PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』のゲームレビュー連載、第23回目はメロディーを聞いて音のピースを当てはめていく音感パズルゲーム『Circuits』を紹介する。
『Circuits』
●Digital Tentacle
Steam販売ページ(関連サイト)
Circuitsは短いメロディーを聞いて、そのメロディー通りになるように音のピースを当てはめていく音感パズルだ。絶対音感があるとラクなのだろうが、別になくても遊べるぞ!
もちろん音のパズルなので、ヘッドフォン推奨だ。
問題は全部で25レベル用意されている。
■ メロディーを組み立てよう!
まずはルールを覚えよう。まあレベル1“The First Spark”がチュートリアルになっているので、肩に力を入れる必要はないが。
パズルが始まったら、最初に左下の再生ボタンをクリックしてメロディーを聞こう。さすがにメロディーを聞かないと問題は解けない。
再生ボタンを押すと、何も当てはまっていないメロディーライン上を白い線が伸びていき、線が丸い部分に到達するたびにキレイな音が聞こえてくる。
その音を、よく覚えておこう。
メロディーを聞いたら、次に画面下にある音のピースを聞いてみよう。クリックすると、そのピースがもっている音が流れる仕組みになっている。
あとは聞いた音がメロディーラインのどの部分で流れていたかを、ドラッグ&ドロップで当てはめていけばいい。
ただし、当てはめただけでは正解かどうかはわからない。
全てにピースを当てはめたあと、最後にメロディーライン上の再生ボタンをクリックして聞いてみよう。
ピースの位置が正解だと“well done”と表示され、次のレベルに挑戦できるようになる。
自分のつくったメロディーが正しいのか、それとも違うのか。けっこうドキドキする瞬間だ。
もちろん、レベルが進むごとに問題は難しくなるぞ。
不正解の“Something is wrong”と表示されたときは「どこの音が違うんだ?これか?いやこれか!?」と迷わされること間違いナシ!
■ 複数あるメロディーライン
レベルが進んでいくと、2つ以上のメロディーラインが出てくるようになる。
異なる音が組みあわさるので聞いていてとても心地良いのだけど、解くほうとしてはたまらない。重なりあったメロディーを、この馬の耳でどう聞き分けろと?
もちろん、そういう人のために複数のメロディーラインはそれぞれ個別に聞けるようになっている。
2つのメロディーラインを単線で別々に聞き、ピースを当てはめていこう。
そして、最後にきちんとしたメロディーを再生するのだ。
ちなみに最初に正解のメロディーを聞いてしまうより、複数のメロディーラインがあわさった完成時のメロディーを聞くと、「こういう音楽だったのか!」とちょっと感動できてオススメだ。
「あの音とこの音、全然ジャンルが違うけどこれメロディーになるの?」と思っていた音が、あわせて聞いてみると美しい曲になっている。このおもしろさは、遊んでみないと分からないだろう。
まあそれも同じような音が何度も出てきて悩まされるようになるまでは、だけど……。
レベルが進むごとにどんどん難しくなってくるため、「こんなのもう解けん!」と投げ出したくなるが、ちょっとの音感と、ものすごい根気さえあれば誰にでもクリアー可能だ。
クリアーまでの目安は3~5時間前後。じっくりやれば長くかかるし、「とりあえずこれじゃねーの?」と、あたって砕ける戦法で適当にやってもそれなりに解けたりするぞ。
用意されているメロディーは決して単調ではなく、幻想的なものやサイバーなものまで色々なメロディーが奏でられるので、音楽が好きな人は遊んでみて欲しい。なかなかに耳を楽しませてくれる良い作品だ。
『Circuits』
●Digital Tentacle
●2.99ドル(2014年4月18日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows、Mac、Linux
ジャンル カジュアル、独立系開発会社
●著者
篠原 修司
Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
個人ブログ:デジタルマガジン
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