Androidアプリのプログラミング環境「AndroidScript」をご存知だろうか? 最大の特徴は、ウェブサイトやウェブアプリ開発などに用いられるJavaScript言語を採用している点にある。
JavaScriptを使いながらも、独立したAndroidアプリに近い機能や使い勝手を実現したプログラムを実装可能。JavaScript言語の学習用としても適している。現在はベータ版のため、無料で利用でき、搭載されている機能の完成度は高い。
AndroidScriptには、詳しいドキュメントと豊富なサンプルコードが付属している。これに含まれる「Alert」や「LoadText」といった単一機能のサンプルコードは、その場で動作を確認し、コピーして自分のプログラムに張り付けるといったことも可能だ。
これらのサンプルを順に試し、どのような仕組みになっているかを確かめていけば、独自のアプリを作る際に非常に参考になる。早速、サンプルコードを動かしてみよう。ここでは、Androidデバイスとして「Nexus 7」の2013モデルを使用している。
(1)「HelloWorld」を動かしてみる |
Google Playストアで「AndroidScript programming IDE」をダウンロード。「Hello World」というサンプルアプリが登録されている。アイコンをタップしてアプリを起動しよう。
(2)Macからリモートコントロール |
ツールバーにある上下矢印ボタンをタップするとURLが表示されるので、それをウェブブラウザーに入力すると、MacやパソコンからAndroidScriptをリモートコントロールできるようになる。
(3)サンプルプログラムを開く |
Androidデバイス側でツールバー右端の「Samples」ボタンをタップすると、アプリのサンプルプログラム一覧が表示される。現状で40本を超える数のサンプルが格納されている。一覧の中の「GamePong」をタップしてみる。
(4)サンプルコードを動かしてみる |
ソースコードの下のツールバーにある「Run」ボタンをタップし、GamePongを動かしてみた。デバイス本体を左右に傾けてパドルを動かす。動きはかなりスムーズだ。
MacPeople 7月号(5月29日発売)の「ロードテスト」(Nexus 7 2013)では、「AndroidScript programming IDE」を使って現在の日時を表示する、簡単なアプリの作成方法を紹介しています。本アプリに興味を持った方は参考にしてください。
また、MacPeople7月号(5月29日発売)は、巻頭特集の新MacBook Air速攻レビューのほか、現行マシンを改造パワーアップ特集、まもなく表参道店オープンと噂されるアップルストア特集、YouTube動画作成術、デベロッパーに聞くスマホアプリの最新トレンドなどが掲載予定。 電子版なら気になるキーワードでの検索ができるほか、紙より少しお得ですよ!
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