あ、泡が……。
缶ビールの泡をきめ細かく注げる『コク泡』
缶ビールの泡をきめ細かくつくってグラスに注げるハンディビアサーバー『コク泡』。価格は直販で3132円。『コク泡』は2013年に販売開始されてから話題となり、今年はさらに対応する缶ビールの種類を増やした新バージョンの『コク泡』(GH-BEERB)が登場。
泡の秘密は超音波 |
『コク泡』を手に取ってみるとこんな感じ。小型軽量でしっくりと手になじみます。缶ビールを注ぎ入れるときに超音波で泡を立てる仕組みになっています。単3電池2本を使用。製品のカラーは白と黒の2種類あります。 |
対応する缶ビールが増えた |
缶ビールの飲み口に付ける部分のパッキンが改良され、装着できるビール缶の種類が増えています。 |
今年の『コク泡』(GH-BEERB)は、缶ビールの飲み口に付ける部分のパッキンが改良されたようです。口径が狭いタイプの缶にも対応するので、『コク泡』に装着できる缶ビールが増えました。対応する缶ビールの詳細は製品公式ページを確認してください。
飲み助さんにはうれしい、350ミリリットルと500ミリリットルの缶ビール両方に対応です。
『コク泡』を試してみました
私ナベコ(20代女子←アピール)がさっそくコク泡の実力を試してみます。ちなみに私は、食事でいうとパンより米派ですが、麦(ビール)は3度の食事より好んでおります。
まず500ミリリットルのビール缶に『コク泡』を装着。『コク泡』を装着した状態で缶をそのまま傾けると、普通にビールが液体として出ます。始めはそのようにしてコップにビールを注ぎ込み、コップの7分目位までを黄金色で満たしましょう。
泡スイッチをオン |
取っ手の上部に泡モードのスイッチがあります。押し上げるとLEDが赤く点灯します。これで泡モードがオン。この状態でビールをグラスに注ぎ入れると……。
普通に注ぐ感じで泡が出る |
「う~」という軽い電子音と共に、フワッフワの泡が繰り出されます。なんというか、普通に注ぐだけなのですが、出てくるものが液体じゃなくて泡になっている、という感じです。スイッチを押し上げながら注ぐだけで、技術やコツは一切不要です。
『コク泡』の泡はクリーミーだった |
『コク泡』でできた泡は普通に缶ビールを注いだときにできる泡立ちとは異なり、きめ細かい感じがします。それは目で見た感じや味でも確かにわかります。口に入れたときに泡がまろやかなんです。通常の泡立ちよりずっと泡がもつので、ビールのうまさを閉じ込める役目にも期待できます。
ぷはぁっ。お風呂上がりの一杯にぴったり!
ビール以外でも『コク泡』を試してみた
こうもうまく泡立つと、ほかの液体でも泡をつくれるのか試してみたくなるのが人のサガ。本来の用途とは異なるのですが、ビールとは違う3つの飲み物を用意しました(※『コク泡』自体はビール以外の飲み物の泡立てには対応していません)。 炭酸があるもの、炭酸がないものという区別で飲み物をチョイス。うーん、どういうわけか意図せずお酒だけが集まってしまいました。ケアレスミスに違いありませんが、躊躇しても仕方がないのでさっそく試してみましょう。
『コク泡』×缶酎ハイ |
まずは缶酎ハイで試してみました。もちろんですが、酎ハイには炭酸が入っていますが、一体どうなるのでしょう。
あ、あ、泡が出る!だけどすぐに消えてしまう……。
なんということでしょう。確かに酎ハイに『コク泡』を使用すると、注ぐ瞬間は電子音とともに白い泡が出るのです。一瞬はグラスの上部が泡アワになり、「これはイケた」と思うのですが、すぐに泡はかき消えてしまいます。考えてみると、チューハイの泡って残らないもんなぁ。少しがっくりきてしまいましたが、気を落とさず次に挑戦です。
『コク泡』×微炭酸マッコリ |
お次は発泡性が少しあるマッコリです。マッコリはさらに乳製品という特徴がありますが、どうなるでしょうか。
泡、泡、泡……。とてもいい感じに泡が注ぎ込まれています。
フローズンのようなきめ細かい泡を出すことに成功しました。少し持続性もあり、味は甘さが増したような感じでした。
『コク泡』と微炭酸マッコリの相性はグッドでした。ふんわりと泡をつくることができ、デザートのように甘くてまろやかな味わいを楽しむことができます。ただし、ビールまでは泡は持続しません。が、それでもチューハイよりは泡が長持ちするのがうれしいです。女子受けすること間違いなしのおいしさで、今回の実験でイチバンの収穫になりました。
『コク泡』×お茶割り |
最後は焼酎のお茶割りです。こちらはもちろん炭酸は入っていません。
残念なことに、泡スイッチをオンにしてもいっこうに泡が出ません。普通の液体が出てくるばかりです。
お茶割りの場合は特に『コク泡』を使っても特に泡立ちませんでした。
実験は以上です。いかがだったでしょうか。『コク泡』は通常どおり缶ビールで使用すると、フワッフワの長持ち泡を出すことができる。マッコリと意外に相性がよい。チューハイの泡はすぐに掻き消えてしまう。お茶割りだと無反応である、などがわかりました。
しかしそもそも、超音波で泡をつくるということは、微妙な振動を発泡性の液体に加えて泡を出しているということ。だから、もともと発泡性ではない液体に『コク泡』を使っても泡がつくれるわけなどありません。そう気が付いたのは実験の翌日のこと。実験の後はというと、勢いづいてしまい最後には日本酒まで取り出してヘベレケに……。
なにはともあれ、ビールの泡最高! 超音波バンザイ! 『コク泡』バンザイ!
●製品名:コク泡
●型番:GH-BEERB
●メーカー名:グリーンハウス
●直販価格:3132円
関連サイト
●グリーンハウス
2,195円
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