新機能が続々追加! いま注目のユニバーサルアナリティクス
ウェブサイトのアクセス解析ツールとして進化し続けている「Google アナリティクス」が、2014年4月から「ユニバーサルアナリティクス」へと正式にアップグレードした。外部データインポート機能やユーザーID機能、計測項目を自分でカスタマイズできる「カスタムディメンション」など、アナリティクスと比べてデータ収集と集計に関わる仕組みが強化されており、新機能も続々と追加される予定だ。
ユニバーサルアナリティクスにアップグレードしても、レポート画面のUIは従来と変わらない。アナリティクスのデータはそのまま継承され、これまでどおりのデータの閲覧や分析が可能だ |
従来のアナリティクスでは、設定画面にユニバーサルアナリティクスへのアップグレードの案内が表示される。「ユニバーサルアナリティクスにアップグレード」画面の説明書きを確認して「移行」ボタンを押せばアップグレード作業がスタート。24時間から最長で48時間かかる場合もあるが、処理は自動的に完了する |
ユニバーサルアナリティクスへのアップグレードが完了すると、「トラッキングコード」の下に新たな設定項目が加わる |
初めてアナリティクスを利用する場合は、新規アカウントを取得しよう。GoogleアカウントでログインしてGoogleアナリティクスにアクセスし、新規アカウントを作成する。GoogleアカウントはGmailを使うときのログインアカウントと同じものでOK。最後に「Googleアナリティクス利用規約」を確認し、同意ボタンにチェックを入れよう |
注目の新機能1 ユーザーID機能
Cookie ID をログインID にひも付けて集計できる機能。従来のアナリティクスでは、ユーザー数はブラウザー数を指していたが、今回のアップデートでパソコンやスマホなど複数のデバイスで訪問するユーザーも「ひとり」と計測できるようになっている。
ユーザーID機能で集計されたデータは「クロスデバイス」メニューに表示される。異なるデバイスをどのような順番で利用してサイトを訪れているか、最初に訪れたときのデバイスは何かなども集計が可能だ |
注目の新機能2 カスタムデータのインポート機能
Google アナリティクスが発行するトラッキングコードを使うことで、これまで計測できなかったデータもレポート画面で分析可能。特に、顧客属性データなどの「カスタムデータ」のインポート機能では利用できるデータの種類が増えた。
現状のユニバーサルアナリティクスでインポートできるデータセットは、カスタムデータとGoogle AdWords以外の広告配信/コストデータである「費用データ」の2種類。データセットの種類は拡張されていく予定だ |
さて、6月28日発売の「Macpeople8月号」では、ウェブサイトとアプリの分析方法を紹介する「Googleアナリティクス基礎講座」を総力特集。ウェブサイトとアプリの両面から分析手法の基礎を徹底解説します。
その他、WWDC2014を総力特集した「iPhoneとMacの連携が強力に WWDCでベールを脱いだiOS 8と次期OS X」、WWDC2014で発表されたアップルの新プログラミング言語のSwiftを徹底解説する「Swiftパーフェクトガイド」、WordPressを使ったウェブデザイン講座「WordPressで作るレスポンシブウェブデザイン」など今月も盛りだくさんの内容でお届けします!
|
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります