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地方ライターなのにLINEスタンプ作製に挑戦する その2:やればできるもん篇

2014年05月23日 15時30分更新

 前回の告知記事(関連記事)で、「ダウンロードしたい!」という読者様の声から「いつの間にかスタンプ候補になっている……」という業界関係者の皆様まで、多くの反響をいただいております『週アスPLUS執筆ライターLINEスタンプ』プロジェクト。

 地獄副変ACCN氏と地方ライターのKSGK甲斐が内輪で盛り上がり、勝手に関係者の皆様を巻き込みつつ、製作快調でございます。苦労してるのは似顔絵アーティストのakko mark.ちゃんだけでございますが(キリッ

LINEスタンプ

↑下絵です。あぁ! このキャラクターは!

 さて、LINEスタンプの販売にこぎつけるためには、LINE Creature Marketに登録して40個1セットのスタンプ作製しなければなりません。しかも画像は背景透明のPNGフォーマットとなります。今回、イラストはakko mark.ちゃん、そして画像のスタンプ化は元グラフィックデザイナーのKSGK甲斐で作業を分担して行なっております。

・イラストを描く(akko mark.)
・スキャンしてJPEGデータ化(akko mark.)
・Dropboxの共有フォルダに保存
・イラストデータと文字データを再レイアウトしてPNGデータ化、再度Dropboxの共有フォルダーで保存(KSGK)

 この作業の繰り返しで40個をつくるという、まさに気の遠くなる3000里の旅みたいなことをしているのです。執筆している現時点では、母の姿は未だ見えずです。

LINEスタンプ

↑Dropboxの共有フォルダが役にたってます。

 こういう分業性のクリエイティブな作業では、Dropboxがいかんなく利便性を発揮します。PCでもakko mark.ちゃんのiPhone 4Sでも、私のNexus 5でもデータを共有してやりとりができるのですから。場所も時間も問われず言い訳もできません。なんて鬼なのでしょう。ストイックすぎますね、Dropbox。

 私の作業といえば、Dropboxの共有フォルダで受け取ったJPEGのイラストデータからPNGフォーマットのスタンプデータへの再構築、イラストに文字や装飾を配置してスタンプ化する作業なのです。

 PNGフォーマット化作業はPCで行います。使うアプリケーションは『GIMP』(または『Adobe Photoshop』)です。背景の削除・透明化と色の調整、サイズの変更などを施して370×320ドットのデータを作製します。

LINEスタンプ

↑GIMPを使ってPNGフォーマットのスタンプをつくります。

 更に私はここでAdobe Illustratorを使い文字データや装飾を施してます。GIMPで行なってもいいのでしょうが、私がIllustratorでの作業が得意ということと、Draw系のイラストの方が画像データ化した場合にはっきりクッキリするので、あえてのIllustratorでの作業を施してます。

 基本的な作製のコツとしては、背景が透明なので、イラストと文字は白または黒の縁取りをする事です。これによって、背景が何色であっても見やすいスタンプになります。セリフや文字を配置したい場合はイラストと同等サイズで添えた方が、視認性が良さそうです。小さな文字などは、むしろLINE上では模様的な扱いで使った方が良いでしょう。

 もしもLINE Creature Marketを利用してオリジナルスタンプを作製して販売したいと思っている方がいらっしゃいましたら、是非参考にしてください。


 さてさて、ここからはスタンプ化されるキャラクターのお話を少し……。

LINEスタンプ

↑シルエットでドーンです。

 地獄副編ACCN氏の情け容赦ない提案により、スタンプ化されるキャラクターがガンガンに増えました。あの博士や背中にギターを背負ってそうな旅人、もじゃもじゃな先輩やWindowsPhone大好きなあの方までも……。更に、編集部のスタッフまで勝手にスタンプ化です! まさに○○総進撃です(失礼)。あ、関係者の皆様、KSGK甲斐は苦情受け付けていません。地獄副編ACCN氏までご連絡ください。私では小心者すぎて対応しかねます。

 さて、次回はいよいよ登録と審査、その結果をレポートする完結編です。スマホの地平〈がめん〉に覚醒〈めざ〉めるか、オリジナルスタンプ! 審査を通過し放たれるのか週アスPLUSキャラクター! 物語は感動しそうにもないクライマックスを迎えます。

■関連サイト
LINE Creators Market

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