7月2日、東京ビッグサイトで開催中の東京国際ブックフェアにおいて、Twitterのタイムライン上で電子書籍が読めるサービスを発表した。これは世界初の試みで、KADOKAWAがTwitterとの協力で実現したサービスだ。
『Tw-ePub』に登録されている電子書籍をTwitterのタイムライン上で読める。 |
KADOKAWAの角川歴彦・取締役会長(右)、角川アスキー総合研究所の福田 正・代表取締役専務(左)。 |
発表会には、KADOKAWAの角川歴彦・取締役会長、 Twitter Japanメディア事業部執行役員の牧野友衛氏、KADOKAWAの井上伸一郎・代表取締役専務、 角川アスキー総合研究所の福田 正・代表取締役専務、そして『月刊少年エース』で『東京ESP』を連載中の漫画家の瀬川はじめ氏が登壇。
Twitter Japanメディア事業部執行役員の牧野 友衛氏。 |
Twitter Japanの牧野氏は、「日本は、アメリカに続き、Twitterのユーザーが多い国で特別な国だと思っている」と話し、今回のサービスについては「こういった機能は、確かにありそうだがこれまで思いつかなかった」と語った。
Twitterユーザーは、Twitterを使わない人に比べてマンガを購入している。 |
Twitterユーザーは、Twitterを使わない人に比べてマンガを購入しているというデータもありTwitterと今回のサービスは本質的に相性がいいことがわかる。
タイムラインに埋め込めるのは、『Tw-ePub』に登録されている電子書籍。このサイトでは、各種電子書籍を無料で試し読みできるほか、感想と作品URLをツイートすると、自分のタイムラインのその作品の表紙画像などが自動的に埋め込める仕組み。
『Tw-ePub』のサイトでは各種書籍の試し読みが可能。 |
具体的には、表紙画像をクリックしてビューワーモードに切り替えることで、各種電子書籍の試し読みが可能。
表紙画像をクリックするとビューアーモードに切り替わる。 |
ウェブページを切り替えることなく、ビューアー内の矢印をクリックすることで電子書籍が読める。
電子書籍をTwitterに埋め込みたい場合は専用のツイートボタンをクリック。 |
最後のページに用意されている“ツイート”ボタンをクリックすることで自分のツイートに電子書籍を埋め込める。
ツイート画面で読書の感想などを書く。 |
ツイート入力画面に電子書籍の感想を書いておけば、フォロアーなどに自分がお勧めする書籍を知らせつつ、その場で試し読みしてもらえる。
ユーザーは特になにもしなくても電子書籍の表紙画像をツイートに含められる。 |
ツイートされると、ツイート内容のあとに電子書籍の表紙画像が表示される。
スマホではツイートに含まれる表紙画像をタップするとビューアーモードに切り替わる。 |
ウェブサイトと同様に、ツイート内の表紙画像をクリックすれば、そのままタイムライン内でビューアーモードに切り替わる。
タイムライン上で電子書籍を試し読みできる。 |
ウェブサイトと同様に、ツイート内の表紙画像をクリックすれば、そのままタイムライン内でビューアーモードに切り替わる。
Twitterを楽しみながら、タイムライン上に流れてきた電子書籍をその場で読めるというのが画期的だ。
関連サイト
Tw-ePub
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