもできる“ダン”の2人からキャラクターを選べるようになる。
ダンのほうが能力が2つあって便利なように思えるだろうが、ブロックの横にブロックがあると押せないため、押し潰されそうなときはブロックを破壊できるアンが便利だったりする。
また、このゲームは下に降りることがクリアーであり、さらに落下ダメージもないので「2段ジャンプができたから、何?」という衝撃の事実も。
まとめると、ステージの上のほうにある財宝を取りやすいのはダンであり、生き残りやすいのはアンとなる。まあ自分のプレイスタイルにあわせてキャラクターを選ぶと良いだろう。
■ 増え続けるトラップ!
寺院が変わると、トラップも変わる。ブロックのトラップは進むごとにどんどん増えていく。
このトゲトラップはもちろん触れれば一撃死!欲深なトレジャーハンターは地の底へと突き落とされてしまう。
また、ブロックが落ちてくるトラップも気付きづらく、「注意していれば分かったのに!」と後悔できるぶん、余計にプレイヤーをイライラさせてくれる。
そんなトラップだらけの寺院をどんどんクリアーしていき、地図上の宝を独り占めにするのがDiamond Danなのだ。
さあキミもトレジャーハンターになっていっしょにイライラしよう!
『Diamond Dan』
●GrendelGames
●4.99ドル(2010年10月9日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows、Mac
ジャンル アクション、アドベンチャー、独立系開発会社、カジュアル
●著者 篠原 修司
Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
個人ブログ:デジタルマガジン
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